DACユニットの検討(製作編2)

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製作編2

ブレッドボードの加工を完了させて基板の実装を開始します。

LCDパネル取付け

パネルの取り付け穴がM3に対応していなかった為、ブレッドボードへの取り付けを保留していました。穴径をノギスで測ったところ2mmだったため、まずはビバホームの商品検索ページで取り扱いを確認しました。取り扱いはM3とM4品だった為、次にアマゾンで検索しました。M2の6角スペーサーはいくつか見つかりましたが、今一つ仕様がはっきりしません。考えていても仕方がないので、そのうちの1つを注文しました。そして届いた物が下記です。

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材質は樹脂です。ナットとねじもセットされています。DACユニットでLCDパネル固定に使うには強度的に問題ありそうですが、ブレッドボードでは取り付けさえできればいいので、早速取り付けてみました。

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一応取り付けはできましたが、今度は逆にM2ではパネルの取り付け穴に対して細すぎる感じです。

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その後、秋月電子の通販ページを検索したところM2.6の金属スペーサーの取り扱いがある事がわかりました。DACユニット組立時にはそれを使いたいとおもいます。

DAC基板実装

キットの組立は何年ぶりでしょうか?学生時代にLUX KITの組立の記憶にありますが30年以上経っています。MCヘッドアンプ、発振器、歪率計などを組立ました。本題に戻りますが、最初にDAC基板を実装してみます。改めてキットの中身を紹介します。

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組立説明書、DAC ICが実装されたプリント基板、実装用の部品が入っています。実装用部品は概ね種類別に小分けされていて、欠品を防ぐ工夫がされています。プリント基板は下記のとおりです。

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シルクもしっかり入っていてちゃんと作られています。組立説明書は、部品の知識がない人にも組立ができるように丁寧に作成されています。

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実装部品の中に2種類の電解コンデンサが含まれています。10uF/50Vと47uF/35V品のオーディオ用電解コンデンサFW品でした。

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せっかく組み立てるのでグレードアップしようとニチコンのラインナップを確認してみました。FWのハイグレード版としてFGがあり、さらに音質改善版としてMUSE KZ品がありました。添付されたFW品の径はφ5です。グレードアップ可能かFG品とMUSE KZ品の仕様を確認しました。

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MUSE KZ品はサイズが合わず使用できません。FG品は47uF品の耐圧を10Vに下げれば置き換え可能ですが、残念ながら秋月電子で取り扱っていませんでした。という事でグレードアップはあきらめてこのまま組み立てる事にしました。最初に抵抗を3本取り付けます。どれも誤差1%品の金属皮膜抵抗です。

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次に積層セラミックコンデンサを3個取り付けます。

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次はピンソケットを取り付けて、そこに集合抵抗を装着します。

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集合抵抗は取り付けの向きが指定されているので注意が必要です。続いてヘッダピンを取り付けます。取り付けが傾いていると格好が悪いので一旦仮止めしてから姿勢を修正して、改めてハンダしました。

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電解コンデンサ6個とチェックピンを取り付けたら完成です。

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通電確認は、後で動作確認と同時に行う事にします。実装完了基板をブレッドボードに取り付けてみました。

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次回は電源基板の実装を行います。

 

つづく(製作編3)