2018-01-01から1年間の記事一覧

マルチアンプ実験5(番外編27)

番外編27 NS-1000Mのフルマルチアンプ駆動化に弾みをつけるために実験を行いました。 3Way駆動アンプ 現在、NS-1000Mのセミマルチアンプ駆動環境のパワーアンプは、LowがBTL方式A級DCパワーアンプで、Mid/HighはバランスA級EL34プッシュプルパワーアンプです…

チャンネルデバイダーのVR制御(まとめ編2)

まとめ編2 前回に引き続きATTユニット製作のまとめを行います。 マイコン基板 今回の製作で単純にリレーを使って分圧させるだけではおもしろくないので、私のオーディオ製作では初となるマイコンを使って、リレー制御することにしました。マイコン基板の選…

チャンネルデバイダーのVR制御(まとめ編1)

まとめ編1 12chATTユニットが完成したので設計・製作をまとめます。 ATTユニット NS-1000Mをマルチアンプ駆動してみたいとずっと昔から考えていました。一方、バランス駆動にこだわるため、ステレオ3wayのマルチアンプ駆動を行うためには、12ch分のアンプが…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編39)

製作編39 最後のATT基板3の単体動作確認が終わったので、ATTユニットに組み込みます。 ATT基板3組み込み 現状のATTユニットの内部は以下の写真のとおりです。 写真の下段中央右よりのスペースがATT基板3を組み込む位置です。すでに配線がかなり込み入って…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編38)

製作編38 ATT基板3の実装を完了させます。 ATT基板実装続き 本題記事が尽きたので、今回はいきなり実装の続きを紹介します。前回、制御用回路のICソケットまわりの配線が完了しました。ICへの接続を確認するために、通電確認を行います。電源端子台から12V…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編37)

製作編37 NS-1000Mを使ったセミマルチアンプ駆動環境の再構築がようやっと完了したので音を聴いてみます。平行してATT基板3の実装も続けます。 NS-1000Mセミマルチアンプ駆動 久しぶりにNS-1000Mの音が聴けます。しばらくの間、ロクハンフルレンジを使って…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編36)

製作編36 NS-1000Mを使ったセミマルチアンプ駆動環境の再構築を完了させて音だしを行います。 セミマルチアンプ環境再構築 前回、セミマルチアンプ駆動環境を再構築を開始しましたが、接続用のXLRケーブルが足りなくなり、アマゾンプライムで発注した所で終…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編35)

製作編35 8ch分の実装が完了したので、音だし確認から再開します。 動作確認つづき 前回、ch5~ch8の音だし確認を行いました。動作には問題ありませんでしたが、全般的に音が大きい事に気づきました。いつも聴いているCDの常用減衰量は-11dBくらいでしたが、…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編34)

製作編34 ATT基板1の組み込みを完了させてATTユニット8ch分の動作確認を行います。 ATT基板1組み込み続き 初めにアナログ入力配線を行います。リアパネルのXLRパネルコネクタとATT基板入力端子台間の配線です。リアパネルを裏側にして置き、端子部を正面にし…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編33)

製作編33 ATT基板2の単体動作確認がおわったので、ATTユニットに組み込んで音を聴いてみます。 ATTユニットへの組み込み 今回実装したATT基板をATTユニットの新たなチャンネル用に組み込む事も考えましたが、確認時の不確定要素を極力減らす為に、ATT基板1…

2018インターナショナルオーディオショウ(番外編26)

番外編26 前回に引き続きインターナショナルオーディオショウをレポートします。 今回の印象 昨年に比べて人出が少ない印象です。例年9~10月開催でしたが、今回は11月開催という事で、秋の行楽シーズンと重なった事が影響しているかも知れません。この人出…

2018インターナショナルオーディオショウ(番外編25)

番外編25 国内最大のオーディオイベント、インターナショナルオーディオショウに今年も行ってきましたのでレポートします。 2018インターナショナルオーディオショウ 今回は第36回となり、今年も有楽町の国際東京フォーラムで11/16(金)~11/18(日)の3日…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編32)

製作編32 ATT基板2の残りの被覆電線を使った配線して、配線および基板単体動作確認を行います。 トランジスタアレイ入力配線 前回は、トランジスタアレイ出力とリレー操作コイル間の配線まで行いました。今回はそのトランジスタアレイへの入力配線を行います…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編31)

製作編31 ATT基板2の制御回路部の配線の続きを行います。 ATT基板2配線続き 前回、GND配線まで行いました。このGND配線を使って制御信号入力のプルダウン抵抗を実装します。制御信号入力は、ATT基板3枚がパラレル接続されるため、プルダウン抵抗としては、…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編30)

製作編30 ATT基板のリレー回りの配線が終わったので単体動作確認を行います。 分圧回路確認 前回ハンダ面に取り付けた抵抗の接続確認を行う為、回路のブロック動作確認を行います。この部分は、実装が進んでから手直しすることが難しいためこの確認のステッ…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編29)

