2016-01-01から1年間の記事一覧
まとめ編 組立が終わったロクハンフルレンジの音だしを行い、その印象を紹介します。 音の第一印象 当初の目的にそって、先日完成したバランス入力パラレルシングルアンプ(S1605)で鳴らします。一方、私のリファレンススピーカーはNS-1000Mですが、比較し…
組立編 前回の記事で選定したユニット、エンクロージャーを購入して組立ます。 記事タイトル補足 記事タイトルのロクハンですが、説明が漏れていました。これは16cmの口径のことで、6.5インチからきています。今ではあまり聞かない呼び方ですが、フルレンジ…
構想編 製作完了したバランス入力パラレルシングルアンプ(S1605)と定位の良いフルレンジスピーカーで大編成の楽曲鳴らしてみたいと考えて常用できるフルレンジスピーカーの導入検討をします。 シングルアンプの音 繰り返しになりますが、製作完了したシン…
番外編4 バランス入力シングルパワーアンプ製作が終わり一区切りついたので、考える時間をとるために番外編を入れさせていただきます。 ブログについて 今年(2016年)の6月26日にこのブログを初めて半年が経ちました。ブログは私にとって初めての経験で…
まとめ編2 ハム対策が完了し、アンプの各部の動作確認が終わったので改めて音の比較を行います。本製作のしめくくりとして、まとめ編のまとめを行います。 改めて音出し ハム対策後の音を聴きましたが、対策前後で音の印象に変化はありません。前回の音聴き…
まとめ編1 ハムの原因を特定し、対策を行い今回の製作のまとめを行います。 真空管アンプのハム ネット上に、真空管アンプのハムの話題がたくさんありますが、その中にプッシュプルに比べてシングルアンプはハムが発生しやすく、十分な対策が必要との書き込…
製作編12 帰還抵抗を除き回路の組立が完了したので、通電確認を行い、問題なければ音出しをします。 アンプ通電確認 初段回路の実装が完了したので、初段管の12AX7をソケットに挿し電源オンします。真空管を挿したままひっくり返して通電したくないので、作…
製作編11 気持ちを切り替えて改めて終段の単体動作確認を行います。また終段に所定の電流を流した状態で電源回路の確認も行い、残りの回路実装を進めます。 修正修理 0.47uF/450V仕様のパスコンをB1電源供給用のラグ端子部分に実装します。450V耐圧のフィル…
製作編10 終段回路の実装を完了したので、終段単体動作確認を行います。ここにきてミスを連発させてしまい、恥ずかしい話ですがありのまま紹介します。アンプの特徴をストレートに表現するためにタイトルを変更しました。 終段単体動作 真空管を挿さずに電源…
製作編9 終段回路の実装を完了させ、終段の単体動作確認の準備を行います。 回路実装用Lラグ端子の取り付け 前回記事のキャッチ写真には取り付け済みでしたが、説明が漏れていました。終段の真空管自己バイアス回路部品実装用に6極のLラグ端子を終段真空管…
製作編8 前回製作した電源基板から各ブロックへの電源供給部と、終段の実装を開始します。 電源の供給 電源回路が完成したので、各ブロックへ電源供給用の端子をつくります。具体的にはB1,B2,GND供給用に複数の端子をLラグ端子を使って作ります。B1とB2は供…
製作編7 基板上へC電源回路から実装を行っていきます。続けてB電源の実装も行います。 C電源実装 C電源は、三端子レギュレーターを使用した-5V電源です。トランスの低圧巻線はAC5Vしか残っていないで、倍電圧回路で三端子レギュレーターへの入力電圧を…
製作編6 アンプの心臓部、電源回路の製作を行います。また、仕方なくリップルフィルタ用に購入したの面実装トランジスタの実装方法も考えます。 はじめに ディアゴスティーニなみの細切れの組立におつきあいいただきありがとうございます。それで、気になっ…
製作編5 シャーシへの大物部品の取り付けが完了したので、配線を行っていきます。 配線の進め方 私の真空管アンプ製作は昨年(2015年)の12月に木村哲さん著の「情熱の真空管アンプ」という本を購入して、勉強したところから始まりました。それまでは「真…
製作編4 シャーシ加工が完了したので、トランスの取り付けを行い続けて配線の準備をします。 チップジャック 今まで説明してなかったので、トランス搭載前に簡単に紹介します。本アンプでは、赤3個、黒3個の計6個のチィップジャックを取り付けました。組…
