設計編4
新規発注用の部品表を作成し、部品を発注します。
新規発注用部品表作成
在庫を確認した上で、新規に発注する部品表を作成します。基本秋月電子へ発注する予定ですが、電源トランスのみ共立エレショップへ発注します。発注用の部品表を作りながらいくつかコメントします。まずはユニバーサル基板について。
これは私の製作の標準基板として使用しているものですが、前回発注時までは単価が100円だったとおもいます。一気に1.8倍の価格にアップしていました。仕方がないと思いつつも、このアップ率は会社の担当製品にも適用させてもらいたいものです。次はアクティブフィルタの抵抗2本とコンデンサ2個を取り付ける為のポストです。本記事のアイキャッチ写真は現行のチャンネルデバイダ基板です。
アクティブフィルタ回路にポストを使う理由は、カットオフ周波数を変更する為にCR部品の付け替えを容易にする為です。と言っても今まで変更した事はありませんが・・・。このポストは背面のプレートをカットして使用しました。この部品を再注文しようと過去の記事を見直したりネット検索しましたが、見つけられませんでした。秋月電子のラインナップを確認したところ下記の部品を見つけました。
JSTのNHコネクタです。この部品が使えれば背面板のカットが不要なので好都合ですが、ピッチが2.5mmの為、ユニバーサル基板に使えるか少し心配です。2Pタイプであれば問題ないので、2Px2の購入も考えましたが、結局組み立て時の容易さを考えて4Pタイプをトライしてみる事にしました。次はミュート用のリレーです。
12チャンネルアッテネータ1号機製作の際にまとめ買いしたものが沢山余っています。構想時には、多段階のステップを想定していましたが、いざ製作の際に配線の複雑さから設計変更してリレーの使用数を減らしました。ユニバーサル基板を使った製作の限界を感じました。続いて電源用のショットキーバリアダイオードブリッジです。
バランスボリュームユニット製作で使ったものと同じです。Vfは0.62Vと通常のダイオードと比べると小さな値となっています。形状が大きい為か秋月電子の取り扱いは在庫限りとなっていました。次はArduino Nano互換品です。
3個セットで2,995円とリーズナブルな価格で、すでに2セット購入しています。製作で4個を使用したので、残り2個です。このマイコン私のようなアマチュアビルダーにとって大変有用です。最後は電源トランスです。
このトランスもバランスボリュームユニットの製作で使用しました。12V用レギュレータの入力に都合の良い電圧とする為に、一次巻線の120Vタップを使用し、2次巻線は15Vタップを使用します。欲を言うと、もう少し電流容量があればとおもいます。こんな事を考えつつ新規発注用の部品表を作成しました。
現行のチャンネルデバイダーの部品の流用が前提ですが、新規購入部品のみで6,200円、送料を含めると7,000円強となります。他にケースが必要ですが、これで数ヶ月楽しめると考えるとそんなに悪くはない買い物だとおもいます。次回はアクティブフィルター基板の実装を行います。
つづく(製作編1)