ロクハンフルレンジスピーカー導入(まとめ編)

まとめ編 組立が終わったロクハンフルレンジの音だしを行い、その印象を紹介します。 音の第一印象 当初の目的にそって、先日完成したバランス入力パラレルシングルアンプ(S1605)で鳴らします。一方、私のリファレンススピーカーはNS-1000Mですが、比較し…

ロクハンフルレンジスピーカー導入(組立編)

組立編 前回の記事で選定したユニット、エンクロージャーを購入して組立ます。 記事タイトル補足 記事タイトルのロクハンですが、説明が漏れていました。これは16cmの口径のことで、6.5インチからきています。今ではあまり聞かない呼び方ですが、フルレンジ…

ロクハンフルレンジスピーカー導入(構想編)

構想編 製作完了したバランス入力パラレルシングルアンプ(S1605)と定位の良いフルレンジスピーカーで大編成の楽曲鳴らしてみたいと考えて常用できるフルレンジスピーカーの導入検討をします。 シングルアンプの音 繰り返しになりますが、製作完了したシン…

ツール紹介(番外編4)

番外編4 バランス入力シングルパワーアンプ製作が終わり一区切りついたので、考える時間をとるために番外編を入れさせていただきます。 ブログについて 今年(2016年)の6月26日にこのブログを初めて半年が経ちました。ブログは私にとって初めての経験で…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(まとめ編2)

まとめ編2 ハム対策が完了し、アンプの各部の動作確認が終わったので改めて音の比較を行います。本製作のしめくくりとして、まとめ編のまとめを行います。 改めて音出し ハム対策後の音を聴きましたが、対策前後で音の印象に変化はありません。前回の音聴き…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(まとめ編1)

まとめ編1 ハムの原因を特定し、対策を行い今回の製作のまとめを行います。 真空管アンプのハム ネット上に、真空管アンプのハムの話題がたくさんありますが、その中にプッシュプルに比べてシングルアンプはハムが発生しやすく、十分な対策が必要との書き込…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(製作編12)

製作編12 帰還抵抗を除き回路の組立が完了したので、通電確認を行い、問題なければ音出しをします。 アンプ通電確認 初段回路の実装が完了したので、初段管の12AX7をソケットに挿し電源オンします。真空管を挿したままひっくり返して通電したくないので、作…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(製作編11)

製作編11 気持ちを切り替えて改めて終段の単体動作確認を行います。また終段に所定の電流を流した状態で電源回路の確認も行い、残りの回路実装を進めます。 修正修理 0.47uF/450V仕様のパスコンをB1電源供給用のラグ端子部分に実装します。450V耐圧のフィル…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(製作編10)

製作編10 終段回路の実装を完了したので、終段単体動作確認を行います。ここにきてミスを連発させてしまい、恥ずかしい話ですがありのまま紹介します。アンプの特徴をストレートに表現するためにタイトルを変更しました。 終段単体動作 真空管を挿さずに電源…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(製作編9)

製作編9 終段回路の実装を完了させ、終段の単体動作確認の準備を行います。 回路実装用Lラグ端子の取り付け 前回記事のキャッチ写真には取り付け済みでしたが、説明が漏れていました。終段の真空管自己バイアス回路部品実装用に6極のLラグ端子を終段真空管…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(製作編8)

製作編8 前回製作した電源基板から各ブロックへの電源供給部と、終段の実装を開始します。 電源の供給 電源回路が完成したので、各ブロックへ電源供給用の端子をつくります。具体的にはB1,B2,GND供給用に複数の端子をLラグ端子を使って作ります。B1とB2は供…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(製作編7)

製作編7 基板上へC電源回路から実装を行っていきます。続けてB電源の実装も行います。 C電源実装 C電源は、三端子レギュレーターを使用した-5V電源です。トランスの低圧巻線はAC5Vしか残っていないで、倍電圧回路で三端子レギュレーターへの入力電圧を…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(製作編6)

製作編6 アンプの心臓部、電源回路の製作を行います。また、仕方なくリップルフィルタ用に購入したの面実装トランジスタの実装方法も考えます。 はじめに ディアゴスティーニなみの細切れの組立におつきあいいただきありがとうございます。それで、気になっ…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(製作編5)

