チャンネルデバイダーのVR制御(製作編23)

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製作編23

ボトムシャーシの加工が終わったので大物部品の取り付けを行います。

電源基板の取り付け

前回加工した、ボトムシャーシにリアパネルを取り付けてから電源基板を取り付けます。基板固定用のスタッドへ電源基板を取り付けようとしたところ、基板の電解コンデンサとリアパネルのヒューズホルダが干渉して取り付ける事ができませんでした。

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現物確認も、ここまでくると節穴と言わざる得ません。気をとりなおして、スタッドの位置を変更して干渉を回避することにします。幸い、右隣のバッファ基板との間に余裕を取っていたため、スタッドを約5mm右にずらす事で干渉を回避しました。無駄な穴が4個開いてしまいましたが、気にしない事にします。

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スタッド位置を移動することで、ヒューズホルダと電解コンデンサ間にクリアランスが確保できました。

バッファ基板&ATT基板取り付け

電源基板の右隣にバッファ基板を取り付け、さらに右隣にATT基板を取り付けます。XLRパネルコネクタとの干渉は、現物合わせをしたので微妙に回避できています。

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但し、これらの基板を取り外す際には、リアパネルを外す必要があります。メンテナンス性を確保するために、リアパネルへの配線は余裕を持たせておきたいとおもいます。

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ここまで取り付けたところで、ATT基板の一部の配線をしていない事を思い出しました。一旦ATT基板を外して、追加の配線を行います。

ATT基板完成

ATT基板は、実装後の確認を早く行いたかったため、単体動作確認に不要な配線を残して単体動作確認を行いました。その後、残りの配線をせずに放置し、今に至っています。未配線部分は、制御信号をデージーチェーン接続するための出力コネクタへの配線です。

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写真中央の5極の端子台への配線です。5pin中の一番右はGND配線で、ここだけは配線されていました。残りの4端子への配線を行います。

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見栄えは良くありませんが、緑の電線で入力端子台とパラレル接続しました。せっかく基板を外したので、この基板に供給されている5Vと12V電源ラインに0.1uFのパスコンも追加しました。

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これでATT基板は完成です。改めてATT基板を再取り付けします。

トランス一次側配線

正面パネルを取り付けてから、電源の1次側の配線を行います。トロイダルトランスの1次巻き線には120Vタップがありますが、今回は使用しないため処理をします。適当な長さでカットして、以前にも使用した端末キャップ(2.5mm)を切断ポイントにかぶせて、インシュロックで固定しました。

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写真は、1本のみインシュロックで固定を行ったところです。続いてトランスの一次側の配線を行います。2個のトロイダルトランスの一次側の0Vの電線を2本からげてACインレットの一端に接続します。ACインレットのもう一方の端子は、隣のヒューズホルダと接続します。

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トロイダルトランスの一次側100V電線は、正面パネルの2回路のトグルSWへ接続し、トグルSWのもう一方の2つの端子は、一本の電線でヒューズホルダへ配線しました。

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トランス二次側配線

手前側のトロイダルトランスを、デジタル系電源用にしました。2つの二次巻き線をそれぞれ電源基板のデジタル系電源入力端子台配線しました。リア側のトロイダルトランス二次電線は、一方の巻き線の12V電線と他方の巻き線の0V電線をからげて、電源基板のアナログ電源回路入力用端子台のGND端子に接続しました。残る2本の電線をそれぞれAC入力端子に接続してトランス配線は完了です。

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次回は、配線が終わった電源回路の動作確認と残りの基板の実装を行います。

 

つづく(製作編24)