サブウーハーの製作(製作編20)

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製作編20

サブウーハーを仮組立して、音を聴いてみます。

サブウーハー仮組立

購入したグルスウールは600x910mmサイズです。カットせずにそのままエンクロージャに入れてみました。こんな感じです。

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この角度から見ると問題ありませんが、グラスウールの量が足りずに、エンクロージャ内部の1面がむき出しになっています。

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写真ではわかりにくいですが、左側のエンクロージャ内面がむき出しです。グラスウールを追加発注しましたが到着まで時間がかかる為、この状態で一旦音を聴いてみます。

音聴き1

久しぶりにウーハーユニットを取り付けて、音聴きできるようにセットアップしました。

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エンクロジャは横置き前提の設計でしたが、設置スペースが無く、縦置きにしています。駆動用のアンプはエルサウンドのEPM-30invで、定格出力は30Wです。フルレンジスピーカーはFostexのFE103Enです。駆動はEL34pp構成の無帰還アンプです。

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まずはサブウーハーのバランスボリュームを絞ってフルレンジスピーカーだけ鳴らしてみます。その状態でサブウーハーのボリュームを上げていきました。音の厚みが増します。もう一度バランスボリュームを絞ってみます。10cmフルレンジスピーカーだけでも以外と低音がでている感じがします。チャンネルデバイダのカットオフ周波数が60Hz設定としているため、サブウーハーの受け持つ帯域は、音階というよりも雰囲気とつくる要素が強いためかも知れません。いろんなCDをとっかえひっかえして聴いてみました。70年代の録音のものは、サブウーハーの出番が少ない印象です。楽曲によってはサブウーハーのエンクロージャが共振によりアンプの制御を外れた印象を受ける場合がありました。グラスウールを追加して改めて確認したいとおもいます。

グラスウール追加

翌週までに追加発注したグラスウールが届きました。600x910mmのグラスウールをむき出しのエンクロージャ面を覆うサイズにカットして押し込み、残りは内部空間に入れ込みました。

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写真左側が追加で押し込んだ壁面です。それでは早速音を聴いてみます。

音聴き2

セッティングは前回と同じです。前回と同様にいろんなCDを鳴らしてみました。エンクロージャの共振により制御外れた印象の音はなくなりました。全般的にサブウーハーの主張が後退した印象です。配置は回路構成によると思われますが、じっくり聴いていると右側の方音の厚みがあるように聴こえます。後で配置を変更して聴いてみたいとおもいます。フルレンジを単独で鳴らす場合は、トランジスタアンプよりも真空管アンプの方がバランス良く聴こえましたが、サブウーハを追加するとフルレンジチャンネルの音の質をさらに上げたい印象を受けました。真空管アンプが無帰還方式の為でしょうか?フルレンジ駆動用アンプを、マルチアンプシステムのウーハーチャンネル駆動用アンプに切り替えてみる事にしました。

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音聴き3

フルレンジスピーカー単体をトランジスタアンプで鳴らした印象はオーバーダンプにより、音のバランスは真空管アンプに劣る印象ですが、音の質の面では上の印象です。サブウーハーとセットで鳴らしたところ、音のバランス、音の質の両面で改善した印象です。好印象によりさらにいろんなCDを聴いてみました。フルレンジスピーカーの定位の良さはそのままで、サブーハーを追加した事で音場感が増し、余韻もいい感じです。久々に記事の事を忘れて長時間音楽を聴いてしまいました。次回はウーハーユニットの保護グリルの製作を行います。

 

つづく(製作編21)