EL34ppパワーアンプ製作2(製作編8)

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製作編8

シャーシ加工と大物部品のシャーシ取り付けが終わったので配線を開始します。

電源1次配線

最初は電源の1次配線を行います。配線の対象部品は、ACインレット、ヒューズホルダ、パドルスイッチ、電源トランス、サージキラーです。ACインレットからフロントパネルのパドルスイッチ間の配線を行います。電線はボトムカバー取り付けフランジの裏側に沿って配線しました。

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パドルスイッチの電極への配線のフォーミングが悪いと、パドルスイッチに力がかかり、パドルスイッチの固定力が弱く、スイッチの取り付けが傾いてしまいます。スイッチに力がかからない用に電線のフォーミングを修正しました。余計な手間をかけないためには、スイッチの取り付け穴径をφ20にすべきでした。スイッチの配線の一端はヒューズホルダへ接続しました。次にトランス1次配線の準備をします。1次巻き線の端子にサージキラーを取り付け、そこにそれぞれACインレットとヒューズホルダ間の配線を行いました。

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これで電源1次配線完了です。

出力トランス2次配線

ここでいきなり出力2次配線を行いますが、この順番には理由があります。先に行った電源の1次配線の通電確認時に出力ハム確認を行う為です。電源トランスと出力トランスの位置関係が悪いと、電源トランスの漏洩磁束を出力トランスが拾って、出力にハムが発生します。今回の配置は、1号機で実績があるので念のための確認です。さっそく出力トランスの2次配線を行います。配線前に出力の中点電位を取る為の100Ωの抵抗を出力間に直列につないで接続しました。

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最終的には抵抗の中点とGNDを接続しますが、この配線は後回しにします。次に出力トランスの2次巻き線(白と黒)を100Ω抵抗を接続したスピーカーターミナルに共締めします。

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共締めしたものの、抵抗が抜けやすい為、最終的に抵抗を電線にハンダ付けしてから共締めしました。もう1方のターミナルも同様に配線を行いました。これで出力トランス配線は完了です。

電源1次配線通電確認

ヒューズホルダに2Aのヒューズをセットして、電源コードをACインレットに接続しました。電源オンしましたが、何も起きない事にホットしつつ、電源トランスの2次巻き線に所定の電圧が出力されている事を確認しました。一旦電源をオフして、出力のハム確認の為の準備を行います。2019-07-23「真空管アンプのハム対策(番外編32)」記事で紹介したスピーカーターミナルヘッドフォン接続用ジグを引っ張りだしました。

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これをL/Rチャンネルともにスピーカーターミナルに接続しました。続いて出力トランスの1次巻き線をショートして1次巻き線をループ状態にします。ジグにヘッドフォンを接続して緊張しつつ電源オンしました。ハムは全く聞き取れません。1号機と同様の特性の確認ができました。

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ここまででシャーシは以下のとおりとなりました。

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ヒーター配線

次は真空管のヒーター配線を行います。AC点灯なので、事前に配線用の電線をヨリました。2本の電線を万力に挟んでひたすら捻ります。

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適当な長さにヨリ上がったところで、配線を行います。最初はLチャンネル終段EL342本へ配線します。一番近い6.3V2次巻き線から最初に内側のEL34用ソケットへ接続しました。

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続いて、配線した端子から一番左のEL34用ソケットのヒーター端子間を配線しました。

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次は、初段12AX7用ヒーター配線を行います。隣の2次巻き線から2個のソケットへ接続します。12AX7はヒーターを2本内蔵し、9pinが共通で4pin/5pinがそれぞれのヒーターに接続されています。9pinをGND側配線として4/5pinを6.3V側に接続しました。

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作業のキリがよくないですが、続きは次回に紹介します。

 

つづく(製作編9)