製作編29 2枚目のATT基板のリレーまわりの配線を行います。 2枚目ATT基板配線 前回、リレーおよびアナログ信号入出力用の端子台の実装まで行いました。リレーまわりの配線から行っていきます。初めにリレーの操作コイルの一端を+12Vに接続する配線をします…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編28)

製作編28 ここで一旦設計を整理して、残りの8ch分のATT基板の製作に着手します。 現状の設計 ロクハンフルレンジスピーカー+バランスBTL方式DCパワーアンプシステムで、今回製作したATTユニットを使って久々に十分音楽を聴きました。先日のATTユニットの音…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編27)

製作編27 一通りの動作確認が終わったのも束の間、また新たなトラブルが発生したので対処します。 新たなトラブル 前回、安っぽいドラマのような終わり方をしてしまいましたが、新たなトラブルの発生です。4チャンネル分ですが、総合動作確認が正常に終わり…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編26)

製作編26 前回4ch分ですが、組立が完了し総合動作確認を行ったところ、ノイズ発生を確認したため、原因の特定と対策を行います。 ノイズの状況 前回、システムに組み込んで音楽再生をしましたが、左チャンネルにノイズの発生を確認しました。特にATT倍率抵抗…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編25)

製作編25 制御系の配線が終わったので一旦動作確認を行い、信号系の配線を行って総合動作確認を行います。 制御系動作確認 前回、制御系の配線が完了したので、制御系の動作確認を行います。電源ケーブルを挿して、電源オンし、改めて制御系の動作確認を行い…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編24)

製作編24 前回配線が終わった電源回路の動作確認を行います。 電源動作確認 まだ、配線の途中ですが、電源回路の動作確認を行います。電源基板の単体動作確認は終わっているので、今回の確認のポイントは、トロイダルトランスからの電力供給と正しく配線がで…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編23)

製作編23 ボトムシャーシの加工が終わったので大物部品の取り付けを行います。 電源基板の取り付け 前回加工した、ボトムシャーシにリアパネルを取り付けてから電源基板を取り付けます。基板固定用のスタッドへ電源基板を取り付けようとしたところ、基板の電…

2018真空管オーディオフェア(番外編24)

番外編24 前回に引き続き真空管オーディオフェアを紹介します。 イベントルーム講演3 タイトルは、「24ビット/96kHz録音, リニア生データの実力を聴く」です。講演者は加藤しげき先生で、企画は「ラジオ技術」のアイエー出版社です。 最初に使用機材を紹介…

2018真空管オーディオフェア(番外編23)

番外編23 今年も10/7-10/8に開催された真空管オーディオフェアに行ってきましたので紹介します。 第24回真空管オーディオフェア 今年は、三連休の日曜、月曜開催でした。場所は例年どおりお茶の水の損保会館です。 私の自宅の最寄駅は小田急線駅なので、代々…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編22)

製作編22 全6チャンネル中の2チャンネル分の基板動作確認が終わったので、2チャンネル分でATTユニットを一旦組み立てます。 実装基板 ATTユニットは、最終的にATT基板3枚、バッファ基板1枚、マイコン基板1枚、電源基板1枚とトロイダルトランス2個を…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編21)

製作編21 前回製作した電源基板の動作確認を行います。 動作確認 確認は、アナログ電源、リレー用12V電源、デジタル12Vと5Vの3回に分けて行います。電力は、トランスを使わずにユニバーサル電源からDC電圧を供給します。供給電圧は、トランス二次巻き線出力…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編20)

製作編20 総合動作確認に向けて、最後に残った電源基板を製作します。 ATTユニット電源基板 製作に入る前に設計をおさらいします。特徴を列記します。 ・ダブルトロイダルトランス ・アナログとデジタル独立電源(別トランス) ・左右独立アナログ電源(共通…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編19)

製作編19 ATTユニットの減衰量ヒアリングで発覚したノイズの対策の検討します。 原因の推定 原因を考える前に症状を簡単におさらいします。ミュート状態でホワイトノイズが発生。減衰量を下げていくと別のノイズが載って音楽再生できる状態ではありませんで…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編18)

製作編18 電源基板を除き、一通りの基板の動作確認が終わったので、実動作減衰量のヒアリング確認を行います。 確認の概要 フルレンジを接続したA級DCパワーアンプの入力段に今回製作したATTユニットを接続して確認します。ATTユニットの出力をそのままA級DC…

チャンネルデバイダーのVR制御(製作編17)

製作編17 バッファ基板の動作確認の続きを行います。 オペアンプ実装確認 前回、バッファ基板にオペアンプを実装しない状態の確認まで完了しました。今回は実装状態で動作確認を行います。まずは付属のソケットにオペアンプを実装します。 以前にも紹介しま…