2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

バランス変換ボリューム2(製作編1)

製作編1 ディスクリートアンプ製作開始時定番のトランジスタのhfe測定を行います。 コンプリメンタリペア選別 バランスボリューム用アンプのディスクリート化の時と同様に終段トランジスタのコンプリメンタリペアの選別を行います。NPNは2SC1815GR、PNPは2S…

バランス変換ボリューム2(設計編)

設計編 前回の構想に基づいてバランス変換ボリュームの新仕様を決定します。 ディスクリートアンプ 「パワーアンプの周波数特性(番外編7)」の記事の最後でも簡単に書きましたが、ディスクリート化したアンプを使ったバランスボリュームと、BTL方式DCパワ…

バランス変換ボリューム2(構想編)

構想編 アンバランス出力ソースの再生環境を改善したいと考えて構想します。 サルベージ 我が家にはロフトがありますが、魔窟と呼ばれるような物置となっています。普段はチョビと黒チョビ(どちらも耳の垂れてないスコティッシュホールド)の隠れ家となって…

パワーアンプの周波数特性(番外編7)

番外編7 前回につづき、製作済みのパワーアンプの周波数特性の測定を行います。 BTL方式A級DCパワーアンプ 終段およびドライバ段のトランジスタは、選別対応するためft=15MHzと特性を欲張らずに(サンケン2SC3851A/2SA1488A)入手性(安いものを大量に入手…

パワーアンプの周波数特性(番外編6)

番外編6 先日手に入れた低周波発信器を使ってプッシュプルパワーアンプの周波数特性を確認しつつ負帰還の効果、影響を確認します。 気になっていた事 以前、パラレルシングルパワーアンプ(S1605)を製作し、プッシュプルパワーアンプ(S1503)との音の比較…

音楽の女神への挑戦(決着編)

決着編 組み上がったディスクリートアンプバランスボリュームの音だしを行い、オペアンプとの音の比較を行います。 出力オフセット 前回、基板をシャーシ実装後にオフセット調整した結果を紹介しましたが、その結果を不思議に思われた方もいたかもしれません…

音楽の女神への挑戦(製作編8)

製作編8 残り1チャンネル分の実装完了させ、シャーシ上の基板を載せ換えます。 JRC MUSES 本題に入る前に挑戦相手のJRC MUSESシリーズについて改めて紹介をします。繰り返しになりますがMUSESはギリシャ神話に登場する文芸を司る女神たち(9神)です。文芸…

音楽の女神への挑戦(製作編7)

製作編7 ディスクリートアンプの部品実装を進めます。 channel-2実装 製作編5で、channel-1の実装および動作確認まで紹介しました。基板の状態は写真のとおりです。 その際に、発振対策部品としてセラミックコンデンサを使用しましたが、記事中でコメント…