Hi-ch用トランジスタアンプ製作(製作編2)

製作編2 電圧増幅段で使用するトランジスタのhfe測定を行います。 電圧増幅段バイポーラトランジスタhfe測定 地味な作業が続きますが、自作ならではの贅沢と考えて我慢して進めます。電圧増幅段で使用するバイポーラトランジスタは2SC1815と2SA1015です。オ…

Hi-ch用トランジスタアンプ製作(製作編1)

製作編1 部品発注を行い製作の準備を行います。 部品発注 発注の方針は、以下のとおりとしました。 ・手持ち在庫を活用する ・トランジスタは多めに注文して選別して使用する ・まとめて発注して送料を節約する 電源トランスはすでに注文・入手済みです。注…

Hi-ch用トランジスタアンプ製作(設計編4)

設計編4 回路および部品を決定したので、シャーシの加工図面を作成します。 ボトムシャーシ加工図面作成 電源トランスと基板サイズ決定の為に、ざっくりとした図をかきましたが、本当に配置可能か確認します。確認方法は、ケースを仮組みして、そこに加工図…

Hi-ch用トランジスタアンプ製作(設計編3)

設計編3 電源回路を確定します。 終段用電源回路 シャーシ配置の関係で、72 x 47.5mmの基板に実装する必要があります。単純な全波整流によるコンデンサインプット電源ですが、オリジナルの回路は10,000uF/16V電解コンデンサを10個搭載しました。実装スペー…

Hi-ch用トランジスタアンプ製作(設計編2)

設計編2 前回の検討結果に従ってアンプの回路図を作成します。続いて電源の回路検討を行います。 アンプ回路図 前回の検討結果を回路図に反映しました。 変更点は以下のとおりです。 ・トランジスタ変更 2SC1815-GR → 2SC1815L-BL 2SA1015-GR → 2SA1015L-GR…

Hi-ch用トランジスタアンプ製作(設計編1)

設計編1 アンプ回路の設計から開始します。 アンプ回路設計方針 構想編でも説明したとおり、現行のDCアンプの回路をベースとします。 駆動力よりも素の特性重視で見直す方針です。電圧増幅段の電源電圧は三端子レギュレータを使用する予定なので+/-15Vとし…

Hi-ch用トランジスタアンプ製作(構想編)

構想編 Hi-ch用トランジスタアンプの製作構想をします。 構想開始の背景 久しくトランジスタアンプを製作していなかった為、作ってみたくなりました。直近で無帰還真空管アンプをHi-ch用に2台つくりましたが、高域の特性面では帰還前提のトランジスタアンプ…

赤外線リモコンの検討(まとめ編)

まとめ編 改造が完了したDACユニットをマルチアンプシステムに組み込んで使ってみます。引き続き今回の改造のまとめを行います。 マルチアンプシステム組み込み 常用のNS-1000Mマルチアンプシステムに改造したDACユニットを組み込んで使ってみます。 システ…

赤外線リモコンの検討(製作編2)

製作編2 DACユニットを改造し、赤外線受信ユニットの実装を完了します。 DACユニット改造1 最初にarduino UNOに装着しているバニラシールドを改造します。改造内容はIR信号と電源、GNDの配線追加です。 現状、I2C用のレベル変換IC以外は端子台しか実装され…

赤外線リモコンの検討(製作編1)

製作編1 リモコン機能を移植したソフトをDACユニットに書き込み動作確認を行います。 移植ソフト動作確認 移植ソフトは、マイコン基板単体でリモコン受信確認までできているので、問題はないとおもいつつDACユニットのマイコン基板へ転送して、まずはキー操…

赤外線リモコンの検討(構想編8)

構想編8 DACユニットのソフトウェアにリモコン受信サンプルコードの移植を行います。 移植機能詳細 以前の記事で、DACユニットのアッテネータ制御機能を実装する方針としていましたが、具体的な機能を明確にします。写真はキット付属のリモコンです。 使用…

赤外線リモコンの検討(構想編7)

構想編7 DACユニットのソフトへの組み込みの検討を行います。 DACユニットソフトウェア構成 リモコン受信処理を組み込むDACユニットのソフトウェアの構成を確認します。図は現行のソフトウェアのジェネラルフローチャートです。 大きく3つの部分で構成され…

赤外線リモコンの検討(構想編6)

構想編6 DACユニットへ赤外線リモコン受信機能の実装検討を行います。 対象機器選択 今までに製作した機器で、arduino UNOを搭載したものは12chアッテネータとDACユニットです。両機器の運用形態ですが、12chアッテネータは音楽鑑賞時にリスニングポイント…

赤外線リモコンの検討(構想編5)

構想編5 割り込みに対応したコードをさらに見直します。 コードの見直し 現状のコードのパルス長の読みとりにはpulseIn()関数を使用しています。この関数にはタイムアウトの設定ができますが、現状は設定していません。ネットで検索すると、デフォルトのタ…

赤外線リモコンの検討(構想編4)

構想編4 サンプルコードを実装用に改変します。 サンプルコード 前回の記事で確認したサンプルコードですが、処理を理解する観点では良かったとおもいますが、DACユニットへ実装する観点で見直してみます。最初に簡単な実験を行ってみます。サンプルコード…

赤外線リモコンの検討(構想編3)

