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真空管アンプの製作(EL34pp)構想編

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 真空管アンプを設計するぞ

大学の大先輩、元の会社の大先輩に声をかけてもらいローカルな会合に参加しました。この方はずっとオーディオを趣味でつづけられていて、仕事の関係もありレアな機器を多数所有し、MJ誌のリッスニング訪問にも登場された経歴を持っておられます。その方の実家におじゃまし、自作アンプやレアな機器で音楽を聴かせてもらいましたが、その際にトオル君も真空管アンプつくってみないかと誘われました。真空管アンプは、信号ラインにコンデンサやトランスなど音に影響を与える素子が必要なので、音がいいはずがないとの思いこみから、今まで全く関わりをもってきませんでした。当然真空管は使ったこともなく、昔大学の授業で特性を学んだ事くらいのものです。技術者の端くれ、実際の経験に基づいて判断しようと一念発起し真空管アンプの設計に着手することにしました。

とりあえず勉強

ネットで真空管アンプの設計・製作に関する書籍を物色し、「情熱の真空管アンプ」を購入しました。購入後に知りましたが、著者の木村哲さんは、真空管アンプの設計製作で有名な方でネット上の情報もその後参考にさせていただきました。このとき、SNSで仲間内に設計製作を宣言し、後へは引けない状況になってしまいました。ホントに自分で設計できるんだろうか・・・?

まずは真空管の購入

その本には、「まずは真空管を購入してみな」的なことがかかれており、その誘いにのっかり通販サイトを物色。驚いたことに、Amazonでマッチドペア真空管が買えることがわかり、あまり深く考えずに、EL34(終段用の5極管)の4マッチド品を購入。JJ Erectronic社製4本で約9000円。スロバキア製だそうです。トランジスタ4個で9000円は高いとおもいますが、この5極管の存在感、あまり高いと思わないのはわたしだけでしょうか?保証期間90日、はたして保証期間内に完成させることができるのか・・・

設計方針

設計開始前に設計方針をまとめました。(下記)
1.初設計、初製作とはいえ頻繁につくることはできないのでそれなりの音質が期待できること
2.自宅での個人用なんで出力はよくばらない
 →目標は5~10W
3.お金はあまりかけない
 →部品代は10万円以下で他条件を満たせば安いほど良い
4.バランス入力とする
 →自宅のシステムがバランスで構築されているため

回路の決定

終段はすでにEL34を購入してしまったため、EL34プッシュプル構成でいきます。
回路をシンプルにするために、2段構成とし価格と入手性を考慮して初段管に双三極管12AX7を選定。これもAmazonで購入。Golden Dragon(中国製)双極マッチ品2本で約3500円。回路は定番の差動入力とします。

真空管の選択

12AX7は、双三極管の中でも増幅率μが高く(100程度)2段構成の初段に適していると考えました。型式の12はヒーター電圧を示していますが、接続により6.3Vでも使用することができトランスの選定が楽になります。
EL34は、プッシュプル構成により25W出力まで取り出すことができると言われています。またヒーターは要求電流が1.5Aと大きいですが、電圧はこちらも6.3Vなので12AX7と共通とすることができます。この真空管は5極管ですが、今回はより繊細な音質になるといわれている3極管接続で使用します。

 

つづく(設計編)