12chアッテネータ2検討(製作編40)

製作編40

デジタル系の配線を行い、モーターボリュームの動作確認を行います。完了後、リアパネルの配線に着手します。

デジタル系配線

初めにモータードライバ基板の電源配線を行います。電源は6Vで、電源基板に専用の端子台を実装済みなので、そこへ配線します。電線は平衡電線を使用しました。

次はバッファ基板上のミュート制御回路への配線を行います。まずは電源配線です。電源電圧は12Vで電源基板上の端子台から2つの基板へ電源供給します。続いてミュート制御配線を行います。マイコンシールド基板に実装された端子台から2つの基板のコントロール入力用端子台へ配線します。

これでフロントパネルのモーメンタリーSWを除きデジタル系の配線完了です。

デジタル系動作確認

デジタル系電源トランスの一次側は先日表示確認を行ったままとなっています。この状態で改めてデジタル系の動作確認を行います。電源オンすると、デモ画面が表示され、モーターボリュームが初期化(Volミニマム)されました。デモ画面が左へスクロールアウトし、通常画面が表示されました。

その後、リモコンキー操作をいろいろと行いましたが、大きな問題はありませんでした。1点バグが見つかりました。ミュート中に減衰量表示が点滅しますが、点滅中の消灯状態でミュート解除すると減衰量の表示が消えたままとなります。

なんらかの操作を行うと表示は復活します。後で対策したいとおもいます。

リアパネル組立

加工済みの穴に部品を取り付けます。XLRパネルコネクタ12個とヒューズホルダ及びACインレットです。

XLRパネルコネクタはリアパネル正面左側に入力用を右側に出力用を取り付けます。初めに入力用にメスのパネルコネクタを取り付けました。

取り付け用にM3の皿ネジを使用しましたが、パネルコネクタの形状にいまひとつフィットしません。残りヒューズホルダとACインレットも取り付けました。

パネル背面はこんな感じです。

それをケースに合わせてみました。

なんかいい感じになってきました。

リアパネル配線

今までの通電動作確認は、デジタル系トランスの一次巻線にダイレクトに電源を供給して行ってきました。それを正規配線に切り替える為、リアパネル配線を行います。といっても、先に全XLRパネルコネクタに2芯シールド線を取り付けます。理由はパネルコネクタの端子形状起因で、リアパネル取り付け後の配線は難しい為です。2芯シールド線はいつも製作で使っているベルデンの1503Aです。端末処理がやりやすい為に使っています。写真はまずは1本ハンダ付けしたところです。写真手前が下側で、端子の形状が下側にカットが入っています。

もう一端の端末処理は、後で行いますがケーブルの引き回しを考慮して少し長めにカットしました。出力用端子6個の配線が終わりました。

残り、入力端子6個も同様に配線しました。

地味な作業な上、手間がかかるので途中でくじけそうになりながらもやりとげました。この状態でケースに合わせてみました。

いい感じです。ようやく電源配線にとりかかれます。

電源配線

一次配線の前に、残ったアナログ電源の配線を行います。バッファ基板2枚へ+/-12Vを供給します。電線はAWG22の電線を三つ編みして使います。

電線の両端はほぐれないようにインシュロックで固定しました。配線するとこんな感じです。

次回は電源の一次配線を行い、通電および動作確認を行います。

 

つづく(製作編41)