DACユニットの検討(設計編4)

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設計編4

主要基板と部品の寸法確認が終わったので、検討用のブレッドボードの加工図の作成を行います。

検討用ブレッドボード概要

検討用のブレッドボードで行う事を初めに整理します。

1)各基板の動作確認

2)基板同士の接続確認

3)マイコンプログラムデバッグ

4)DACユニットとしての動作確認

上記を行う為に必要な基板と部品は全て実装します。次に搭載基板と部品を改めて整理します。

01)HDB-30(L):アナログ+/-15V電源用トロイダルトランス

02)HDB-12:アナログ/デジタル用+8V/+5V/+3.3V電源用トロイダルトランス

03)電源基板1:アナログ+/-15V電源基板

04)電源基板2:アナログ/デジタル用+8V/+5V/+3.3V電源基板

05)arduino UNOデバッグボード

06)SFE-LCD-14073:LCDパネル

07)平衡不平衡変換基板:自作標準基板

08)OPAMP_B基板1:I/V変換基板Lチャンネル用

09)OPAMP_B基板2:I/V変換基板Rチャンネル用

10)DAC_1792_B基板1:DA変換基板Lチャンネル用

11)DAC_1792_B基板2:DA変換基板Rチャンネル用

12)WM8805_G_rev2基板:S/PDIF基板

13)パルストランス基板:自作基板

上記のとおり多くの基板と部品を実装します。

ブレッドボード加工図

できるだけコンパクトになるように配置の検討をしました。配置で考慮した事項を箇条書きします。

・向かって左側に電源トランス2個を配置します。

・上記トランスの右隣に電源基板2枚を配置します。

・上記電源の手前にarduino UNOデバッグボードを配置します。

arduino UNOデバッグボードの右隣にLCDパネルを配置します。

・電源基板の右隣の奥側に平衡不平衡変換アンプを配置します。

・平衡不平衡変換アンプの手前から信号の流れに遡ってIVC基板、DAC基板、S/PDIF基板を配置します。

S/PDIF基板の右隣にパルストランス基板を配置します。

上記項目に従って、いつものとおりARCADを使って加工図を作成しました。

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サイズイメージとしては、横方向に若干余裕はありますがA3用紙に収まっています。尚、A3の用紙サイズは420 x 297mmです。次にアルミ板の調達を検討します。近所のスーパビバホームで在庫を見かけた為、ビバホームのHPを確認しました。

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ビバホームHPには商品検索ページ(上の写真)があり、そこでアルミ板を検索したところ今回の用途で使用可能な物として下記の商品が見つかりました。

1)1.5 x 300 x 400 1,780円

2)2.0 x 300 x 400 2,180円

3)3.0 x 300 x 400 4,780円

検討用にしか使わない為、ある程度強度は犠牲にして安いt=1.5品にしたいとおもいますが、最終的にはお店で現品を確認した上で決定します。

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その他部品

デジットキットの接続端子は全てピンヘッダとなっています。接続をどうしたものかと思いながら共立エレショップの通販ページを眺めていたら、ピンヘッダ用の接続ケーブルがQIケーブルとして販売されているのを見つけました。いろんな極数のソケットとプラグの組み合わせがラインナップされています。長期使用時の信頼性に不安はあるものの、取り急ぎ必要なものを注文しました。

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信号の種類によっては、ソケット部のみ使用して2芯シールド線に繋ぎかえて使用する予定です。基板固定には7mmのスタッドを使用します。今回は40個近く必要となりますが、幸い100個セット品があり、この場合の単価は単品購入時の半額(15円)となるのでこちらを注文しました。

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これでブレッドボードの製作準備は完了です。次回はブレッドボードの製作を行います。

 

つづく(製作編1)