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DCパワーアンプメンテナンス改修編3

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改修編3

メンテナンス用に入手した部品について紹介します。

終段平滑用ブロック電解コンデンサ

発注したものはニチコンのLNTシリーズ47000uF/50V品です。チップワンストップへ9/1注文を確定させ、9/7に届きました。写真は届いた新品と現行品です。容量と耐圧は現行品と同等ですが、高さ寸法が約10mm小さくなっています。技術の進歩による差であればいいですが、妥協の産物ではないことを祈ります。ブラックボディーに白いフォントでメーカー&容量表示のシンプルなデザインがいい感じです。捺印を正面にしたときの電極の配置が現行品と逆なのが少し残念です。まあケースに収めてしまえば見えないので気にしないことにします。実装前にESR値の測定を行います。表は実装されていたNTK品との比較結果です。新品なのにどうして?という結果となりました。何か情報はないかとネット検索をしたところ、日本ケミコンのテクニカルノートにありました。原文を転載します。

「長期間放置された製品は、電圧処理を行いますと、電解液により酸化皮膜が修復され、漏れ電流は放置前のレベルに戻りますので、電圧処理をおすすめします。・・・
電圧処理をする場合は、コンデンサに直列保護抵抗(約1kΩ)を介して、30~60分間定格電圧を印加してください。」

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早々に電圧処理を行ってみました。印加電圧は電源の関係で約37Vとしています。約30分電圧印加して、その後保護抵抗を使って放電させました。放電後に端子解放すると、電圧が徐々に高くなる現象を確認しましたが、この状態では測定結果に影響がありそうなので、放電状態で1晩放置することとしました。この現象についてもテクニカルノートに説明がありました。再起電圧と呼ばれる事象で、コンデンサに電圧を印加すると、誘電体が分極しますが、分極の速度の早いものと遅いものが存在し、遅いものの分極が電圧印加をやめた後となる結果、端子に電圧が発生するとの説明です。電極解放後10~20日後くらいがピークとなるとの事ですが、残念ながら私の理解を越えたメカニズムです。話を戻しますが、放電状態で一晩放置し翌朝測定を行った結果を表に併せて記載しました。1つは明らかに改善しましたが、もう1つは変化がありませんでした。電源の関係で定格電圧(50V)が印加できなかった事が1因かもしれませんが、後は組み込み後に音を聴いて判断したいとおもいます。

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VUメーター照明

前回紹介したVUメーターの照明ですが、点灯用に終段用の+/-電源から電流をとります。流す電流は40mAと大きくはありませんが、電圧が40Vもあり電流制限抵抗で約1.6Wの電力を消費させる事になります。この消費電力を考えると、電源片側(たとえば+電源)から供給した方が都合がいいですが、+とー電源の負荷のアンバランスを避けるために、あえて+/-電源からの供給としています。発熱を分散させるために、470Ω/3Wの抵抗を直列に接続して実装することとします。消費電力が大きいことと、たまたま未使用のトグルSWが正面パネル(パネル上にはGAINと表示)についていたことから、このSWを照明用のSWとして流用することとしました。照明を点灯させてみて音への影響がなければ常時オンで運用したいとおもいます。

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あとがき

私は遠距離通勤をしているので、記事を書く時間は通勤電車の中で十分確保できますが、逆にウイークデイに作業時間がほとんどとれないため、記事がリアルタイムに追いついてしまった後は、2つの記事分の作業を週末に行ってきました。このような対応で記事のアップを中2日~3日をキープしてきましたが、今回は部品(ブロック電解や他パーツ)の入手に時間がかかってしまったため。作業のストックがつきて記事のアップ間隔をキープできませんでした。やりたい事は山ほどあるのにうまくいかないものです。気長におつきあいいただけるとありがたいです。

 

つづく(メンテナンス改修編4)