DACユニットの製作(製作編3)

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製作編3

アクリル板の取り付け方法に問題が発生したため、取り付け方法を再検討します。アクリル板取り付け確認後、ボトムシャーシの加工を行います。

アクリル板取り付け再検討

日を改め気をとりなおしましたが、さてどうしたものか・・・。幸いアクリル板の端材からもう1枚フロントパネルが製作できます。固定用のビスを内側にずらせば、取り付けはできますがデザイン上いまいちなので決心できませんでした。しばらく考え、いっその事取り付けネジをなくしてしまい、アクリル板の固定をアクリル板に取り付けるSW4個で行う事にしました。この方法であれば、アクリル板の加工図を作成し直す必要はありません。端材をカットしてSW取り付け用の穴を開けしました。

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写真は電源SW用の穴をφ15のホールソーで開け、モーメンタリーSW用の3個の穴をφ8のアクリル用のビットで開けた状態です。次は電源SW用の穴をヤスリで削りφ15.8まで拡大しました。

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続いてモーメンタリSW用の穴をリーマーで削り、φ11.8まで拡大しました。

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加工が終わったアクリル板をアルミパネルに被せて、4つのSWで固定し、さらにそれをフレームに取り付けて取り合いの確認をしました。

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いい感じに取り付けられました。アクリル板の保護紙を剥がすとこんな感じになります。

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さらにいい感じですが、アルミパネルに開けたアクリル板取り付け用の穴と、LCDパネル取り付け用の穴が目立ちます。隠す方法がないかとネットを検索したところ、手頃な物が見つかりました。マイタックφ8の丸シール(銀)です。

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楽天で購入しましたが、シール単品購入の為、シールとほぼ同額の送料がかかってしまいました。とほほ・・・。さっそくアルミパネルにシールを貼ってアクリル板を取り付けてみました。

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完全ではありませんが、目立たなくなりました。パネル背面はこんな感じです。

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LCD点灯確認

せっかくここまで組立たので、LCDの表示を確認したくなりました。少し強引ですが、ケースの上にブレッドボードを乗せて点灯させてみました。

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バックライト用のLEDの光漏れの手当をしていませんが、問題なさそうです。さらにせっかくなので、電源SWの電源ランプも点灯させてみました。(本記事のアイキャッチ写真参照)これを見てしまうと早く完成させたくなりますが、でも焦りは禁物です。

ボトムシャーシ加工準備

改めてボトムシャーシの加工図を掲載します。

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丸穴のみなので難易度は低いですが、取り付ける部品が多いため、穴数が多く手間がかかりそうです。加工図はA3用紙に印刷しましたが、前後方向がA3用紙ぎりぎりのため、前後方向の外形線が印刷されていません。

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前後方向の寸法はシビアではないため、サイドのみ外形線でカットしてボトムシャーシに貼り付けました。念のためこの状態でフレームにセットしてみました。

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フロント、サイド、リアパネルと取り付け部品のクリアランスは、フレーム分を有効寸法で考慮しているので取り合いに問題はなさそうです。

ボトムシャーシ加工

他パネルと同様に穴のセンターにポンチで印を付けて、最初にφ2の穴を開けました。

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ドリルの刃をφ3.2に交換して、全ての穴を拡大しました。

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この時点でヘアライン処理をした面の透明な保護シートを剥がしました。ドリルで開けた穴はバリがあり後加工が必要です。最初は丸棒のヤスリで処理していましたが、加工に時間がかかるため、φ4.2のドリルの刃を使って手作業で面取りを行ってみたところうまくいきました。次回は穴位置を調整しながら基板の取り付け確認を行います。

 

つづく(製作編4)