無帰還広帯域真空管アンプ(製作編41)

製作編41 完成したアンプの音を聴いてみます。 音聴き準備 なごり惜しいですが、ボトムシャーシをねじ止めします。その前に各部の写真を撮りました。撮った写真の中でも、製作途中の設計変更で一番影響が大きかった部分は、耐圧保護回路の追加でした。 でっ…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編40)

製作編40 今回の製作のキーポイントの周波数特性の測定をおこないます。 設計のおさらい 周波数特性の測定の前に、今回の設計のおさらいをします。初代ツイーター用アンプは、現行のスコーカー用アンプと同じ設計でした。 初段は12AX7で終段はEL34のプッシュ…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編39)

製作編39 L/Rチャンネルのゲインを合わせて回路を確定させます。その後終段のバイアス調整を行い、真空管の各端子電圧の確認を行いました。 前回のおさらい 原因の特定に3週間もかけてしまったLch初段バランス動作不具合ですが、ようやく解決する事ができま…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編38)

製作編38 引き続きLch初段差動アンプバランス動作不具合検討を行います。 光明 前回の検討のおさらいをします。この現象が終段真空管には関係ない事が確認できたため、終段真空管を外して検討を行いました。終段のバイアス調整回路接続をHotとColdで入れ替え…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編37)

製作編37 引き続きL-ch初段がバランス動作しない原因の特定を行います。 前回のおさらい 改めて回路図を掲載します。 前回の記事でL-ch終段Cold側のバイアス調整回路をカットすると正常動作する事がわかった事を報告しました。バイアス調整回路は単純で、-5V…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編36)

製作編36 引き続きL-ch初段のバランス動作不具合の検討を行います。 前回までのまとめ ・L-chのトータルゲインが小さい原因はCold側のゲインが小さい事に起因 ・Cold側のゲインが小さい事は、初段の差動アンプがバランス動作しない事に起因 ・初段差動アンプ…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編35)

製作編35 引き続きL-ch初段がバランス動作をしない原因の検討を行います。 初心に立ち戻り 前回の検討でL-chのCold側のゲインが小さい原因は、初段の差動アンプが正しくバランス動作をしていない事に起因する事がわかりました。たいそうなサブタイトルを付け…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編34)

製作編34 引き続きL-ch Cold側の初段ゲインが小さい原因の検討を行います。 閑話 完成後の動作確認がうまくいかない中、本日は会社の変電設備法令点検立ち会いの為休日出社しました。前任者は本年3月に定年退職されので今年から私が引き継ぎました。数年前…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編33)

製作編33 引き続きL-ch初段Cold側のゲインが低い原因の検討を行います。 真空管の交換 前回、L-chの初段差動入力用の真空管の交換を行ってみましたが、症状に変化はありませんでした。今回は、初段の等価抵抗動作をする真空管を交換してみます。組み合わせが…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編32)

製作編32 L-chのゲインが低い原因の検討を行います。 症状のおさらい HotおよびColdともに1kHz/200mVppの正弦波のバランス信号をアンプに入力して確認をおこないました。下記はR-chとL-chのHotの入試出力波形のモニタ結果です。 R-chは出力が1.96Vppあります…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編31)

製作編31 初段の電源電圧の見直しを行って初段の通電確認をやり直します。引き続きアンプの動作確認を行います。 電源設計変更 電源の設計変更を行うに当たり、現行の電源の回路図を再掲載します。 初段用電源回路は、回路図の一番下のブロックです。電源電…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編30)

製作編30 引き続き通電確認を行います。 チョークインプット電源電圧 終段の電源はチョークインプット電源です。チョークインプット電源は、出力電流によって電圧値が変動する事を確認していますが、アンプの電源投入後プレート電流が流れるまでの電圧をモニ…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編29)

製作編29 引き続き通電確認を行います。 耐圧保護回路基板確認 耐圧保護回路基板は、単体で通電確認を行っていたので確認を一番最後にしました。電源オンオフの度に、リレーの動作音がしているので問題ないと思います。確認項目は半固定抵抗をまわして、基準…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編28)

製作編28 終段の配線を行い全配線を完了させます。引き続き真空管を挿さずに通電確認を行います。 出力トランス1次配線 改めてアンプの回路図を掲載します。 終段の配線の最初は、出力トランスの1次配線です。出力トランスの1次側の電線は、中継用のLラグ…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編27)

製作編27 バイアス電流設定回路基板をシャーシに取り付けて、初段の配線を完了させます。 バイアス電流設定回路基板シャーシ取り付け 左右の基板を間違えずに、シャーシに立てたスタッドに取り付けるだけです。 写真はL-chです。同様にR-chも取り付けました…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編26)

