2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編18)

製作編18 設計の見直しを行います。 気になっていた点 ここまで製作を行ってきましたが、設計で気になっていた点がありました。初段のSPRR回路の等価抵抗動作をする真空管のヒーターカソード間の耐圧仕様です。データシート上は90Vとなっていて(本記事アイ…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編17)

製作編17 シャーシ内の配線を開始します。 出力トランス配線 初めに前回取り付け出力トランスの配線を行います。一次側の配線先はB電源と出力段真空管のプレートになりますが、一旦L型ラグ端子で受けます。取り付け用の端子を避けて4極中の3極に接続しまし…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編16)

製作編16 ケースの収めた出力トランスをシャーシに取り付けます。 取り付け準備 ケースの収めた出力トランスは、シャーシに取り付ける部品で一番背が高くなります。念のため、ケーストップを養生します。材料は梱包用のダンボールでケースサイズにカットして…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編15)

製作編15 出力トランスをケースに収めてシャーシに取り付けます。 閑話(ハンダこて安全) 製作作業の半分以上にハンダこてを使います。何度も同じ事を繰り返している為か、作業終了後に電源を切った事を忘れてしまい、後で外出先でやきもきする事がたびたび…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編14)

製作編14 実装完了したB電源回路の動作確認を行い、続いてC電源回路を実装して動作確認を行います。 B電源動作確認 動作条件は無負荷で、チョークインプット電源の負荷は20KΩとしています。緊張しつつ電源オン、何も起こりません。各部電圧は以下のとおりで…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編13)

製作編13 前回設計した初段用のB電源回路を実装します。 初段用B電源実装 必要な部品を秋月電子に注文しました。このところ注文の際に、「通販が混んでいるので発送に時間がかかる事があります」のようなメッセージが出ます。コロナの影響で買い物の為の外出…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編12)

製作編12 引き続きB電源の検討を行います。 B電源問題点 設計した回路の初段のSRPP構成の等価抵抗動作をさせる真空管のヒーターとカソード間の耐圧仕様を守るために初段の電源電圧を180V以下に押さえる必要があります。前回のチョークインプット電源の動作確…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編11)

製作編11 ヒーター配線が完了したので点灯確認を行い、B電源の評価の続きを行います。 ヒーター点灯確認 事前の通電確認で真空管ソケットのヒーター端子の電圧確認を行っているので問題なく点灯確認ができるはずです。意を決して電源オン。各真空管のヒータ…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編10)

製作編10 電源検討用の部品の入手が間に合わなかったので、予定を変更してヒーター回路の実装を行います。 ヒーター回路 改めて電源回路図を掲載します。 現行のHigh-ch用アンプの製作でヒーター回路に発振対策を行いました。今回は最初から対策を適用してい…