DCパワーアンプ電源改良(構想編)

構想編 先日、絶縁トランスによるDCパワーアンプの唸り対策を行いましたが、完全に唸りをなくす事ができなかった為、追加の対策を検討します。合わせて電源の改良も行います。 対象のDCパワーアンプ NS-1000Mマルチアンプシステムのウーハーチャンネルを担当…

真空管アンプのハム対策(番外編35)

番外編35 真空管HPアンプのハム対策を続けます。 トランスの取り付け向きの変更 ネット上の情報に従って、出力トランスの取り付け向きを90°回転させて効果の確認を行ってみます。取り付けネジを外して向きを変更しようとしましたが、配線長が足りずにそのま…

真空管アンプのハム対策(番外編34)

番外編34 EL34ppアンプのハム対策を続けます。 EL34pp負帰還回路残骸 写真はEL34ppアンプの初段配線部です。写真ではわかりにくいですが、負帰還回路がそのまま残されていて、帰還配線が外されてショート防止の為にセロテープで絶縁された状態となっています…

真空管アンプのハム対策(番外編33)

番外編33 EL34SGLパワーアンプのハム対策検討の続きを行います。 新たな対策検討 前回は、入力回路配線変更と銅板によるシールド対策が期待した程の効果がなかった為、新たな対策を検討します。前々回の記事の最後に書いた透磁率の高い材料を磁界を誘導する…

真空管アンプのハム対策(番外編32)

番外編32 今回はマルチアンプシステムのスコーカーチャンネル用のEL34SGLパワーアンプのハム対策を行います。 EL34SGLパワーアンプ状況 製作後の確認で、スコーカーに耳を近づけるとハムが聞こえましたが、リッスニングポイントでは聞こえないレベルだったの…

真空管アンプのハム対策(番外編31)

番外編31 2台の真空管アンプのハム対策を行います。 対象のアンプ 1台目は先日製作を完了した真空管ヘッドフォンアンプです。能率の高いヘッドフォンに変えた事で追加対策が必要となりました。2台目は、以前から記事で触れていましたが、マルチアンプシス…

真空管HPアンプの製作(まとめ編)

まとめ編 アンプが完成したので、音質比較をした後、設計を改めてまとめます。 音質比較 比較対照は、先に製作したBTL方式A級DCヘッドフォンアンプです。比較に入る前に簡単に紹介します。回路は入力がDual J-FETのカスケード接続の差動アンプです。2段目は…

真空管HPアンプの製作(製作編15)

製作編15 製作が完了したので、設計のまとめ、音聴き、測定を行うつもりでしたが・・・。 設計のまとめ 製作の最後で何点か設計変更したので、設計情報をアップデートします。最初にアンプの回路図を更新します。変更点は以下のとおりです。 ・帰還回路の追…

真空管HPアンプの製作(製作編14)

製作編14 ハム対策を継続します。 ハムの原因の特定 ハムの音をよく聴いてみると、低周波成分はL/Rで同レベルで、ジーという高調波成分はL-chの方がやや大きく聞こえます。この状態で各部配線や部品に触ってみてノイズの変化から原因を特定してみます。トラ…

真空管HPアンプの製作(製作編13)

製作編13 動作確認を完了させて、前回の記事の最後で触れたハムの対策をします。 動作確認残り ハム対策の前に、残り2点の動作確認を行います。最初に入出力の位相確認です。入力をUSB-DACに接続し、ヘッドフォンを接続して電源オンします。EIAJのTEST CDを…

真空管HPアンプの製作(製作編12)

製作編12 配線が完了したので、通電確認から再開します。 通電確認 まずは、終段の真空管を装着せずに通電確認を行います。確認ポイントは終段真空管用のソケットの各端子電圧です。その際に終段のIpバランス調整機能の動作確認も合わせて行います。それでは…

真空管HPアンプの製作(製作編11)

製作編11 終段の配線から再開します。 終段の配線 前回実装した基板のカソード、-5V、GNDの配線を行います。L-chは電源ターミナルが基板の脇にあるので5VとGNDの配線は容易です。 カソード配線は、終段の2つのカソードを接続して、その一方に配線しました。…

真空管HPアンプの製作(製作編10)

製作編10 初段の配線が終わったので、終段用のバイアス基板の実装を行います。 バイアス基板 バイアス基板には2つの回路を実装します。1つ目は、終段のIpのバランス調整用の回路です。終段の2つのグリッド電圧のバランスをボリュームとC電源を使ってとり…

真空管HPアンプの製作(製作編9)

製作編9 電源基板の実装と通電が完了したので、初段から配線を再開します。 電源ライン配線 初段の配線前に、電源系ラインの残りを配線します。具体的には、電源用ラグ端子板へB電源の配線と、電圧モニタ用のチップジャックへB電源とGNDの配線です。初めに…

真空管HPアンプの製作(製作編8)

製作編8 B電源の配線を行い、電源の通電確認を行います。 基板外部回路の実装 初めに平滑用コンデンサの実装と配線を行います。560uF/400Vの電解コンデンサは実装済みなので、0.47uF/450Vのフィルムコンデンサを並列に接続して基板端子台へ配線します。Lラ…

