まとめ編4
チャンネルデバイダーのケースの組み立ておよび、部品実装のまとめとエンクロージャの塗装の前処理のまとめをします。
ケース組立
サイドパネルにフランジの金具を取り付けて、そのフランジにアルミフレームをネジ止めします。さらに先に組み立てたフロントパネルとリアパネルを取り付けます。
そこへ組立が完了したボトムシャーシを取り付けて、上側のアルミフレームをネジ止めしました。
ここまでくると完成に近いイメージとなります。続いて配線の作業性から先にリアパネルのXLRパネルコネクタ配線を行います。使用ケーブルは2芯シールドタイプで私の製作定番のベルデンの1503Aです。基板側の接続は後で行います。
次は電源の一次配線を行います。電源トランスの不使用電線は端末キャップで処理をしています。
続いて、各基板への電源配線を行います。気休めかもしれませんが、電線を三つ編みして給電しました。
最後に機内の2芯シールド配線を行います。本数が多いので美しさに欠けます。
組み上がった状態で動作確認を行い完成です。
ウーハーユニットガード取り付け
ウーハーユニットの振動板を保護するためにユニットガードを取り付けます。アマゾンを散々検索して、流用可能な業務用焼網を見つけました。
取り付けは、四すみに六角スペーサーを立てて、そこへ焼網をねじ止めしました。六角スペーサーは、バッフル板に鬼目ナットをねじ込み、そこへ固定します。
ユニットガードを取り付けるとこんな感じになります。
上記の写真のとおり、長方形のフレームの長辺の中央にフレームの強度を上げる為に丸棒が溶接されています。この丸棒と網が固定されていない為、振動により接触し鳴きが発生しました。仕方がないので、衝撃につよい金属用接着剤で丸棒と網の交差点を全て接着しました。
この対策によりユニットガードの鳴きは抑えられました。
エンクロージャの塗装
この製作では、塗装をまじめにやりたいと考えていました。事前にネットで情報を仕入れて、塗料は水性のウレタンニスに決めました。油性塗料に比べて水性は扱いが容易で、ウレタンニスは水性塗料の中でも比較的水に強いとの事なので選択しました。購入した塗料は、和信ペイントの透明クリアタイプ水性ウレタンニスです。
塗装の準備の為に一旦組み上げたサブウーハーをばらします。取り付けた鬼目ナットは、塗料等ががねじ穴に入らない様にトラスネジで蓋をしました。
初めに塗装面に霧を吹き、耐水ペーパーで磨きます。耐水ペーパーは#240を使用しました。この処理により、表面が湿った事により、ささくれが立ち上がり、それを耐水ペーパーで削ぎ落とします。
塗装面を全て磨いて乾燥させます。つづいて、表面の穴や凹みの処理をします。使用したものは、アサヒペンの穴埋め下地パテです。
使用したシナランバーコア材は、コアの継ぎ目に穴があいています。そこをパテで埋めていきます。
写真上が処理前で、下が処理後です。きれいに穴を埋める事ができました。これで塗装の前処理が完了です。次回はエンクロージャの塗装のまとめを行います。
つづく(まとめ編5)