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DCパワーアンプメンテナンスまとめ編

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まとめ編

実際に音を聴き、メンテナンスの効果を確認します。

音聴き準備

私のシステムは、いままで紹介してきたとおり、フルバランス化されています。今回メンテナンスを行ったアンプはアンバランス方式なので、このアンプを接続するためにシステムの構成を変えます。送り出しのUSB-DACにはアンバランス出力もあるため出力をこちらに切り替えます。ボリュームは、現状リモコンユニットとして流用しているエルサウンドのパッシブプリを復活させます。リモコン機能を使うためには外へ取り出したボリュームのモーター駆動用の信号を内部のボリューム用モーターへ戻す必要がありますが、音だしを優先させるため、この改造は別途として今回はマニュアル操作で使用します。

メンテナンス前後の音

メンテナンス前の状態でも音は出ましたが、もしや高域で発振しているのではと疑ってしまうようなざわついた感じの音でした。一応改造前に発振の確認はしましたが、ざわついた感じの音の原因は発振ではありませんでした。中音域の艶やかな表現もできない状態となっていました。メンテナンス後、早速いつものとおりボブジェームスBJ2を聴いてみます。メンテナンス前のざわついた感じはなくなり、バックのストリングスもいい感じに鳴っています。低音は、BTLアンプの強引に駆動する感じとは異なり自然な感じに鳴ります。

このアンプの終段のエミッタ抵抗は0.22Ωとしています。 一方前に紹介したBTL方式のアンプは、終段はパラレル接続ですが、トランジスタのばらつき吸収のために、エミッタ抵抗を0.47Ωとしています。BTL方式は終段のトランジスタがスピーカーに対して直列に2つ入ることになるため、裸特性上の出力抵抗は今回メンテナンスしたDCアンプの方が低くなっていると考えられます。その上に終段のトランジスタはエミッタバラストトランジスタのため内部に75個のトランジスタが並列接続されているともいえます。そう考えながら聴いてみると、その特徴が低音の駆動に現れているように聴こえてきます。

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中高音域の奥行き感もいい感じに表現できています。終段がハイftのトランジスタの効果なのか、ボリュームをパッシブプリとしたことで、USB-DACとパワーアンプ間のアンプの段数がBTL方式のアンプを使った時と比べて1段少ない(パッシブプリはVrが入るだけで直結)事のに起因しているのかも知れません。その後は、山下達郎のベストアルバムを引っ張り出して、70年代後半から80年代前半の曲を聴きました。スピーカーも当時のままということもあり、ほんと懐かしい音です。当時のいろんな事が頭の中に浮かびます。五感と記憶が繋がっていることを改めて実感しました。さらに遡って時間を忘れていろいろ聴いてしまいました。尚、メーター照明の音への影響ですが、私の耳では聴きとれなかったので常時オンで運用することとしました。

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部品の残り

写真のとおり、スピーカーターミナル、RCAジャックが残っています。どちらもそこそこの値段の物なので、早めに機会をつくり追加メンテナンスとして交換したいとおもいます。

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番外編

上記の音出しでは、ボリュームのリモコン機能が使えませんでしたが、後々の事を考えて簡単に復活できるようにしておきます。本当はリアパネルに穴を開けてジャックを取り付けたいのですが、スペースが狭く部品を取り付けた状態での穴開けは危険と判断し、見栄えは良くありませんが、ジャックを外だしとしました。これでバランス方式ボリュームユニットおよびアンバランスバランス変換ボリュームユニットのリモコンユニットとして使えて、すぐにパッシブプリのリモコン機能も復活させることができるようになりました。

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まとめのまとめ

今回のメンテナンスで、まだまだ20年くらいは使えそうな感触を得ました。このアンプも他の2台と違った鳴り方をしますので大事に使っていきたいとおもいます。今回も長々とおつきあいいただきありがとございました。

 

おわり