チャンネルデバイダーのVR制御(製作編31)

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製作編31

ATT基板2の制御回路部の配線の続きを行います。

ATT基板2配線続き

前回、GND配線まで行いました。このGND配線を使って制御信号入力のプルダウン抵抗を実装します。制御信号入力は、ATT基板3枚がパラレル接続されるため、プルダウン抵抗としては、大きめの330kΩを選定しています。実装方法は、ATT基板1と同等です。

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次は、+5Vの電源ラインを配線します。ATT基板1の実装に従います。ブログ用に撮った写真は、再現実装用としてはいまひとつポイントが外れていて理解に時間がかかりましたが、なんとか実装は進められました。

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次は、+12Vの電源ラインです。+12Vは、ICには供給されておらず、リレーの操作コイルの一端子のみへの供給です。ジャンパ線を駆使して、ch1/2, ch3/4の操作コイル12V供給ラインへ接続しました。敷線した電源ラインを使って、電源のパスコンを実装します。おまじない程度ですが、0.1uFを+5Vと+12Vの電源ラインに実装しました。

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実装写真の右側が+12V電源用で、左側が+5V電源用です。これで制御回路の電源ラインの配線は終了です。ここで一旦、配線の確認を行います。

制御回路電源配線確認

確認方法は、電源端子台から+5Vと+12Vを供給して、ICソケットの各端子の電圧確認を行います。4個あるICソケットの各端子の電圧を端から測定していきます。接続されていない端子の電圧は不定の為、値が安定しないので判別できます。アナログテスタでは、判別できないと思われます。測定結果は、0Vと+5Vと不定の3種類です。確認の結果1点ミスが見つかりました。HCT139の8pinのGND配線がされていませんでした。

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上の写真が、確認時のもので、写真中央のICソケット一番端の端子が未接続となっています。その端子を脇に敷線されているGND配線と接続しました。このあたりは、後で被覆線を使った配線で隠れてしまうため、この時点で修正しておかないと大変な事になるところでした。

リレー操作コイル配線

リレーの操作コイル配線は被覆電線を使用しますが、その前に左右chリレー駆動用のトランジスタアレイの入力を接続しておきます。できる限り被覆電線の使用を減らして配線をすっきりさせます。抵抗のリードをコの字形に曲げて接続しました。

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全部で4カ所接続しました。ここからは、被覆電線を使った配線となります。配線の順序は、ATT基板1と同様に、配線後の被覆電線が、後の配線でじゃまにならない順序としています。ATT基板1の配線の際には、考えながら配線を行いましたが、ブログ用に撮った写真で順番がわかるのでATT基板1の配線時よりも格段に効率的に進められました。最初は3kΩの分圧抵抗用リレーRL2の操作コイル配線です。トランジスタアレイ出力と接続します。被覆電線にはオレンジを使用しました。

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次は、1.8kΩ分圧抵抗用リレーRL3の操作コイル配線です。被覆電線は、見分けがつくように、黄色を使用しました。

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続いて、ミュート用リレーRL6の操作コイル配線をします。被覆電線は茶色を使いました。ここから、被覆電線のスパゲティー化が始まります。少しでも配線がすっきりするような敷線位置を探します。

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次は、倍率切り替え用リレーRL1の操作コイル配線です。被覆電線は白を使用しました。

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この基板の実装は、他部品とのクリアランス確保のため、スタッド長を7mmとするため、被覆電線の盛り上がり厚をそれ以下に押さえる必要があります。次は、1.1kΩ分圧抵抗用リレーRL4の操作コイル配線です。被覆電線は灰色を使用しました。

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最後の操作コイル配線は、560Ω分圧抵抗用RL5です。被覆電線は青を使いました。配線を少しでもすっきり見せるために、配線済みの被覆電線の下を通して敷線しました。

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なんとか操作コイル配線は完了しました。次回は、残った被覆電線を使った配線を行い、配線の確認およびATT基板の単体動作確認を行います。

 

つづく(製作編32)