無帰還広帯域真空管アンプ(製作編22)

製作編22 耐圧保護回路の通電確認から再開します。 通電確認 前回は、初めて使用する低損失の三端子レギュレータの通電確認で余計な時間をかけてしまいました。とほほ・・・。気分を一新して通電確認を再開します。まずは外してしまった三端子レギュレータを…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編21)

製作編21 実装完了したヒーターカソード耐圧保護回路の通電確認及び、単体の動作確認を行います。 通電確認準備 改めて回路図を掲載します。 入力は初段の差動アンプのプレート電圧を前提としていますが、単体の通電確認ではその電圧に相当する高電圧を準備…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編20)

製作編20 部品が届いたのでヒーターとカソード間の耐圧保護回路の実装を行います。 大物部品の配置 基板にスタッドを立てて作業をやりやすくして、端子台やICソケット等の部品配置の起点となる大物部品を仮配置します。 ICソケットは1つのピンのみハンダ付…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編19)

製作編19 引き続きヒーターとカソード間耐圧保護対策回路検討を行います。 対策案2仕様確定 前回、ざっくり対策回路を描いたので実装の検討を行います。回路規模から今回終段バイアス回路実装する基板(47x36mm)にはさすがに部品が乗らないと考えて1サイ…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編18)

製作編18 設計の見直しを行います。 気になっていた点 ここまで製作を行ってきましたが、設計で気になっていた点がありました。初段のSPRR回路の等価抵抗動作をする真空管のヒーターカソード間の耐圧仕様です。データシート上は90Vとなっていて(本記事アイ…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編17)

製作編17 シャーシ内の配線を開始します。 出力トランス配線 初めに前回取り付け出力トランスの配線を行います。一次側の配線先はB電源と出力段真空管のプレートになりますが、一旦L型ラグ端子で受けます。取り付け用の端子を避けて4極中の3極に接続しまし…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編16)

製作編16 ケースの収めた出力トランスをシャーシに取り付けます。 取り付け準備 ケースの収めた出力トランスは、シャーシに取り付ける部品で一番背が高くなります。念のため、ケーストップを養生します。材料は梱包用のダンボールでケースサイズにカットして…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編15)

製作編15 出力トランスをケースに収めてシャーシに取り付けます。 閑話(ハンダこて安全) 製作作業の半分以上にハンダこてを使います。何度も同じ事を繰り返している為か、作業終了後に電源を切った事を忘れてしまい、後で外出先でやきもきする事がたびたび…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編14)

製作編14 実装完了したB電源回路の動作確認を行い、続いてC電源回路を実装して動作確認を行います。 B電源動作確認 動作条件は無負荷で、チョークインプット電源の負荷は20KΩとしています。緊張しつつ電源オン、何も起こりません。各部電圧は以下のとおりで…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編13)

製作編13 前回設計した初段用のB電源回路を実装します。 初段用B電源実装 必要な部品を秋月電子に注文しました。このところ注文の際に、「通販が混んでいるので発送に時間がかかる事があります」のようなメッセージが出ます。コロナの影響で買い物の為の外出…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編12)

製作編12 引き続きB電源の検討を行います。 B電源問題点 設計した回路の初段のSRPP構成の等価抵抗動作をさせる真空管のヒーターとカソード間の耐圧仕様を守るために初段の電源電圧を180V以下に押さえる必要があります。前回のチョークインプット電源の動作確…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編11)

製作編11 ヒーター配線が完了したので点灯確認を行い、B電源の評価の続きを行います。 ヒーター点灯確認 事前の通電確認で真空管ソケットのヒーター端子の電圧確認を行っているので問題なく点灯確認ができるはずです。意を決して電源オン。各真空管のヒータ…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編10)

製作編10 電源検討用の部品の入手が間に合わなかったので、予定を変更してヒーター回路の実装を行います。 ヒーター回路 改めて電源回路図を掲載します。 現行のHigh-ch用アンプの製作でヒーター回路に発振対策を行いました。今回は最初から対策を適用してい…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編9)

製作編9 ブリーダー抵抗値を変えながらチョークインプット電源の動作確認を行います。 ブリーダー抵抗 検討用に10KΩと4.7KΩの3W品をそれぞれ5本購入しました。電源トランスの二次巻き線出力はAC180Vなので、無負荷時のピーク二次巻き線電圧は約254Vになり…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編8)

製作編8 B電源配線の続きから再開します。 配電用ラグ板加工 前回の記事に引き続き平ラグの加工を行います。反対側の各端子も同様に被覆を剥がした銅線でハンダ付けしました。 ポリウレタンの被覆を剥がすには、細い四角棒状のヤスリが作業性がよかったです…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編7)

