製作編3
ケースが届いたので、加工を依頼したリアパネルを組立て、部品干渉を確認しながらの基板配置検討の準備をします。
カスタムケース
見積もり確認後、正式発注(加工依頼)しましたが、待てどもカード決済手続きメールが届きませんでした。加工依頼時の商品発送予定日の2日前まで待って問い合わせをしたところ、手続きメールは1度発信済みとの事でしたが、再送いただきました。決済手続きが終わったのが水曜日のお昼休みでした。その後、niftyのwebメールで確認したところ、1度目の決済手続きメールが迷惑メールフォルダに保存されている事を確認しました。やれやれ。決済手続きが2日遅れた事で、当初の商品発送日(金曜日)が守られるか心配していましたが、金曜日に商品発送メールが届いたのでほっとしました。発送のキャリヤはヤマト運輸で、お届け希望日時指定メールが届いたので、すかさず土曜の午前中を指定しました。CADデータ添付の見積もり依頼をしてから12日でカスタム商品が届いたことになりますが、その週末の作業のやりくりを調整せずにすみました。
開梱
マルツオンラインを代理店としたので、外箱はマルツオンライン梱包で届きました。開けると中にタカチ電機の箱と「カスタム製品検査合格証」が入っていました。
いつも思いますが、タカチ電機ケースの梱包は大変コンパクトです。
箱を開けると、分解された各部品はビニール袋に入れられてコンパクトに重ねられています。緩衝材は一切ありません。
加工依頼したリアパネルは、フロントパネルと重ねられて袋に入っています。早速取り出して確認してみます。
XLRパネルコネクタ取り付け用の12個の穴が美しいです。自前で加工したらどの程度時間がかかったでしょうか?
XLRパネルコネクタ取り付け
XLRパネルコネクタを合わせてみます。
オス、メスともに無事に収まりました。が、しかし、固定用のビス穴がずれていて無理しないと、ネジが入りません。
写真のとおり、2個のネジ穴をそれぞれ中心に向かって広げる必要があります。これは、コネクタ現品をノギスで図って寸法出しをした事による誤差です。誤差を想定して、大きめの穴を指定すべきでした。仕方がないので、やすりで全24箇所を広げる事にしました。縦並びの2個分の穴を広げてコネクタが正しく固定できることを確認し、これを合計6回繰り返して12個のパネルコネクタが固定できるようにしました。さっそくパネルコネクタを取り付けてみます。
12個取り付けると壮観です。メス側のロック解除ボタンも違和感なく押せます。残りの、ヒューズホルダとACインレットは、仕様書に掲載された寸法を使用したので、おそらくこのような寸法ずれはおきないと思います。
ヒューズホルダ取り付け
取り付けの向きは、後の作業性を考慮して、パネルに近い側の端子が上になるよう取り付けました。
仕様書の指定どおりの穴寸法なので、さすがに装着不具合やガタはありません。
ACインレット取り付け
ACインレットも仕様書指定の寸法で穴加工をしたため、取り付け上の問題は特にありませんでした。
ひととおりの部品の取り付けが終わりましたが、リアパネル自体の重さも増していい感じとなりました。
部品干渉検討をするために、ボトムシャーシに取り付けてみました。
机上検討時よりも、パネルコネクタが内側に飛び出しています。基板配置検討が大変そうな感じです。次回は、部品干渉を考慮して基板の配置検討を行います。
つづく(製作編4)