製作編7
バッフル板を組立中のエンクロージャに接着します。部品を背面板に取り付けて、その背面板をエンクロージャに取り付けます。
バッフル板接着
前回の記事で、バッフル板に仮固定したスピーカーユニットを取り外して、バッフル板を組立中のエンクロージャに接着します。接着前に接着面となる4枚の板の木口の位置確認を行いました。微妙な高さのズレがあったので、#120の紙鑢で調整しました。バッフル板と接する4枚の板の木口にボンドをたっぷり塗り、位置を合わせてバッフル板を乗せました。位置を慎重に合わせてクイックバークランプで圧力をかけます。圧力をかける際に板の位置がずれてしまい、何度もやり直しました。ある程度のところであきらめて、あとで紙鑢で調整する事にします。
圧力をかけると、ボンドがはみ出すので、濡れタオルでふき取ります。合わせ面はこんな感じです。
乾燥後に、合わせ面を見てみると微妙に隙間があいている部分がありました。
後でパテで埋めるしかないでしょうか?続いて背面板の加工を行います。調整期間中に、背面板を取り外す事を想定してエンクロージャへ木ネジで取り付けます。背面板の割れを防ぐ為に下穴を空けますが、φ3.0ドリルビットを使って背面板を貫通させます。背面板の四隅にターミナル保護用のゴム足を取り付けます。取り付け用の木ネジの下穴をφ2.0で空けます。穴位置は背面板に直接書き込みました。
前回の穴空け加工時と同様に駐車場にワークベンチを持ち出して穴を空けました。
木工はアルミ加工と異なり、簡単に穴があきます。背面板固定用に10箇所とゴム足取り付け用に4箇所の穴を空けました。
背面板部品取り付け
加工した背面板を室内に持ち込み、加工を続けます。まずは四隅にゴム足を取り付けます。ゴム足付属の木ネジでゴム足が回らなくなるまで締め付けました。
同様に他3カ所にも取り付けて、取り付け完了です。
次は背面板にターミナルボックスを取り付けます。取り付けは、付属の木ネジをつかいました。
ターミナル位置が水平になるようにターミナルボックスをはめ込んで木ネジで締め付けました。
続いて、ターミナルにスピーカーユニットへの配線用の電線を取り付けます。線長は、バッフル板にスピーカーユニットを置いて、無理なく配線作業ができるように決めました。
ターミナルへの接続は、半田付けします。電線の被覆を短めに剥いて、保護用に熱収縮チューブを事前に電線に通して半田付けしました。
半田付け後、ドライヤーで熱を加えて完成です。もう一方のターミナルも同様に加工しました。
いい感じに仕上がりました。
背面板取り付け
部品の取り付けが終わった背面板を組立中のエンクロージャに取り付けます。下穴を空けた部分に木ネジで固定していきます。使用した木ネジは在庫を流用しました。
板厚が21mmなので、フランジの板に17mm入り込みます。フランジ板の割れを防ぐ為にした穴を空けるべきですが、位置合わせが面倒だったので省略しました。後で泣きをみなければいいのですが。木ネジ締め込み時に2カ所で板が割れるような音がしましたが、問題はありませんでした。
次回は、スピーカーユニットを取り付けて動作確認を行います。
つづく(製作編8)