EL34ppパワーアンプ製作2(製作編1)

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製作編1

回路およびシャーシ設計が完了したので製作を開始します。

ケース

今回もリードのMK-380を使用します。4年前の購入価格は7,060円でしたが購入元は異なりますが今回は8,960円でした。この4年間の社会情勢を表している感じがします。

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箱から取り出しました。リードのシールは、今回短い辺のパネル面に貼りつけられていましたが、以前は長い辺の面だった気がします。

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加工に備えてトップカバーとボトムシャーシを取り外しました。

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フロントパネル加工

A3用紙に設計編で修正した加工図を印刷しました。

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加工前に今回初めて採用するパドルスイッチの寸法を念の為に現品確認します。

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希望は角穴対応のロッカースイッチでしたが、秋月電子に希望のものがなかったので、代わりに購入しました。6A/125V品で高級感はありませんが使えそうです。取り付け穴径は20~21mmとされていましたが、シャーシパンチ使用前提で図面はφ21mmとしています。この場合は回り止めが効かないかも知れませんが、問題があれば別途対応を考えたいとおもいます。いつものとおり、パネル加工図をパネル外形に沿って切り取り、パネルに貼り付けました。

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穴のセンターにポンチで印を付けます。今回のフロントパネルは丸穴のみの計6点です。

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加工時に変に力が加わらないように、ワークベンチでシャーシを挟み込み、フロントパネル裏に取り付けフランジよりも厚い木の板を入れてフロントパネルを受けて、それをさらに別の大きな板で受けています。写真には写っていませんが、その板の反対側をC型クランプで固定しています。最初に2mmのドリルで全ての穴をあけ、パドルスイッチ以外はステップドリルで6mmの穴を開けました。パドルスイッチ取り付け穴は、シャーシパンチを使う為、10mmの穴を開けました。

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次は、パドルスイッチ取り付け穴をシャーシパンチで21mmに拡大します。シャーシパンチは、刃の側は加工面にキズがつきにくいですが、ホーザンの21mmの刃の構造上、内側にセットせざる得ませんでした。相変わらず、穴開けには強い力が必要で、なんとか開けましたが、しばらくはシャーシパンチにふれたくありません。正面側加工面ですが、わずかにキズがつきましたが、許容範囲内です。

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さっそくパドルスイッチを取り付けてみました。

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取り付けは押し込むだけです。問題なく取り付けられましたが、接着等の回り止めは必要そうです。スイッチの黒ポチ側がオフの仕様で、少し違和感がありますが、隣に電源ランプがあるので良しとします。続いて電源ランプを取り付けてみます。前回までのDCアンプ電源改造で使った電源ランプは構造上、上から見て点灯状態がわからなかったため、以前使っていた凸型ランプに戻しました。φ6.0mmで穴開けしましたが、胴体にM7のネジが切られているため、後加工が必要です。ヤスリで穴径を拡大して取り付けができました。

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最後にハンドルを取り付けます。いつもの様に角パイプ取り付け用の金具の流用です。今回は左右ともに、後加工なしで取り付けができました。当たり前の事ですが、なんかうれしいです。

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部品取り付け状態のフロントパネルの全景は、本記事のアイキャッチ写真を参照ください。次回はリアパネルの加工を行います。

 

つづく(製作編2)