12chアッテネータ2検討(製作編20)

製作編20

バッファ回路基板の消費電流を確認し、もう1枚バッファ回路基板の実装を行います。

バッファ回路基板消費電流

前回の記事で行ったバッファ回路基板の動作確認は、ユニバーサル電源の仕様上、+12V電源をバッファ回路とリレー制御回路共通に供給しました。電源回路の設計の参考とする為にバッファ回路基板の消費電流を確認しておきます。初めにミュート解除時の12V系の消費電流を確認します。

結果は62mAでした。この状態でミュートオンするとリレーの操作コイル分の電流が減ります。

電流値は26mAで差は36mAです。3個分のリレーの操作コイルの電流なので1個あたり13mAと仕様どおりの値となっています。また3個分のオペアンプの電流は26mAなので、1個当たり約9mAを消費していますが、妥当な値だとおもいます。これで消費電流の確認は完了です。

2枚目大物部品実装

2枚目の実装は、1枚目の配線をまねるだけです。面白味はありませんが仕方がありません。3回路の配線を1本づつ順次行い配線の効率を稼ぎます。まずは4スミにスタッドを取り付けます。

次は端子台を取り付けました。

続いてオペアンプ用のソケットを取り付けます。基板を立てて1つのピンを最初にハンダ付けし、ソケット本体を押さえながらハンダをやり直してソケットの傾きをなおします。

次はリレーを取り付けます。リレーもソケットと同じ要領で取り付けました。

これで大物部品の取り付けは完了です。

バッファ回路実装

配線の最初はGND配線です。3回路分一度に配線しました。

次は入力配線を行います。入力用端子台とオペアンプソケット間の配線です。

続いて入力抵抗100KΩを取り付けました。

次は3回路のGND配線を電源入力用端子台と接続します。黒の被覆線を使って部品面を使って配線しました。

同様にマイナス電源を配線します。

さらにプラス電源を配線します。前回はリレーの操作コイル配線を先に行った為、赤の被覆線の配線場所が意味不明な点がありますが、リレー操作コイル配線を縫っている為です。

次に電源ラインにパスコンを取り付けます。

続いてリレー操作コイル用電源配線をします。オペアンプ電源配線と同じ赤の被覆電線を使っているのでまぎらわしいです。

次はオペアンプ出力とリレースイッチ間を100Ω抵抗で接続します。

バッファ回路部の最後は、出力配線および出力抵抗100kΩの実装です。

やっとバッファ回路配線まで完了です。ふぅ~。

リレー制御回路実装

最初にドライバ用のトランジスタを実装します。

その後一気に制御回路を実装しました。これで配線完了です。

ここまでの実装に約3時間かかりました。久しぶりにハンダ作業のみに集中した感じです。次回は実装した基板の通電および動作確認を行います。

 

つづく(製作編21)