製作編5 シャーシへの大物部品の取り付けが完了したので、配線を行っていきます。 配線の進め方 私の真空管アンプ製作は昨年(2015年)の12月に木村哲さん著の「情熱の真空管アンプ」という本を購入して、勉強したところから始まりました。それまでは「真…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(製作編4)

製作編4 シャーシ加工が完了したので、トランスの取り付けを行い続けて配線の準備をします。 チップジャック 今まで説明してなかったので、トランス搭載前に簡単に紹介します。本アンプでは、赤3個、黒3個の計6個のチィップジャックを取り付けました。組…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(製作編3)

製作編3 前回に引き続き、シャーシ加工を行います。今回はシャーシ加工最大の難関上面の加工です。 加工図 設計編3でシャーシ上面の加工図を掲載しましたが、S1503(EL34pp)と大物部品が共通でケースも同じものを選択したことから、加工図をそのまま流用…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(製作編2)

製作編2 前回引き続きシャーシ加工を進めます。今回はリアパネル加工を行います。 リアパネル 取り付ける部品は、フロントパネルとは異なり数も多く、穴径も大きい上に丸穴以外の加工が必要なため、フロントパネル加工よりも数段手間がかかります。取り付け…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(製作編1)

製作編1 ざっと部品を集めて、加工図を元にシャーシ加工を進めます。 部品発注 トランスはメーカーダイレクト(ノグチトランス、ソフトン)に、リードのケースは若松通商に、それ以外の部品は秋月電子とマルツオンラインへ発注しました。概ね予定したものが…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(設計編4)

設計編4 終段ロードライン設計の誤りに気づき、設計を全て見直しました。 設計の誤り パラレル駆動の設計は今回初めてという事もあり、通勤電車の中で真空管の動作をつらつらと考えていたところ、先に行ったロードライン設計に重大な誤りがあることに気づき…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(設計編3)

設計編3 今回はシャーシ設計を行い、それに従ってシャーシ加工の準備を進めます。 シャーシ設計 設計中のシングルアンプ(S1605)ですが、EL34pp(S1503)と出力トランスを除いてキーパーツが共通です。シャーシ加工図を作成するにあたって、唯一異なる出力…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(設計編2)

設計編2 前回引いたロードラインに従い、電源から具体的に回路設計を進めます。 電源回路設計 先に行ったロードライン設計から電源回路への要求をまとめます。・B1電源=215V・B2電源=225V, Iidel=160mA(ステレオ分)・C電源=-5V(電圧は5Vでなくても良い)…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(設計編1)

設計編1 前回の記事でまとめた設計構想に沿って設計を進めていきます。 基本回路 入力が12AX7の差動構成、終段がEL34シングルのパラレル構成で基本回路を作成します。初号機(S1503)のEL34pp機と真空管の構成は全く同じですが、終段の回路が異なります。こ…

バランス入力シングルパワーアンプ製作(構想編)

構想編 製作済みのプッシュプルアンプと聴き比べをしたいとおもい、シングルアンプ製作に向けて設計構想を開始しました。 シングルアンプ 今回のオーディオフェアの中で真空管アンプはシングルに始まり、シングルに終わる方が多いとの話を聞き、さらに実際に…

2016真空管オーディオフェア(番外編3)

番外編3 10/9~10/10に真空管オーディオフェアーが開催され、見学してきましたので感想を含めて紹介します。 真空管オーディオフェア 今年(2016年)の開催は第22回になりますが、開催場所はJRのお茶の水と秋葉原の丁度中間にある損保会館でした。今年の2…

2016インターナショナルオーディオショウ(番外編2)

番外編2 9/30~10/2国際フォーラムで開催された2016インターナショナルオーディオショウの見学報告をします。今回はアンプメーカー3社の展示について感想を含めて紹介します。 株式会社トライオード 実はこの会社、私は良く知りませんでした。昨年末(2015…

2016インターナショナルオーディオショウ(番外編1)

番外編1 次はシンプルなシングルアンプの製作を検討していますが、充電期間を設けることもかねて、9/30~10/2の3日間国際フォーラムで開催された2016インターナショナルオーディオショウの見学報告をします。 東京インターナショナルオーディオショウ 1983…

