サブウーハーの製作(製作編3)

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製作編3

前回製作した電源基板のミスを修正して通電確認を行い、エンクロージャ製作の準備を行います。

電源基板配線修正

前回の記事の作成中に気がついた配線ミスを修正します。ミスは、下記回路図中の電源ランプ点灯回路のマイナス電源配線です。

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現状の配線は、2極端子台のマイナス側が黒の被覆電線でGNDラインに接続されています。

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幸い容易に修正できそうです。黒の被覆電線をカットして、青の被覆電線で正しく配線しなおしました。

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これで通電確認ができます。

電源基板通電確認

通電確認は、ユニバーサル電源を使って+/-DC電圧を供給して行います。使用する電源トランスの二次巻き線出力がAC15Vの為、DC20V以上供給したいところですが、私のユニバーサル電源の出力電圧の最大値が+/-18.45Vのため、この電圧で確認を行いました。

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電源入力は念のため、+と-の極性を入れ変えて行いました。結果は以下のとおりです。

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全端子台の出力電圧を確認しましたが、問題ありませんでした。念のためオシロスコープで出力を確認し、発振していない事も確認しました。(アイキャッチ写真参照)電源ランプ用出力端子台は、無負荷の為、入力電圧からブリッジダイオード順方向電圧分ドロップした電圧が出力されている事を確認しました。実装は特に問題なさそうです。

エンクロージャ製作準備

学生時代以来の木工工作の為、道具を揃えました。バッフル板に丸穴をあけるために、回し挽き鋸を買う予定でしたが、ジグソーが3,000円台からラインナップされている事がわかった為、急遽購入しました。リョービのMJ-50Aで、5,217円でした。

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高速直線切り用のブレードが1本付属していました。

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今回はスピーカーユニット取り付け用の丸穴をあけるため木工円切仕上げ用のブレードを追加で購入します。ジグソーはBOSCHが幅をきかせていて、ブレードもBOSCH用とそれ以外用の2種類があります。間違えずに選定します。

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高儀EARTH MAN2本セットで879円でした。対応する板厚の確認が必要です。次はターミナル取り付け用の丸穴をあけるために、ホールソーのブレードセットを購入しました。ターミナル取り付け部の寸法はφ48mmなのでφ50mmが含まれているものを購入しました。

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8個セットで2,359円でした。ドリルに取り付けるとこんな感じです。

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次はハタガネです。私の知っているハタガネは値段が高かったので、仕組みが異なるクイックバークランプを購入しました。

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450mm用と600mm用をそれぞれ2個づつ購入しました。単価は450mmタイプが868円で600mmタイプが1020円でした。使い方は簡単で、写真のボタンを押すとクランプの部分を移動する事ができます。その状態でレバーを握るとクランパーがクランプする部分へ移動します。更にレバーを握ると対象物に圧力がかかり、レバーを離してもその状態が保持されます。

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最後は仕上げ用にハンディーサンダーを購入しました。

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サンドペーパー42枚付きで1,499円でした。添付のサンドペーパーは#120~#3000の14種類です。思いの他の出費額となってしまいましたが、これで安心してエンクロージャーの製作ができそうです。次回はエンクロージャーの加工に着手します。

 

つづく(製作編4)