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DCパワーアンプメンテナンス改修編4

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改修編4

アンプの部品交換、追加の配線を行いメンテナンスを進めます。

ブロック電解コンデンサの交換

NTKの電解コンデンサ実装時は、天板に電極が接触してショートすることを防止するために、電極に絶縁用のビニールテープを貼っていました。見栄えも悪く、メンテナンス時にテープの粘着材でべたつくため、この対応は止めました。幸い交換するニチコンのブロック電解コンデンサは、高さ寸法が約10mm低くなっているため、取り付け用のバンドのコンデンサ下端からの位置を現行品に合わせることで、端子の位置を10mm下げることができます。唯一残念なのは、取り付け状態をケース上から見た時にブロック電解コンの存在感が減ってしまった事です。取り付けは、正面から見て端子を左から+ー+ーと現行状態にあわせましたが、前回説明したとおりコンデンサの捺印が後ろを向いてしまいました。どちらもカバーをしてしまえば見えないので気にしない事にします。

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仮通電

配線を元通りに戻して、仮通電します。まずはコンセントをつなぎ、スタンバイ状態でドライバより前段の電圧を一通り確認します。問題なさそうなのでトグルSWをオンし、終段の電源を入れます。終段の電圧は約22Vと交換前よりも若干高くなっています。所定のアイドリング電流が流れていることを確認し、電源のリップル波形を確認しました。写真は+電源のリップル波形です。参考に交換前の波形も再度掲載します。リップル自体やや下がっていますが、それよりも気になっていた充電から放電への切り替わりタイミングの電圧の急峻な低下が見られなくなりました。ー電源も確認しましたが+電源と同様の改善が確認できました。この変化からブロック電解コンデンサ交換の効果への期待が高まります。

After

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Before

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VUメーター照明配線

前回の記事で、電流制限抵抗の発熱を緩和するために470Ω/3W品2個を直列接続する事としました。取り付け場所は、照明SWの両端子へそれぞれハンダ付けし、反対側をカットした基板で受けて空中配線の強度を高めます。(本記事キャッチ写真参照)配線は、先ほど交換したブロック電解の+とーへ行いますが、束線はインシュロックタイ使用したので、製作当時に使用したビニール線と混在となりました。

その他の対応

基板2枚を固定しているスペーサーは、今ではあまり見かけないベークの丸棒の両端にタップが切られたものが使用されていました。全部で8個ありますが、ネジバカになっているものが2個あったので、この機会に金属製のスペーサーに交換しました。製作当時には金属スペーサーは無かったのでしょうか?

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メンテナンスまとめ

まだ、交換用に購入した部品(スピーカーターミナル、RCAジャックなど)が残っていますが、早く音を聴いてみたい衝動にかられたため、一旦メンテナンスをまとめることとしました。今回メンテナンスで行ったことは以下のとおりです。
・電圧増幅段基板上の電解コンデンサ(100uF/50V)4個の交換
 ルビコン一般品からニチコンオーディオ用FG品に変更
・電力増幅段電源の平滑用電解コンデンサ2個の交換
 NTK47,000uF/50V品からニチコンLNT47,000uF/50V品に変更
・VUメーターの照明追加
 白色LEDで代替えランプを製作。SWでオンオフ可。
・基板固定用のスペーサー8個の交換
 ベーク品からメタル品に変更
・その他
 配線挟み込みの解消、クリーニング

当時のこだわりとして、配線には比較的太い線材が使用されていますが、そのハンダ付けは意外に丈夫で当時のスキルに自分ながら関心しました。先に紹介したBTL A級DCアンプでは、組立直後にハンダ付け起因の不良が2回発生しましたが、今回メンテ後のハンダ付けの心配はなさそうです。次回は実際音を聴きメンテナンスの効果を確認します。

 

つづく(まとめ編)