製作編3 前回に引き続き、シャーシ加工を行います。今回はシャーシ加工最大の難関上面の加工です。 加工図 設計編3でシャーシ上面の加工図を掲載しましたが、S1503(EL34pp)と大物部品が共通でケースも同じものを選択したことから、加工図をそのまま流用…
製作編2 前回引き続きシャーシ加工を進めます。今回はリアパネル加工を行います。 リアパネル 取り付ける部品は、フロントパネルとは異なり数も多く、穴径も大きい上に丸穴以外の加工が必要なため、フロントパネル加工よりも数段手間がかかります。取り付け…
製作編1 ざっと部品を集めて、加工図を元にシャーシ加工を進めます。 部品発注 トランスはメーカーダイレクト(ノグチトランス、ソフトン)に、リードのケースは若松通商に、それ以外の部品は秋月電子とマルツオンラインへ発注しました。概ね予定したものが…
設計編4 終段ロードライン設計の誤りに気づき、設計を全て見直しました。 設計の誤り パラレル駆動の設計は今回初めてという事もあり、通勤電車の中で真空管の動作をつらつらと考えていたところ、先に行ったロードライン設計に重大な誤りがあることに気づき…
設計編3 今回はシャーシ設計を行い、それに従ってシャーシ加工の準備を進めます。 シャーシ設計 設計中のシングルアンプ(S1605)ですが、EL34pp(S1503)と出力トランスを除いてキーパーツが共通です。シャーシ加工図を作成するにあたって、唯一異なる出力…
設計編2 前回引いたロードラインに従い、電源から具体的に回路設計を進めます。 電源回路設計 先に行ったロードライン設計から電源回路への要求をまとめます。・B1電源=215V・B2電源=225V, Iidel=160mA(ステレオ分)・C電源=-5V(電圧は5Vでなくても良い)…
設計編1 前回の記事でまとめた設計構想に沿って設計を進めていきます。 基本回路 入力が12AX7の差動構成、終段がEL34シングルのパラレル構成で基本回路を作成します。初号機(S1503)のEL34pp機と真空管の構成は全く同じですが、終段の回路が異なります。こ…
構想編 製作済みのプッシュプルアンプと聴き比べをしたいとおもい、シングルアンプ製作に向けて設計構想を開始しました。 シングルアンプ 今回のオーディオフェアの中で真空管アンプはシングルに始まり、シングルに終わる方が多いとの話を聞き、さらに実際に…
番外編3 10/9~10/10に真空管オーディオフェアーが開催され、見学してきましたので感想を含めて紹介します。 真空管オーディオフェア 今年(2016年)の開催は第22回になりますが、開催場所はJRのお茶の水と秋葉原の丁度中間にある損保会館でした。今年の2…
番外編2 9/30~10/2国際フォーラムで開催された2016インターナショナルオーディオショウの見学報告をします。今回はアンプメーカー3社の展示について感想を含めて紹介します。 株式会社トライオード 実はこの会社、私は良く知りませんでした。昨年末(2015…
番外編1 次はシンプルなシングルアンプの製作を検討していますが、充電期間を設けることもかねて、9/30~10/2の3日間国際フォーラムで開催された2016インターナショナルオーディオショウの見学報告をします。 東京インターナショナルオーディオショウ 1983…
まとめ編 スピーカーユニットの交換を行い音を聴きその印象を紹介します。 新旧スピーカーユニット 写真左がFE103で右がFE103Enです。フレームの形状は見た限り違いがありません。目に付く違いは、コーン紙とセンターキャップの色、センターキャップの形状、…
改修編 スピーカーの残りの仕様および改修について紹介します。 バスレフ方式 図は現品から起こしたこのスピーカーエンクロージャーの図面です。見てのとおりバスレス方式となっていますが、この方式はスピーカーユニット後面から発する低音をヘルムホルツ共…
構想編 私はフルレンジユニットを使った自作のスピーカーをもっていますが、無性に先に製作した真空管アンプ(EL34pp)を使ってボーカル曲を聴いてみたくなりました。このスピーカーは最近は踏み台やカメラの台にしか使っていないためメンテナンスが必要状態…
まとめ編 実際に音を聴き、メンテナンスの効果を確認します。 音聴き準備 私のシステムは、いままで紹介してきたとおり、フルバランス化されています。今回メンテナンスを行ったアンプはアンバランス方式なので、このアンプを接続するためにシステムの構成を…