製作編7 シャーシ内部の部品取り付けを完了させて配線を開始します。 平滑用コンデンサ取り付け 平滑用電解コンデンサは従来の製作と同様に560uF/400V品を使用します。取り付けもいつもと同様に、端子をL型ラグ板にハンダ付けして固定し、反対側をL字金具に…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編6)

製作編6 リアパネルの部品取り付けから組立を再開します。 リアパネル部品取り付け フロントパネルと同様に、ハンドルの取り付から開始します。ハンドルのナット締め付けの状況は全くフロントパネルと同様ですが、なんとか両側のハンドルを取り付けました。…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編5)

製作編5 シャーシ加工が終わったので部品の取り付けを開始します。 電源トランス取り付け確認 前回の記事で角穴加工が終わったので取り付け確認を行います。念のため電源トランスの上面をボールで紙養生しました。 後で忘れないように、トランスカバーの増…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編4)

製作編4 シャーシ上面の加工を行います。 閑話 記事の余裕がない中、本日は休日を返上して棚卸しの対応をしてきましました。私の勤める会社では、1月の日曜を除く最終日に棚卸しを行います。当該日が平日の場合、休みにしますが幸い今年は30日(土)の対応…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編3)

製作編3 リアパネルの加工から再開し、シャーシ上面の加工準備を行います。 XLRパネルコネクタ取り付け XLRパネルコネクタはアマゾンで発注しましたが、中国発送の為、注文後17日経過していますが、まだ到着していません。ノーブランド品のため都度加工寸法…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編2)

製作編2 引き続きフロントパネルの加工を進めます。 電源ランプ取り付け 加工図上の穴径はφ7.2ですが、ステップドリルの径が2mmきざみの為、φ6の穴をあけています。1mmきざみのステップドリルがある事がわかっていますが、注文するのを忘れてしまい、次の製…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編1)

製作編1 設計がようやく終わったので製作に取りかかります。 準備 注文した部品が続々と届きました。積み上げたらこんな感じになりました。 一番下の大きな箱はケースです。上のレターパックは海神無線から購入したフィルムコンデンサーです。中身を一通り…

無帰還広帯域真空管アンプ(設計編5)

設計編5 出力トランスを元に戻し、設計を完了させて製作の準備を行います。 出力トランス再変更 前回の記事でハム性能を考慮して出力トランスを当初考えていた春日無線のKA-5-54Pに戻しました。それに伴い、トランスケースすも東栄変成器のトランスケースS…

無帰還広帯域真空管アンプ(設計編4)

設計編4 前回の記事で決めた方針に従って加工図を作成して部品発注を進めます。 出力トランス配置変更 まずはトランスケースの寸法を再確認します。 取り付け穴4点は、正方形の頂点配置となっているため、最悪後で向きを変える事ができます。選定しなおし…

無帰還広帯域真空管アンプ(設計編3)

設計編3 選定した部品情報を元にケースの加工図を作成します。 フロントパネル加工図 現行機の加工図(下記)を元に修正を行います。 変更点は電源スイッチと電源ランプです。電源スイッチはパドルスイッチから前回の記事で選定した波動スイッチに変更しま…

無帰還広帯域真空管アンプ(設計編2)

設計編2 回路設計が終わったので部品の選定を行い加工図の作成準備をします。 準備 ケースは、現行のHigh-ch用アンプと同じリードのMK-380を使用します。 現行機のケース選定当時、真空管ヘッドフォンアンプと同じサイズの(現行機よりも1サイズ小さいMK-3…

無帰還広帯域真空管アンプ(設計編1)

設計編1 設計構想がまとまったので、実際に設計を進めていきます。 電源回路 前回選定したトランスとチョークトランスを使って電源回路を設計します。電源回路の設計を進めるに当たり、暫定で描いたアンプの回路図を再掲載します。 初めに使用する真空管の…

無帰還広帯域真空管アンプ(構想編8)

構想編8 SRPP回路4も改善効果が大きくなかったので、引き続き改善検討を行います。 SPRR回路4 前回の検討を行ったSPRR回路4の周波数特性のシミュレーション結果を再掲載します。 上が初段で下がトータルの周波数特性のシミュレーション結果です。両図を…

無帰還広帯域真空管アンプ(構想編7)

構想編7 さらに回路を変更して広帯域化できないかを引き続き検討します。 SRPP3回路 前回の記事の検討で、終段のゲインを下げて終段入力部のミラー容量を下げました。その際に出力トランスの2次巻き線の接続変更を行いました。終段のゲインを下げましたが…

2020年末を聴く(番外編42)

番外編42 あけましておめでとうございます。恒例(今回で5回目)となりましたが自作アンプで高品質な年末の特別番組を聴いて、2020年を振り返ります。 2020年 昨年は新型コロナウィルスへの対応を続けた一年でした。1月末の春節の途中に、中国で海外渡航が…