12chアッテネータ2検討(まとめ4)

まとめ4

ケース組立に関するまとめを行います。

ケース選定

製作済みのDAC-1とデザインの統一をするために、タカチ電機工業のOSシリーズを使用しました。フロントパネルに取り付ける部品も共通なので、フロントパネルの構造および部品配置もDAC-1に合わせました。納める部品の量がDAC-1に比べて多い為、奥行き寸法の大きい、OS-32-43SSに決定しました。

ボトムシャーシ加工

実装部品はバッファアンプ基板2枚、電源トランス2個、電源基板1枚、arduino UNO、モーターボリュームAssy、モーター駆動基板1枚です。配置概要は奥左側に電源関係部品を、奥右側にバッファ基板を、手前側にマイコンおよびモーターボリュームAssyとマイコン基板を配置しました。ボトムシャーシ加工図は以下のとおりです。

取り付け穴加工を行い、部品を取り付けた状態は以下のとおりです。

リアパネル加工

リアパネルには、XLRパネルコネクタ12個と、ヒューズホルダ、ACインレットを取り付けます。自前で加工する場合は、XLRパネルコネクタ取り付け用にシャーシパンチを使ってφ25の穴を12個あける事になります。シャーシパンチの穴あけには力が必要で、12個もあけると、パネルが歪んでしまいます。対策としてタカチ電機の加工サービスを使用しました。サービスを使用する前提で、XLRパネルコネクタの穴のサイズをφ24としました。加工図面は以下のとおりです。

この図面をタカチ電機のWebページから送信して見積りを入手後、加工依頼をしました。タカチ電機は実労5日納品を唱っていますが、代理店とのメールのトラブルでケース入手に約半月もかかってしまいました。加工済みのリアパネルは以下のとおりです。

部品を取り付けたらリアパネル完成です。

フロントパネル加工

フロントパネルには、モーメンタリースイッチ3個、表示パネル、赤外線受信ユニット、電源スイッチを取り付けます。表示パネルおよび赤外線受信ユニット取り付け部を隠すために、アルミパネル上にスモークのアクリルパネルを被せる構造としました。あるみパネルの加工図は以下のとおりです。

その上に被せるアクリルパネルには、電源スイッチとモーメンタリースイッチ3個を取り付けます。加工図は以下のとおりです。

表示パネルと赤外線受信ユニットは、アルミパネルに取り付ける為、皿ネジを使ってフロントパネル表面のアクリルパネルとの干渉を避けています。

表示パネルの角穴の切断面は、表示の光が反射して見にくくなる事を防ぐ為に黒のマジックで塗っています。

表示パネルと赤外線受信ユニットの取り付け状態は以下のとおりです。

上記アルミパネルに加工済みのアクリルパネルを被せて、スイッチ4個を取り付けたらフロントパネルの完成です。

ケース組立

作業性を考慮して、リアパネルのXLRパネルコネクタに2芯シールドケーブルをあらかじめ配線した状態でリアパネルを取り付けました。

この状態で、リアパネルをケースにとりつけました。だいぶ完成型が見えてきました。

次回は今回の製作の総まとめを行います。

 

つづく(まとめ5)