DACユニットの製作(製作編5)

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製作編5

LCDパネルの表示を含むマイコンの動作確認を行い、ボトムシャーシへの部品の取り付けおよび配線を進めます。

マイコンの動作確認

前回の記事でモーメンタリSWの配線まで終わっていたので、残りのLCDパネルの配線を行いました。まだDACユニットの電源の実装が終わっていないため、マイコンへの電源供給はパソコンのUSB経由で行いました。USBを接続すると、表示がスタートします。

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モーメンタリSWの動作も良好で、ブレッドボード時のタクトスイッチよりもキー受付の感触がいい感じがしました。一通り動作確認を行なったところで一旦フレームを取り外してボトムシャーシ状態にして組立を継続します。マイコンへの電源供給ラインを見直します。ブレッドボード時の電線をそのまま使うと配線が弛んでしまいます。

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適当な長さでカットして電源の端子台に接続しました。

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これでマイコン基板の取り付けは完了です。

電源トランス取り付け

最後に電源用のトロイダルトランスを2個取り付けます。初めにデジタル/アナログ電源用のトランスを取り付けます。取り付けの穴位置に合わせてボトムシャーシに置いたところ、マイコン電源用のプラグの差し込み時に干渉してしまう事がわかりました。

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仕方がないので5mmずらして追加で取り付け穴を開けました。

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その横のトランスとの間隔は10mmが5mmとなりましたが、トランスを取り付けた状態でマイコンの電源プラグを取り外す事ができるようになりました。残りのトランスも取り付けます。

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当初よりもトランスの間隔が詰まってしまいましたが、問題なく取り付けができました。

電源配線

電源配線を行うためにフレームを被せます。

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ブレッドボードでは、トランスの電線を切らずに配線を行っていたため、内部の電線がスパゲッティー状態です。初めに120V一次巻き線を短くカットして端末キャップを取り付けました。

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続いてトランスの二次配線を適切な長さにカットして電源基板に接続しました。

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次はトランスの一次配線を行います。配線するためににリアパネルをフレームに取り付けました。ACインレット、ヒューズホルダ、電源SW間の配線を行いました。

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電源SWへの配線は、端子間が近い為、電線接続後に熱収縮チューブで接触の保護を行いました。

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これで電源配線は完了です。

配線続き

ここまでくると、さすがに配線作業に飽きてきました。気を取り直して、一旦外したフロントパネル配線(モーメンタリSWとLCDパネル)を改めて行いました。

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次は信号の出力配線を行います。リアパネル取り付け前に、2芯シールド線を適当な長さにカットして、XLRパネルコネクタにハンダしておきました。

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改めて長さを調整して、端子台接続用に端末処理を行います。

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さらに残りの配線(電源ランプ、基板間、基板電源)を行って配線自体は完了です。電源の一次配線とフロントパネル配線をインシュロックで束線して配線作業は完了しました。完了時の状態は以下のとおりです。

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束線はしたものの、まだ線長が長い部分があり、すっきりしていません。一旦この状態で動作確認を行い、その後に検討したいとおもいます。次回は最終の動作確認と仕上げを行います。

 

つづく(製作編6)