真空管HPアンプの製作(製作編7)

製作編7 ヒーター回路の実装が終わったので電源回路を実装します。 電源回路 改めて電源回路を掲載します。 電源はプレート用175V電源(B電源)とバイアス用-5V電源(C電源)の2系統です。実装する基板のサイズは47x36mmです。従って、大型の電解コンデン…

トランス唸り対策(番外編30)

番外編30 ウーハー駆動用のA級BTL方式DCパワーアンプのトランスの唸りを絶縁トランスを使って対策します。 絶縁トランス落札 数日して、想像よりも数倍大きく重いダンボールが届きました。 箱を開けて中身を取り出します。 手前にコテを置いたので大きさがわ…

トランス唸り対策(番外編29)

番外編29 真空管HPアンプを製作中ですが、2回に渡り1000Mマルチアンプ駆動システムのウーハー駆動用のA級BTL方式DCパワーアンプのトランスの唸り対策を行います。 1000Mマルチアンプ駆動システムその後 大げさなシステムとなってしまいましたが、バランス3w…

真空管HPアンプの製作(製作編6)

製作編6 電源の一次配線が完了したので真空管のヒーター配線から再開します。 ヒーター配線 改めて電源回路を掲載します。 トランスのヒーター巻き線は2つあり、一方は6N6P用で他方は12AX7と-5V電源用です。巻き線の位置は写真のとおりです。 写真上側が電…

真空管HPアンプの製作(製作編5)

製作編5 シャーシへの大物部品の取り付けが終わったので、その他の部品を取り付けて配線を開始します。 出力トランスの確認 組立に入る前に、出力トランスの確認を行いました。バランス出力する為に、8Ω出力用のタップをセンタータップとして利用し、16Ω出…

真空管HPアンプの製作(製作編4)

製作編4 シャーシの穴開け加工が終わったので部品を取り付けます。 真空管ソケット取り付け はじめに真空管ソケットを取り付けます。ソケットは以前の製作時にアマゾンで購入したものの残りです。8個セットだったもので、2台のアンプ製作で4個を使用し、…

真空管HPアンプの製作(製作編3)

製作編3 シャーシ加工で最後に残ったシャーシ上面の加工を行います。 加工準備 シャーシ上面に取り付ける大物部品は以下のとおりです。 ・電源トランス ・出力トランス2個 ・真空管ソケット4個 ・基板3枚 ・チップジャック4個 上記以外の部品は、後で現…

真空管HPアンプの製作(製作編2)

製作編2 フロントパネル加工の次は、リアパネルの加工を行います。 リアパネル加工準備 リアパネルに取り付ける部品は以下のとおりです。 ・ハンドル2個 ・XLRパネルコネクタ2個 ・ACインレット ・ヒューズホルダ リアパネル加工図を再掲載します。 フロ…

真空管HPアンプの製作(製作編1)

製作編1 シャーシ加工図の作成が完了したので、フロントパネルから加工を開始します。 フロントパネル加工準備 ケースからボンネットとボトムカバーを取り外して、加工対象のシャーシ単品にします。 過去に使用したケースよりも10mm薄いだけなのに、すごく…

真空管HPアンプの製作(設計編4)

設計編4 シャーシの加工図を作成します。 MK-350 注文したリードMK-350が届きました。専用の箱に入っています。 開けてみるとビニールに入れられたのみで一切の緩衝材はありませんでした。ごみの発生がなくて、梱包の理想ですね。以前に使用したMK-380より…

真空管HPアンプの製作(設計編3)

設計編3 電源設計が完了し、ロードラインが引けたのでアンプの回路を確定させます。続いてシャーシの選定してシャーシ設計を開始します。 アンプ回路設計 下記はEL34ppアンプの回路図です。 この回路を踏襲して設計します。具体的な変更点は以下となります…

真空管HPアンプの製作(設計編2)

設計編2 前回選定した真空管でロードラインを引いてみます。 終段のロードライン 前回の記事の出力トランスの選定で検討したパラメータを前提としてロードラインを引いてみます。仮にIp=15mAとすると、出力トランスの一次側の交流の最大電流は+/-15mA(Ipma…

真空管HPアンプの製作(設計編1)

設計編1 キーパーツの選定から設計を開始します。 真空管の選択 今回の製作の一番のキーパーツ、真空管を決めます。構想編でリストアップした項目のうち、真空管の選定に関連する項目を再掲載します。 ・終段はプッシュプル構成とする ・終段を含めて3極管…

真空管HPアンプの製作(構想編)

構想編 バランス方式の真空管ヘッドフォンアンプの製作を構想します。 現状のヘッドフォン再生環境 バランス押しの私としては、ヘッドフォン再生環境もバランス化すべきと考えて2017年に環境構築しました。「A級バランスHPアンプ製作」(2017-07-11~)で紹…

1000Mのマルチアンプ駆動(まとめ編)

まとめ編 1000Mのバランスマルチアンプ駆動システムの構築が完了したので音を聴いてみます。 レベル調整 前回、測定結果上でフラットとなったボリューム位置にシールを貼ってマーキングしました。このポイントを目安に聴感で微調整したいとおもいます。シー…