12chアッテネータ2検討(製作編33)

製作編33

フロントパネルに取り付けるアクリルパネルの加工をします。

ケース

予定では、今回ケースの加工をするはずでしたが現時点で発送予定日の確認すらできていません。途中でトラブルもありましたが・・・。入手の目処がたった時点で状況を紹介します。幸いフロントパネルに取り付けるアクリルパネルは入手していたので、先にアクリルパネルの加工を行います。それにしても、今週末の作業の穴を埋める事ができません。仕方がないので来年1月Windows8.1のサポートが終了するのを期に、久々に新調したノートパソコンのセットアップを行いたいとおもいます。

アクリルパネル加工

改めてアクリルパネルの加工図を掲載します。

アクリルパネルを使った初号機12chアッテネータATT-1は、アクリルパネル固定用にパネル4スミをねじで固定しましたが、採用2号機DAC-1は、フロントに取り付けるスイッチのみで固定しました。今回はこの方法を踏襲します。初めにアクリルパネルのビニールの包装を取り外します。保護用の台紙はそのままとします。次に台紙にカット用の外形寸法線を描きます。

寸法線に沿ってオルファのアクリルカッターで溝を切っていきます。繰り返しなぞり、溝が板厚の1/3程度になったら溝に合わせて板を折ってカットしました。

もう1辺も同様の手順でカットしたら外形寸法のアクリルパネルが完成です。次はスイッチ用の穴をあけます。加工図を等倍で印刷し、外形寸法線にそって切り抜きます。

それを上でカットしたアクリルパネルに外形に沿って貼り付けました。

穴あけ位置がずれないように1.6mmドリルのビットを使って手作業で穴のセンターに印を刻みます。続いてアクリル板用のビットをドリルに取り付けて穴をあけます。

アクリル板用ビットの形状は特殊で、板に接する刃は1枚のみです。その分削りかすを逃がす為のスペースが広くとれる構造です。写真上がφ10mm用で下がφ6mm用です。φ10mmのビットで穴をあけたところ、穴あけの途中で刃が板に噛み込みうまく穴が開けられませんでした。仕方がないのでφ6mmに取り付け直して無事に4カ所の穴を開けました。注意して穴を開けたにも関わらず、穴位置が少しずれています。金ヤスリで削りつつ、リーマーで穴径を広げます。アクリル板はリーマーの相性はいいですが、金ヤスリはなかなか削れません。ようやくモーメンタリースイッチが1つ収まる状態になりました。

次は一番端のスイッチの穴の加工を行います。上の写真のとおり下穴の位置がずれています。リーマーで加工線からはみ出さないギリギリまで穴を加工し、残りをヤスリで削りました。

同様にも1つのモーメンタリースイッチ用の穴加工も行いました。

残る最後の穴は、電源スイッチ用で穴径が15.8mmですリーマーでは対応できない穴径です。ぎりぎりまでリーマーで穴を拡大して、その後はステップドリルの刃を使って手動で穴を拡大しました。

φ14まで拡大し、残りは金ヤスリで地道に加工を行いました。かなり時間がかかってしまいましたが、電源スイッチの取り付けもできました。

今回は他に作業がなかったので、じっくり加工ができて良かったのかも知れません。次週は久しぶりにインターナショナルオーディオフェアを見学の予定で1日つぶれます。記事に穴があかないか心配ですが、それよりもケースは本当に届くのでしょうか?

 

つづく(製作編34)