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バランス入力シングルパワーアンプ製作(製作編9)

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製作編9

終段回路の実装を完了させ、終段の単体動作確認の準備を行います。

回路実装用Lラグ端子の取り付け

前回記事のキャッチ写真には取り付け済みでしたが、説明が漏れていました。終段の真空管自己バイアス回路部品実装用に6極のLラグ端子を終段真空管ソケットの手前に取り付けました。アンプ左側はフロントパネルのトグルSWと干渉するため、真空管に近い位置としています。

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つづいて初段のプレート回路部品実装用に4極のLラグを初段管の両サイドに取り付けました。初段管の手前側の6極平ラグは、アンプの入力回路・帰還回路部品実装用に取り付けています。この初段管部の構成は、先に製作したS1503(EL34pp機)と共通です。

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終段回路実装

関係する部品は、出力トランス、前回の記事内で作成したグリッドバイアス回路、EL34のカソードに接続する自己バイアス回路です。通電確認に備えて念のため出力トランスの二次側の配線も行います。終段管の自己バイアス回路のバイパスコンデンサーはオーディオ用電解コンデンサー100u/50Vと並列にS1503のカップリングコンデンサーとして使って悪くなかったCrossCapを用意しました。1uF/400V品で海神無線で1個298円といいお値段です。部品が大きい事が欠点ですが工夫してなんとか取り付けました。

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自己バイアス回路は、他に430Ω3W抵抗、100u/50Vのオーディオ用電解コンデンサを取り付けて完了です。左チャンネル側は、正面パネルに取り付けたトグルSWと電源ランプとのクリアランスが少ないため、実装に手間取りましたがなんとか収めました。後は5極管の3極管接続(グリッド2を100Ω3W抵抗を介してプレートに、グリッド3をカソードに接続)を行い、グリッド1に発信防止のおまじないとして2.7kΩの抵抗を介して、前回の記事で紹介したグリッドバイアス回路を接続します。Ip調整時のモニタ用に以前紹介したチィップジャックとそれぞれの真空管のカソードを接続します。赤色が正面から見て右側の真空管に接続しています。また、B1電源とGNDを電源基板横のチップジャックに接続して終段の動作確認に備えます。

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出力トランスの配線

1次側は、B1電源(青)と真空管のプレート(橙)へ配線します。B1電源端子は、シャーシを裏側から見て右側に配置しているため、右チャンネル(シャーシ側から見て左)側の配線が届かなかったので途中で継ぎ足して配線しました。1次側のもう一方は、パラレルシングル構成なので2本の真空管のプレートへ配線します。2次側は、スピーカーをバランス駆動するために100Ω3Wの抵抗を2本使って、仮想GNDを設けてGND配線しました。この構成はS1503と同じです。2次側巻き線にセンタータップがあればいいのですが、需要がないんでしょうね。さらに通電確認に備えて、スピーカーターミナルへ8Ωのダミー抵抗を接続します。実際には16Ω3W品を並列接続しています。

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EL34

今回も真空管は初段管を含めてアマゾンで購入しました。EL34はJJ Electronics社スロバキア産です。マッチド4本組で9514円でした。マッチド品は他に2、6、8本組があり、組数が上がると単価が少しづつ高くなっていました。マッチド品の外箱にはIpとgmの値が貼られています。今回の4本の特性は表のとおりです。このアンプではIp=40mAとする予定なので、測定値の相関が比較的取れると思います。

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次回終段真空管を実装して終段の単体動作確認を行います。

 

つづく(製作編10)