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バランス入力シングルパワーアンプ製作(製作編7)

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製作編7

基板上へC電源回路から実装を行っていきます。続けてB電源の実装も行います。

C電源実装

C電源は、三端子レギュレーターを使用した-5V電源です。トランスの低圧巻線はAC5Vしか残っていないで、倍電圧回路で三端子レギュレーターへの入力電圧を確保します。この電源は、初段のバイアス電流、終段のグリッドのバイアスおよび電源ランプに使用しますが、オーディオ信号が流れないので、部品にはあまりこだわりませんでしたが、最終段の電解コンデンサーのみオーディオ用を実装しました。残り2本分も買っていましたが、基板の実装スペースが厳しそうなので我慢しました。回路実装を完了させ、基板端子台を使ったトランス配線を行いました。配線は見た限り問題ありません。電源オンして-5Vが出力されることを確認し、続けて電源ランプ(LED)への配線を行い、電源オンで点灯することを確認しました。

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下の台は部品実装時に配線作業を安定に行うために段ボールとスタッドで簡単に作ったジグです。写真のように使用しますが、作業性が格段によくなりました。

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B電源実装

リップルフィルター用のトランジスタを専用の放熱器ではなく、シャーシに取り付けて放熱させるため、発熱を押さえる設計としています。具体的には出力電圧を調整して、トランジスタにかける電圧を低く抑えています。前回の記事で検討した方法でこのトランジスタをプラネジを使ってシャーシに実装します。高圧が掛かっているため、ショートの可能性がある部分は、チューブ+熱収縮チューブで保護します。

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すでにB電源の半分以上の部品は実装済みなので残りは今回採用した基板端子台とシャーシへ実装済みの部品の配線がポイントとなります。基板端子台は、タイコ製のピンヘッダに比べて電線の接続は楽になりますが、実装スペースが1.5倍以上必要になるので、端子台の配置に苦労しました。すべて配線が終わったら電源オンし、各部の電圧を確認しておきます。

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参考に無負荷時の電源の各部電圧を掲載します。(赤書きの値)結果のとおり、無負荷時は定格時に比べて電圧が高くなる部分がありますので、部品の耐圧に考慮が必要です。尚、回路図は設計編4で掲載したものの誤記修正と、その後の回路変更も反映しています。回路変更は、基板単体の通電後に電解コンデンサをディスチャージさせるためにC電源出力へ10kΩの負荷を追加しています。

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音の比較の準備

私のシステムのスピーカーはNS-1000Mです。密閉型の30cmウーハーをうまくならすにはアンプの駆動力が必要です。この為、常用のアンプは今年(2016年)製作したBTL A級DCパワーアンプ(S1604)としています。一方、今回のシングルアンプの製作の目的はプッシュプルアンプとの音質の比較なので、今からプッシュプルアンプの音に慣れ親しむために常用アンプをEL34ppアンプ(S1503)に切り替えました。久しぶりにこのアンプで音楽を聴きましたが悪くないです。音楽性という観点ではこのアンプの方が勝っているかもしれません。

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次回は各ブロックへの電源の供給部分と終段の実装を進めます。

 

つづく(製作編8)