製作編2
製作した端子台シールドの配線を行い、arduino UNO周りの基板、部品をデバッグ環境を使って動作確認します。
端子台シールドの配線
製作編1で端子台シールド基板は、ピンソケットと端子台の実装まで行いました。残った配線を行い完成させます。参考として回路図を再掲載します。
配線はハンダ面に被覆単線を使って行います。
基板面積が小さく、信号の流れにそった端子台の配置ができなかった為、配線が交錯してしまいましたが、なんとか完成しました。
arduino UNO電源供給
デバッグ環境の電源供給は、USB端子から行っていましたが、実使用環境はDCジャックから供給します。arduino UNOのDC入力仕様は以下のとおりです。
・入力電圧7~12V
・DC2.1プラグ
・センタープラス
という事で、写真のプラグを購入しました。
さっそく加工してユニバーサル電源から12Vを供給してデバッグ環境の動作を確認しました。
動作に問題はありませんが、下記の写真のとおりシャーシへの実装時の部品干渉が問題となる中、ジャックのボディーは基板配置の障害となる事が予想されます。
秋月電子のラインナップにDC2.1プラグ用のL型アダプタが販売されていた事を思い出しました。基板実装までに購入しようとおもいます。
表示モジュールの動作確認
前回の記事で製作の紹介をした表示モジュールの動作確認を行います。参考として回路図を再掲載します。
デバッグ環境に装着していた表示モジュール搭載のシールド基板を取り外し、代わりに上記で配線した端子台シールドに載せ替えます。続いて、表示基板と端子台シールド間を配線します。I2C用のSCLとSDAおよびGNDラインの3本です。表示基板へは、ユニバーサル電源から5Vを供給します。おそるおそる電源を入れましたが、正しく動作しました。
設計上、気になる点はGNDラインがループになっている点です。具体的にはLED点灯用電源のGNDと、aruduino UNOのI2C用のGNDラインがループとなります。オーディオ回路ではないので、誤動作さえしなければ問題ないとしてこのままとします。
プッシュSW
デバッグ環境では、基板実装用のタクトSWを使っていました。本番では使いにくいので別途購入しました。仕様としては、モーメンタリータイプ(押している時だけオン)のプッシュSWです。パネル固定タイプのラインナップがあまりない中、購入したものは正面パネルに取り付ける物としては、小さすぎました。(写真右)その後、トランスを共立エレショップに注文する際に、よさげな物があったので合わせて購入しました。
正直、押した感触はあまり良くはありませんでしたが、サイズは問題ありません。ボタンの色は赤、黒、緑を購入しました。動作確認をするために配線します。極性はありませんので、気にせず接続します。デバッグ用のタクトSWは押さなければデバッグには影響はないので、接続した状態で動作確認をしました。
デバッグ時のタクトSWと同様に動作する事が確認できました。これでリレー制御ブロックを除き、制御系の回路の動作確認ができました。次回は、注文したケースが届く予定なので、リアパネルの組立を行い、部品干渉を確認しながら基板配置の検討を行います。
つづく(製作編3)