12chアッテネータ2検討(製作編25)

製作編25

予定を変更して、arduino UNO用のシールド基板の実装を行います。その配線確認として、OLEDパネル表示の確認を行いました。

シールド基板

一度組み立てを開始しようとしましたが、購入したシールド基板がarduino UNO R3用ではなかったので、基板を改めて注文していました。基板が届いたので、リモコン機能の確認の前にシールド基板の組立を行います。

右が誤って購入した基板で、センターが今回購入した基板です。右側の基板もI2C端子を使用しなければ使用可能ですが、その場合ハネル表示ができなくなってしまいます。I2C機能を使用しない製作用に取っておくことにします。最初は、別途購入した基板ソケットを取り付けます。6pinと10pinが各1個と8pinが2個です。ソケットが傾かない様に注意して取り付けました。

写真のとおり基板の実装可能エリアが狭い上に、たくさんの端子台を実装する必要があるので、何らかの対応が必要です。改めてマイコン回路図を掲載します。

回路図から実装が必要な端子台は以下のとおりとなります。

6ピン:3個

5ピン:1個

これだけの数量になると従来使っている端子台は、実装はできても配線ができません。なにかいいものはないかと、秋月電子の端子台掲載ページを探してみました。使えそうなものがあったので早速注文してみました。

斜めタイプの端子台です。この端子台は接近させて実装しても配線が可能です。2極と3極を適当数量購入しました。従来使用した端子台との違いは推奨穴径が1.3mmから1.4mmと大きくなっている点と、適合電線の最小がAWG22からAWG24と細い電線にも対応している点です。実装する全てのスルーホールの穴径拡大は必要ですが、大きなメリットがあります。取り急ぎ、2列分実装して配線の確認をしてみました。

接近して実装しても、配線には問題ありません。シールド基板には端子台以外にI2C用のレベル変換モジュールの実装が必要です。実装は8pinのDIPソケットを使います。端子台と8pinDIPソケットを並べると、ほぼシールド基板が埋まってしまいます。I2C回路配線のしやすさのみ考慮して、部品の配置を決めました。

最初にGNDと電源の配線を行いました。

次はI2C配線とアナログ入力配線を行います。I2C配線は被覆ジャンパを使用せざる得ませんでした。

続いてMuteとリモコン入力およびモーター制御出力配線を行います。可能な限り被覆ジャンパ線を使わずに配線を行います。

残りは被覆ジャンパ線を使わないと配線できません。残り5本を被覆ジャンパ線で接続しました。

念のため、マイコン基板実装部品とのクリアランス確認を行います。

DIPマイコンチップと黄色の被覆電線が当たっていますが、よしとします。配線の都合で、マイコンの使用ポートと端子台のピン配置を変更しています。

端子台にポート番号を表記していない部分がありますが、配線終了後に記入をした為です。最終状態は本記事のアイキャッチ写真のとおりです。変更を反映した回路図を改めて掲載します。

動作確認

通電前に念のため、各ポートと端子間の接続確認をテスタで行いました。特に問題がなかったので、最初にOLEDパネルの動作確認を行います。配線の都合で事前確認時とレベル変換回路の入出力を逆にしています。SCL, SDA, GNDを接続し、ユニバーサル電源から3.3Vを供給しました。前回動作を確認したソフトをダウンロードして電源オンします。

無事表示の点灯確認ができました。次回は昨年検討した赤外線リモコンの受信モジュールを接続して、リモコンの動作確認を行います。

 

つづく(製作編26)