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バランス変換ボリューム2(まとめ編)

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まとめ編

バランス変換ボリュームの改造が完了したので、音を聴いてみます。

音出し

最終改造前に、製作編8で紹介した現行電源+ディスクリートアンプの組み合わせの状態で改めて音を聴きました。その時の音の確認と同様に、ソースはCDで、USB DACのアンバランス出力を使いました。

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製作編8でオリジナルと上記状態の音の比較を行いましたが、それから1週間が経過しています。その間にオリジナル状態の音の印象が薄れ、通常使用状態(フルバランス)の音の記憶が比較元に変わってしまったためか、この状態の音の印象が変わりました。一言で表現すると、まとまった感じの音で、こちらの方が高級コンポの音のように感じました。続いて同日中に最終改造を終えて中間改造状態の音との比較を行いました。

電源の違いによる音

最終改造後の音の印象は以下のとおりです。尚、比較元は上記の中間改造状態です。

・芯のある音
・量感ある低音
・重低音まで伸びている
・華やかな高音

その後、一旦フルバランス状態に戻して比較元をバランス変換ボリューム2として音の比較をしました。下記はフルバランス状態の音の印象です。

・全帯域で素直な音
・低音の量感がやや後退する
・高音の華やかさがやや後退
・音の印象の差は小さい

このよう結果となった事について考えてみました。DACによる反転信号の生成は今まで特性面の検証を行った事はありませんが、常識的に考えると、デジタル信号の遅延やDACの特性差による、Hot/Cold間の波形差は上限周波数20KHz程度の範囲では考えにくいとおもいます。一方、バランス変換ボリューム2を使用した場合は、Hot/Cold間のわずかな信号間の遅延はあるものの、ソースはまったく同一波形(アナログ信号)です。両者の違いの検証方法があれば試してみたいとおもいますが、良い方法がおもいつきません。バランス変換ボリューム2の高域の華やかさは、Hot/Cold信号間の遅延起因からくるものなのでしょうか?低音の量感がバランス変換ボリュームの方が勝る点は、基準電源用のツェナーダイオードに抱かせている電解コンデンサMUSE KZ品に変更したことによる効果かもしれません。

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それでは再度バランス変換ボリューム2に戻していろんな楽曲を聴いてみます。

USB DACアンバランス出力の音

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風の「冬京」のベースの量感は、バランスボリュームに勝っています。惑星では、従来のバランス変換ボリュームでは表現が難しかった奥行き感を感じ、弦楽の響きも美しいです。ケニードリューのピアノは華やかに鳴ってます。「夢見る事を過ぎても」は八神純子のハイトーンも華やかに聴かせます。ベースの量感も印象的でした。

ST-S333ESXの音

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最後に今回の改造の発端となった、チューナーST-S333ESXでFM放送を聴いてみます。私の学生時代とは違い、トーク主体の番組が多く楽曲の音の評価がやりにくいです。好みの楽曲が流れている放送を探し、切り替えて聴いてみました。どの局も100Hzあたりをブースとしているような鳴り方で、小音量で聴く際にはバランス良く聴こえます。流し聴きして、好みの楽曲に巡り会うにはいいですが、学生時代のようにエアチェックしてそれをソースにするまでの事はないとの印象でした。

まとめ

私のシステムはバランス電送・バランス駆動が基本ですが、大半の機器はアンバランス出力しかもたないため、接続の際には必ずバランス変換ボリュームが必要となります。従来は間に合わせと言われても仕方がない状態でしたが、今回の改造で納得できる状態とすることができました。今後はこれを使っていろんなソースを試したいとおもいます。

 

おわり(バランス変換ボリューム2)