構想編3 赤外線受信モジュールをarduino UNOに接続してSampleCodeを実行してみます。 受信モジュールの接続 受信モジュール付属のケーブルの端子はarduino UNOに実装されているものと同じ仕様の3極のピンソケットです。一旦ピン端子で受けてそれぞれ必要な…

赤外線リモコンの検討(構想編2)

構想編2 メーカーサイトに掲載されたサンプルコードを解析します。 受信モジュール サンプルコード解析前に、受信モジュールの仕様を確認します。図はメーカーサイトに掲載されている回路図です。 受信モジュール以外、電源のパスコンのみです。受信モジュ…

赤外線リモコンの検討(構想編1)

構想編1 arduino基板搭載機器に赤外線リモコン受信機能の追加を検討します。 閑話 1980年代後半、社会人になって間もない頃にパソコン用CD-ROMドライブのリモコンを担当しました。当時はCDが発売されて数年というタイミングで、CD-ROMドライブ単機能ではも…

EL34シングルアンプ性能改善(まとめ編)

まとめ編 改造が完了したアンプの音を聴き、今回の改善のまとめを行います。 音聴き 前回の音聴きからの変更点は下記の2点です。 ・初段真空管変更(12AX7→12AY7) ・終段バイパスコンデンサ容量変更(470uF→1000uF) 試聴に使ったのスピーカーは前回の音聴…

EL34シングルアンプ性能改善(製作編4)

製作編4 現状の各段のゲイン測定を行い、初段真空管変更時のトータルゲインの試算値の妥当性を確認して追加改造を行います。周波数特性の測定を行い改造の効果を確認します。 各段ゲイン測定 代表してLchのHot側の測定を行いました。入力信号は1KHz/200mVpp…

EL34シングルアンプ性能改善(製作編3)

製作編3 プッシュプルアンプとの音の違いに関して実験をしてみます。その後、さらなる改善検討を行います。 高調波実験 前回シングルアンプとプッシュプルアンプの比較試聴をした結果、シングルアンプは音が厚く聴こえ、プッシュプルアンプははっきりくっき…

EL34シングルアンプ性能改善(製作編2)

製作編2 改造したアンプの周波数特性の測定を行い、音を聴いてみます。 周波数特性の測定 周波数特性の測定システムのブロック図は以下のとおりです。 アンプの出力には8Ωのダミー抵抗を接続します。発振器出力をバランス変換器に入力し、バランス信号に変…

EL34シングルアンプ性能改善(製作編1)

製作編1 最初に現状の音を聴いて、その後改造に入ります。 現状音聴き 改造前に現状の音を聴いて印象を記憶します。今回組み合わせるスピーカーは、Fostexの16cmフルレンジスピーカーFF-165WKをFostexのバスレフエンクロージャBK-165WKに取り付けたものです…

EL34シングルアンプ性能改善(設計編1)

設計編1 終段をデュアルシングル構成から普通のシングル構成へ設計変更します。 設計変更方針 終段はEL34の普通のシングル構成としますが、その際に無理のない範囲で現状の出力を維持したいとおもいます。検討の中で、搭載している出力トランスRW-20はプッ…

EL34シングルアンプ性能改善(構想編1)

構想編1 過去に製作したEL34デュアルシングルアンプの性能改善を構想します。 EL34デュアルシングルアンプ 今回の改善対象は、バランス入力シングルパワーアンプ製作(2016-10-14~)で記事にしたシングルパワーアンプです。私がブログで公開した製作記事の…

無帰還広帯域真空管アンプ(まとめ編3)

まとめ編3 通電、調整、特性測定、音の印象をまとめます。 終段バイアス電流調整 無信号時の終段真空管のIpを15mAに調整しました。Push-Pullの合計電流は、定電流回路を採用しているので、30mAとなるので比率のみの調整です。調整はシャーシ上面からバイア…

無帰還広帯域真空管アンプ(まとめ編2)

まとめ編2 耐圧保護回路とシャーシ設計と製作のまとめを行います。 耐圧保護回路 SRPP回路採用時に注意が必要な点の1つは、等価抵抗動作をさせる真空管のヒーターとカソード間の耐圧です。下記は採用した12AY7の仕様の抜粋です。 当初は、電源電圧と入力差…

無帰還広帯域真空管アンプ(まとめ編1)

まとめ編1 今回から数回に分けて、本製作のまとめを行います。 製作の概要 無帰還広帯域のマルチアンプツイーター駆動用のアンプを製作します。真空管の選択は現行アンプと変えずに、初段にSRPP回路を適用して初段のゲインをかせぎつつ、出力インピーダンス…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編41)

製作編41 完成したアンプの音を聴いてみます。 音聴き準備 なごり惜しいですが、ボトムシャーシをねじ止めします。その前に各部の写真を撮りました。撮った写真の中でも、製作途中の設計変更で一番影響が大きかった部分は、耐圧保護回路の追加でした。 でっ…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編40)

製作編40 今回の製作のキーポイントの周波数特性の測定をおこないます。 設計のおさらい 周波数特性の測定の前に、今回の設計のおさらいをします。初代ツイーター用アンプは、現行のスコーカー用アンプと同じ設計でした。 初段は12AX7で終段はEL34のプッシュ…