製作編5
実装完了した電圧増幅段用電源基板の通電確認を行い、引き続きアンプ初段用Dual FETを変換基板への実装を行います。
電圧増幅段用電源基板通電確認
電源の回路図を改めて掲載します。
通電確認は、終段用電源基板通電確認時と同様に、電源をユニバーサル電源から供給します。本来であれば、供給電圧は電源トランス2次のピーク電圧を供給する必要がありますが、私のユニバーサル電源の最大電圧は+/-18.45Vなので、この電圧で確認を行いました。
電源ランプ用端子台には、直接LEDを接続して点灯確認を行いました。但し、アンプ動作時には、消灯する仕様の為、点灯確認後はLEDを取り外しました。確認は、終段用電源確認時と同様に、供給電圧の極性反転状態の確認も行っています。確認結果は以下のとおりです。
確認時に1点気になる点がありました。ユニバーサル電源の供給電流が+と-で異なりました。
写真上が、+の供給情報で下が-時のものです。+電源は6mAに対して-電源は-4mAとなっています。三端子レギュレータの仕様書を確認したところ違いの原因がわかりました。
上記は、それぞれのICの無効電流の仕様です。供給電流の差はこの仕様に起因していると考えられます。これでモノラルBTLアンプステレオ分の電源基板の実装は完了しました。
Dual FETの変換基板実装
次は、アンプ初段のDual FET 2SK2145の変換基板への実装を行います。現状オーディオ用DCパワーアンプの初段に適した簡単に入手可能なDual FETは他に選択肢がなく、私にとってハードルが高いチップ品を選択せざる得ません。このチップ品をアンプ基板に実装するために、変換基板に実装します。どちらも秋月電子で調達しました。
実際の部品は以下のとおりです。
基板のランドは6個ありますが、2SK2145は5ピンです。
最初にゲートに相当する基板のランドにハンダを盛り、全体の位置を合わせてゲートをハンダ付けします。残り4ピンをハンダ付けしますが、端子間のショートを恐れずにハンダ付けをして、ショートしてしまった場合は、ハンダ吸い取り線で余分なハンダを取り去ります。作業は、変換基板をテープで固定して行いました。
ハンダ付け完了後は、各FETの端子と変換基板の引き出し先のスルーホール間の抵抗値確認を行います。
次は、変換基板に接続用の端子をハンダ付けします。
この接続用端子ですが、変換基板のスルーホールと微妙に位置がずれているため、端子を奥まで差し込まない事がポイントです。
接続用端子は、端子を固定しているモールドの形状が上下で非対象となっています。アンプ基板への実装は、6ピンソケットに装着するため、取り外し時を考慮して変換基板への取り付け端子を選択しています。息切れしつつも、必要分(4個)の実装が完了しました。
細かな作業時は息をとめるため、まさしく息切れした状態となりました。やれやれ。次回は、変換基板へ実装したDual FETのIdssの測定を行います。
つづく(製作編6)