終段スイッチング電源検討(製作編24)

製作編24

届いたケースの梱包を開梱し、加工済みパネルの追加工を行い、リアパネルの組立を行います。

修理後の状況

前回紹介した12chアッテネータ修理後の状況ですが、使用の中でハングアンプは今までのところ全く起こっていません。そういえば、ハングアップは最近起こり始めた症状だった事に気がつきました。対策したハンダ不良の状況によりマイコン基板に異常なノイズが入り、ハングアップを引き起こしていたのかもしれません。引き続き様子を見ていきます。

梱包の開梱

前々回の記事で届いた梱包を紹介しましたが、有り合わせの梱包用材料を使った梱包形態となっていました。

蓋を開けてみます。

一面、エアキャップに覆われています。取り除いてみました。

フロントパネルとサイドパネルがエアキャップでくるまれています。緩衝材として新聞紙が使われていました。見えていた2部品を取り除くと、もう1枚のサイドパネルと加工済みのリアパネルがエアキャップでくるまれていました。

加工済みのリアパネルを取り出します。

エアキャップを取り外し、加工状態を確認します。

見た限りでは問題ありません。残りはトップおよびボトムシャーシと小物部品が入った2袋です。

2つの袋はそれぞれネジ、ゴム足とサイドパネルに取り付けるフランジ金具が入っています。さっそくリアパネルの加工状態を確認してみます。最初にハンドルを取り付けてみました。

あっけなく取り付ける事ができました。今回は大型の金具を採用しましたが、フロントパネル側は少し小さな金具に変更したいとおもいます。続いてACインレットを取り付けてみました。

これも問題なく取り付ける事ができました。続いてXLRパネルコネクタを取り付けています。

これも問題なく取り付けできました。ここまでのところ順調です。次はスピーカーターミナルを取り付けてみます。絶縁用の樹脂製のスリーブの径を測定し、その寸法で穴開け指示をした為に、樹脂製のスリーブは微妙な状況で入りませんでした。0.2mm程度大きめに指示をすべきでした。仕方がないので、リーマーで穴径を拡大します。両面から少し削ったところ、樹脂製スリーブは入りました。スピーカーターミナルを取り付けてみます。

残りの3カ所も同様に加工して、スピーカーターミナルを取り付けてみました。

最後はヒューズホルダの取り付けです。ヒューズホルダのボディーの断面は楕円形となっていますが、加工費を少しでも安くするため、穴を円で指定しました。よって取り付ける為には、上下に穴を広げる必要があります。湾曲した表面の金ヤスリを使って必要な穴径に広げます。

上下を削っては、ヒューズホルダを装着確認を幾度となく繰り返しました。上下が削れた時点で、サイドが引っかかっていたので、平ヤスリで両サイドを削った事でヒューズホルダが装着できるようになりました。

これで全部品の取り付け確認ができました。折角なので全部品を取り付けてみました。(本記事のアイキャッチ写真参照)大きすぎかと心配していたハンドルですが、そんなに大きな感じはしませんでした。パネルの内側はこんな感じです。

ハンドルの出っ張りがじゃまですが、角パイプ取り付け用の金具の流用なので仕方ありません。次回はフロントパネルの加工図を見直して加工を行います。

 

つづく(製作編25)