小型スピーカーメンテナンス(FE103)まとめ編

まとめ編 スピーカーユニットの交換を行い音を聴きその印象を紹介します。 新旧スピーカーユニット 写真左がFE103で右がFE103Enです。フレームの形状は見た限り違いがありません。目に付く違いは、コーン紙とセンターキャップの色、センターキャップの形状、…

小型スピーカーメンテナンス(FE103)改修編

改修編 スピーカーの残りの仕様および改修について紹介します。 バスレフ方式 図は現品から起こしたこのスピーカーエンクロージャーの図面です。見てのとおりバスレス方式となっていますが、この方式はスピーカーユニット後面から発する低音をヘルムホルツ共…

小型スピーカーメンテナンス(FE103)構想編

構想編 私はフルレンジユニットを使った自作のスピーカーをもっていますが、無性に先に製作した真空管アンプ(EL34pp)を使ってボーカル曲を聴いてみたくなりました。このスピーカーは最近は踏み台やカメラの台にしか使っていないためメンテナンスが必要状態…

DCパワーアンプメンテナンスまとめ編

まとめ編 実際に音を聴き、メンテナンスの効果を確認します。 音聴き準備 私のシステムは、いままで紹介してきたとおり、フルバランス化されています。今回メンテナンスを行ったアンプはアンバランス方式なので、このアンプを接続するためにシステムの構成を…

DCパワーアンプメンテナンス改修編4

改修編4 アンプの部品交換、追加の配線を行いメンテナンスを進めます。 ブロック電解コンデンサの交換 NTKの電解コンデンサ実装時は、天板に電極が接触してショートすることを防止するために、電極に絶縁用のビニールテープを貼っていました。見栄えも悪く…

DCパワーアンプメンテナンス改修編3

改修編3 メンテナンス用に入手した部品について紹介します。 終段平滑用ブロック電解コンデンサ 発注したものはニチコンのLNTシリーズ47000uF/50V品です。チップワンストップへ9/1注文を確定させ、9/7に届きました。写真は届いた新品と現行品です。容量と耐…

DCパワーアンプメンテナンス改修編2

改修編2 交換用のブロック電解コンデンサの選定および他改修について紹介します。 終段平滑用ブロック電解コンデンサ選定 現状実装されているブロック電解コンデンサの仕様は下記のとおりです。この仕様に相当するものを探します。メーカー:NTK仕 様 :470…

DCパワーアンプメンテナンス改修編1

改修編1 アンプをばらして部品の状態を確認しながら改修を進めます。 基板の取り外し 基板を取り外すために詳細確認を行っていたところ、配線の噛み込みを見つけました。基板と放熱器に実装されたドライバ間の配線が、シャーシと放熱器に挟まれていました。…

DCパワーアンプメンテナンス構想編3

メンテナンス構想編3 メンテナンスを行うDCパワーアンプ仕様について前回先送りした部分を紹介します。 シャーシ下 次の写真はシャーシ下のものです。比較的太い線で電源が配線されています。ヒートシンク下にアンプ基板が配置され、ドライバおよび終段間の…

DCパワーアンプメンテナンス構想編2

メンテナンス構想編2 メンテナンスを行うDCパワーアンプの残りの概要を紹介します。 ヒートシンク L-ch用、R-ch用独立したヒートシンクそれぞれに終段およびドライバ用のトランジスタを取り付けています。終段はNEC製コンプリメンタリ品で今では珍しいメタ…

DCパワーアンプメンテナンス構想編1

メンテナンス構想編1 今回メンテナンスを行うDCパワーアンプの概要を紹介します。 このアンプについて メンテナンスするDCパワーアンプは学生時代に設計製作したもので、私にとっての本格的なオーディオアンプ1号機です。すでに製作から30年以上経過してい…

バランス変換ボリューム製作(製作編)

製作編 部品選定および製作、音だしとその後の調整について紹介します。 部品選定 ケースはタカチのUS-260LHを選定しました。 AMAZONで手軽に買えます。外装部品はケースを含めて、バランス方式ボリュームと同じですが、こちらの方が先に製作したので、部品…

