製作編15
リアパネル加工から再開します。加工完了後、リアパネルとフロントパネルに部品を取り付けて、パネル組立を完了します。
リアパネル加工続き
XLRパネルコネクタ取り付け用の穴あけの為、当日を含めて3日間上半身が筋肉痛になりました。いつも思いますが、次回の加工までに油圧式のシャーシパンチを購入したいものです。リアパネル加工の続きの最初は、ヒューズホルダ取り付け穴です。
取り付け穴の形状はφ12.9mmの穴の両サイドが幅11.9mmに抑えられています。
現状はφ11mmの穴があいています。穴の上下を曲面状のヤスリで削り、両サイドを平ヤスリで削って所望の穴径に近づけてゆきます。しばらく削っては、ヒューズホルダの差し込み確認を行い、所望の穴があきました。
写真ではわかりずらいですが、縦長の穴となっています。ヒューズホルダを取り付けてみます。
取り付けのがたつきゼロとはいきませんでしたが、いい感じで取り付けられました。次はACインレット取り付け用の穴開けです。現状はハンドニブラを通す為のφ10mmの穴があいています。角穴の頂点にポンチで印を付けていますので、カット線を引きました。
ハンドニブラで、カット線に沿って切っていきます。パネルは平板なので、カットし易いですが、カットが終わるともう何も握りたくない気分です。
ACインレットを取り付けてみたところ、取り付け用のネジ穴の位置がわずかにズレていたため、棒ヤスリで削って合わせました。
これでリアパネルの穴開け加工は完了です。
このまま、リアパネルに全部品を取り付けてみました。保護用にビニールシートをはがし、XLRパネルコネクタ6個とヒューズホルダおよびACインレットを取り付けました。
裏側はこんな感じです。
まずまずの仕上がりです。
フロントパネル組立
フロントパネルの穴開けは完了しています。取り付ける部品は、ボリューム2個と電源ランプを兼用した電源スイッチです。最初にボリュームを取り付けます。そのまま取り付けると、こんな感じです。
ボリュームの軸が長く、ツマミがパネルから浮き上がっています。どちらのツマミもパネルから1mmのクリアランスを残して取り付けられるようにボリュームの軸をカットします。軸にカット線を引き、軸を万力に噛ませて金鋸でカットします。ボリューム本体に負荷をかけないように軸を万力で固定しました。
ボリュームの軸は金属ながらやわらかく、カットしやすいです。材質は何でしょうか?もう1つののボリュームの軸も同様にカットしました。カット後、カット面をヤスリで削り完成です。ボリュームをパネルに取り付けてツマミを取り付けてみました。ツマミの取り付けは、ボリュームMin/Max位置が均等となるように合わせてネジ締めします。
ボリュームもいい感じで取り付けられました。パネルの最後は電源スイッチの取り付けです。本体を単純にはめ込んでネジ締めするだけです。
フロントパネルの裏側はこんな感じです。
これでフロントパネルとリアパネルの組立が完了しました。次回はケースの組立を行います。
つづく(製作編16)