製作編26 終段バイアス電流設定基板の実装を行ない、通電確認を行います。 バイアス電流設定回路実装 改めて実装する回路図を掲載します。赤枠点線内の回路です。 最初にグリッドバイアス回路を実装します。390Kと47K抵抗をそれぞれ2本と0.1uFのコンデンサ…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編25)

製作編25 初段の配線をきりのいいところまで行い、終段のバイアス設定基板の実装準備をします。 耐圧保護回路基板配線残り 前回の記事でL-chの入力配線まで行ったので、R-chの配線を行います。電線の被覆色はL-chと同じとして黄と橙を使用しました。まずは黄…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編24)

製作編24 耐圧保護回路基板のシャーシ取り付けが終わったので配線および通電確認を行います。 ヒーター配線 初めに制御対象となる初段SRPP等価抵抗動作をする真空管のヒーター配線を取り外します。 写真中の片側3本ある真空管ソケットの真ん中のソケットが…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編23)

製作編23 実装完了した耐圧保護回路基板をシャーシに取り付けます。 基板取り付け準備 基板は前回の単体動作確認を行った状態になっています。初めに実装後に動作状態をモニタするために、リレーの駆動信号モニタ用のポストを取り付けました。2極品を使い、…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編22)

製作編22 耐圧保護回路の通電確認から再開します。 通電確認 前回は、初めて使用する低損失の三端子レギュレータの通電確認で余計な時間をかけてしまいました。とほほ・・・。気分を一新して通電確認を再開します。まずは外してしまった三端子レギュレータを…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編21)

製作編21 実装完了したヒーターカソード耐圧保護回路の通電確認及び、単体の動作確認を行います。 通電確認準備 改めて回路図を掲載します。 入力は初段の差動アンプのプレート電圧を前提としていますが、単体の通電確認ではその電圧に相当する高電圧を準備…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編20)

製作編20 部品が届いたのでヒーターとカソード間の耐圧保護回路の実装を行います。 大物部品の配置 基板にスタッドを立てて作業をやりやすくして、端子台やICソケット等の部品配置の起点となる大物部品を仮配置します。 ICソケットは1つのピンのみハンダ付…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編19)

製作編19 引き続きヒーターとカソード間耐圧保護対策回路検討を行います。 対策案2仕様確定 前回、ざっくり対策回路を描いたので実装の検討を行います。回路規模から今回終段バイアス回路実装する基板(47x36mm)にはさすがに部品が乗らないと考えて1サイ…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編18)

製作編18 設計の見直しを行います。 気になっていた点 ここまで製作を行ってきましたが、設計で気になっていた点がありました。初段のSPRR回路の等価抵抗動作をする真空管のヒーターカソード間の耐圧仕様です。データシート上は90Vとなっていて(本記事アイ…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編17)

製作編17 シャーシ内の配線を開始します。 出力トランス配線 初めに前回取り付け出力トランスの配線を行います。一次側の配線先はB電源と出力段真空管のプレートになりますが、一旦L型ラグ端子で受けます。取り付け用の端子を避けて4極中の3極に接続しまし…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編16)

製作編16 ケースの収めた出力トランスをシャーシに取り付けます。 取り付け準備 ケースの収めた出力トランスは、シャーシに取り付ける部品で一番背が高くなります。念のため、ケーストップを養生します。材料は梱包用のダンボールでケースサイズにカットして…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編15)

製作編15 出力トランスをケースに収めてシャーシに取り付けます。 閑話(ハンダこて安全) 製作作業の半分以上にハンダこてを使います。何度も同じ事を繰り返している為か、作業終了後に電源を切った事を忘れてしまい、後で外出先でやきもきする事がたびたび…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編14)

製作編14 実装完了したB電源回路の動作確認を行い、続いてC電源回路を実装して動作確認を行います。 B電源動作確認 動作条件は無負荷で、チョークインプット電源の負荷は20KΩとしています。緊張しつつ電源オン、何も起こりません。各部電圧は以下のとおりで…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編13)

製作編13 前回設計した初段用のB電源回路を実装します。 初段用B電源実装 必要な部品を秋月電子に注文しました。このところ注文の際に、「通販が混んでいるので発送に時間がかかる事があります」のようなメッセージが出ます。コロナの影響で買い物の為の外出…

無帰還広帯域真空管アンプ(製作編12)

製作編12 引き続きB電源の検討を行います。 B電源問題点 設計した回路の初段のSRPP構成の等価抵抗動作をさせる真空管のヒーターとカソード間の耐圧仕様を守るために初段の電源電圧を180V以下に押さえる必要があります。前回のチョークインプット電源の動作確…