チャンネルデバイダ製作2(製作編7)

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製作編7

基板2の実装が、アクティブフィルタCRを除いて終わったので通電確認から再開します。

基板2通電確認

確認方法は基板1と同様に、電源端子台から+/-12Vを供給して、オペアンプソケットの各端子電圧を確認します。ユニバーサル電源の過電流保護を念のため100mAに設定しました。

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Midブロックのバッファ用オペアンプソケットから確認します。開始早々、3pinが-12Vとなっていました。この端子は入力なので47kΩを介してGNDに接続されているので、本来は0Vとなるはずです。隣の端子がマイナス電源なのでハンダ不良の可能性が高いと考えられます。

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予想通り、4pinと接触していました。被覆電線で電源配線を行ったときにつないでしまったようです。こてを当て直して、修正して通電確認を続けます。その後順調に確認が進み、最後のHighブロックの確認で異常が見つかりました。バッファアンプとアクティブフィルタ用両方のオペアンプの4pinにマイナス電源がきていません。不定の状態なので配線が正しくされていません。配線をたどったところ「いもはんだ」が見つかりました。

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写真中央のハンダ部で、3本のジャンパを接続したうちの1本がいもハンダとなっていました。ここもハンダを当て直して修正しました。今回の通電確認で都合2件のミスが発見できました。たいした手間ではありませんが、確認実施してよかったと思います。下記が最終的な確認結果です。

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アクティブフィルタCR実装

MidブロックのLPFアクティブフィルタから行います。基板1実装時に参照した実装図を再掲載します。

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各ポストに所定のCRをハンダで取り付けていきます。コンデンサは、フィルムコンデンサを使用し、リードをフォーミングして取り付けます。

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CRを交互に取り付け、1つのオペアンプあたり8個取り付けると完了です。

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続いてMidブロックのHPF用CR取り付けです。CRの取り付け順番がLPFと反対となりますが、同様に8個のCRを取り付けます。

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次はLowブロックのLPF用CRの取り付けです。取り付けるCRの定数は、MidブロックのHPF用CRと同じですが、取り付ける順番が異なります。

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最後はHighブロックのHPF用CRの取り付けです。取り付けるCRの定数は、MidブロックのLPF用CRと同じですが、取り付ける順番が異なります。

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これで基板2の実装が完了しました。

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ハンダこて

昨年、学生時代に購入してずっと使ってきたgoodのこての電源コードが劣化してきて危ない感じになってきたので新調しました。特に使い勝手に問題なかったのでgoodのこてにしました。ここのところ記事に余裕がないので、こての余熱時間も無駄にしない手順で作業を開始したところ、段取りが終わりコテを取ったところ、まったく熱くなっていません。やれやれ。購入後それ程使っていないのにと思いつつ、作業再開できるように近所のビバホームで調達する事にしました。残念ながらgoodのコテはなく、白光のコテのみです。ややサイズが異なりますが、こて先は細く、作業には問題なさそうです。

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購入したものは、電子工作用のセラミックヒータ15Wのもので、こて先の形状によるところか、goodのものよりも使い勝手が良かったです。購入後に、アマゾンで購入すれば、400円(約25%)程安く買う事ができた事がわかりましたが、予備を買っておくべきか思案中です。

 

つづく(制作編8)