2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

DACユニットの検討(製作編26)

製作編26 前回セットアップしたジグ基板を使ってDACユニットのバランス出力特性の測定を行います。 バランス出力特性測定 測定時のファームウェアは、各DAC基板をモノラル動作させるバランス出力モード仕様です。Rチャンネルのみ検討用にINZD=1としてゼロデ…

DACユニットの検討(製作編25)

製作編25 前回の記事で設計を紹介した測定用のジグの製作と動作確認を行います。 測定用ジグについて 前回設計したジグを簡単におさらいします。下記が設計したジグの回路図です。 オペアンプの片チャンネルは、平衡不平衡変換回路です。DACユニットはバラン…

DACユニットの検討(製作編24)

製作編24 全ての基板の実装と接続が終わったのでユニットトータルの動作確認を行います。 動作確認 平衡不平衡変換回路出力は、単体動作確認時に0dB再生時に6Vpp出力となるように調整してあります。まずはL-ch 1KHz 0dB再生波形を確認しました。 この状態で…

DACユニットの検討(製作編23)

製作編23 平衡不平衡変換回路の入力配線を行い全基板をバランスモードで動作させます。 平衡不平衡基板 前回の記事で無音トラック再生時に残留していた波形は、PCM1792Aが生成しているディザ信号である事が確認できました。この信号をそのまま出力させない為…

DACユニットの検討(製作編22)

製作編22 前回の記事で作成したバスケーブルを使って、2枚のDAC基板のモノラルモードの動作確認を行います。 モノラルモード動作確認 確認用に簡単なプログラムを作成しました。アドレス4FhのDAC基板に対して10秒毎にMONO-L, MONO-Rのコマンドを発行して、L…

DACユニットの検討(製作編21)

製作編21 PCM1792AのI2Cインターフェースを使って、モノラルモードの設定を行います。記事作成に余裕があるため、9月4日まで隔日のアップロードを継続します。 I2Cについて I2Cはフィリップスが開発したシリアルバスです。通信はSDA(シリアルデータ)とSCL…

DACユニットの検討(製作編20)

製作編20 部品実装が全て完了したので、Rチャンネルの動作確認を行い、モノラルモード動作確認の準備も行います。 Rチャンネル動作確認 Rチャンネルとはいえ、まだDACのモノラル動作設定ができていないので、動作自体はステレオモードとなっています。この確…

DACユニットの検討(製作編19)

製作編19 残りの基板の実装と基板間の配線を行い動作確認の準備を行います。 IV変換基板実装 2枚未実装基板が残っていますが、最初にIV変換基板を実装します。部品実装がやりやすいように、スタッドを取り付けて最初にフィルムコンデンサを取り付けました。…

DACユニットの検討(製作編18)

製作編18 前回紹介が漏れてしまったcold系の動作確認を行い、順番が逆になりましたが、オシロのFFT機能の確認と、現行DACユニットの特性測定を行います。 Cold系DAC動作確認 Hot系と同様にCDプレーヤーで0dB 1KHzの正弦波の再生を行って出力波形をモニタしま…

DACユニットの検討(製作編17)

製作編17 DAC基板出力とI/V変換基板入力を接続して、DACの動作確認を行います。尚、夏休みの為作業が進むので、8/21まで1日おきに記事をアップロードしていきます。 DAC基板配線残り 前回の記事でDAC動作確認に必要な配線が完了したとしましたが、I/V変換基…

DACユニットの検討(製作編16)

製作編16 引き続き基板の電源配線および基板間の配線を行います。 平衡不平衡基板電源配線 この基板には左右チャンネル分の回路が実装されているため、電源も左右独立で供給します。供給元はアナログ+/-15V電源基板です。赤-黒と白-白の平行ケーブルをばらし…

DACユニットの検討(製作編15)

製作編15 基板への電源配線と基板間の配線を行い、完了した部分から通電確認を行います。 トランス配線確認 基板間の配線の前に、前回通電確認した+/-15V電源のトランス配線を確認します。回路はトランスの2つの二次巻き線を使って全波整流動作をさせていま…

DACユニットの検討(製作編14)

製作編14 LCDパネルの動作確認から再開し、ブレッドボードの電源のセットアップを行って、ブレッドボード上でLCDパネルのデモ表示をさせます。 LCDパネル動作確認 前回の記事で、実装したバニラシールド基板の動作確認は完了しました。バニラシールド基板に…