バランス変換ボリューム製作(設計編)

オーディオ復帰 本ブログ記事の中で時期的に一番最初に遡ります。真空管アンプの製作の構想編でも書きましたが、オーディオに関連するローカルな会合に呼ばれて参加することに決めたことで、社会人になって遠ざかっていたオーディオの趣味に復帰することにし…

BTL_A級DCパワーアンプまとめ3

まとめ3 前の記事の最後で予告したとおり、気になる点と説明が漏れていた仕様について紹介します。 気になる点 このアンプの仕様は、電源をコンセントにつなぐと電圧増幅段の電源が入り、トグルスイッチオンで、終段の電源が入ります。運用上は、電力増幅段…

BTL_A級DCパワーアンプまとめ2

まとめ2 真空管アンプEL34_A級ppアンプとの比較を行います。前半は設計を中心に、後半は音の印象の比較を行います。 設計まとめ 前回の記事で紹介した電源の対策を反映した電源の回路図を改めて掲載します。電力増幅段の平滑用コンデンサとして、導電性高分…

BTL_A級DCパワーアンプまとめ1

まとめ1 前回発覚した音質問題の改善検討およびその結果を紹介します。 音質の改善検討 前回の記事で紹介した、重低音が遅れて聴こえる症状の改善のために、電力増幅段中音域周波数帯の電源インピーダンスを下げる対策を行います。対策部品の候補として、下…

BTL_A級DCパワーアンプ製作編6

製作編6 今回ようやっと2台の組立を完了し、とりあえずの音だし、その印象を紹介します。 エージング 片ch分を組み上げてエージングがてら約1時間の音だしをしました。まずまずの印象です。午前中に音だしを終えて、午後に天板を閉める前に再度通電確認を…

BTL_A級DCパワーアンプ製作編5

製作編5 前回、アンプの通電確認を完了したので、次はトランス、基板のケースへの実装を紹介します。 フロントパネル はじめにトランス、基板の配置を決めますが、各部品と外装部品のクリアランス確認用にフロントパネルを組立ます。取り付ける部品は、トグ…

BTL_A級DCパワーアンプ製作編4

製作編4 前回NFBループに関する指摘を受け、部品配置を見直す方針としました。その具体的な対応結果および、基板通電確認について紹介します。その前に、真空管アンプ製作時に波形確認用として購入したポケットオシロを紹介します。 ポケットオシロDS203 こ…

BTL_A級DCパワーアンプ製作編3

製作編3 今回は、基板組立と放熱器へのトランジスタ取り付けについて紹介します 電圧増幅段用電源基板 回路のボリュームを考慮して、基板サイズを72 x 47mmとしました。要求電流が26mAと小さいことから、全波整流後のリップルも小さく押さえらるため、動作…

BTL_A級DCパワーアンプ製作編2

製作編2 今回は、ケースと放熱器について紹介します。 ケースの選定 A級アンプはアイドル時の発熱が最大となります。発熱量に見合った放熱器を選定して機外に放熱させる事は、アンプの寿命にとって大変重要です。ケースの選定では、必要なサイズの放熱器を…

BTL_A級DCパワーアンプ製作編1

製作編1 製作前に、トランジスタの選別を行いました。今回はその選別について紹介します。 トランジスタの選別 実際に使用するコレクタ電流に近い電流を流して、hfeとVbeの測定を行います。測定用にジグを作成したのでまずは紹介します。NPN用とPNP用で回路…

BTL_A級DCパワーアンプ設計編2

設計編2 本アンプの電源の設計方針から具体的な設計までを紹介します。 電源設計方針 構想編でも触れたとおり、A級BTL方式はホットchとコールドchの電源電流の和は一定となり、信号電流に依存しません。すなわち、音が電源回路の影響を受けにくいと考えられ…

BTL_A級DCパワーアンプ設計編1

回路 構想編で宣言したとおり、初段はFETの差動2段構成で、終段はコンプリメンタリパラレル構成でいきます。初段は、FETのVdsを押さえるためにカスコード接続とします。今回は小出力のBTL構成のため、電源電圧を低く押さえる事ができ、カスコード接続の効果…