サブウーハーの製作(製作編21)

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製作編21

ウーハーユニットガードを製作します。

材料探し

ここのところ、会社の昼休みにアマゾンのサイトでウーハーユニットのガードとして使用できそうなものを物色してきました。検索ワードとして「金網」と入力するといろんな金網が表示されます。沢山の検索結果の中で使えそうなものはごくわずかです。さらに価格、サイズで絞り込むと候補がなくなってしまう状況です。その中で残ったものが下記の2点です。

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どちらも焼網ですが、片方が材質が鉄でクロメート塗装品、他方はステンレス製です。ステンレス製の方が良さそうですが、単価が約3,000円と高く、サイズも一回り小さい為、今回は鉄製クロメート塗装品を選択しました。現品が届きました。

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業務用焼網ストロング仕様で、焼網に使うにはもったいない出来映えです。

取り付け方法

ユニットガードをウーハーユニットと干渉をさせない為にはバッフル板から15mm以上網を離す必要があります。この為に、バッフル板に六角スペーサー(支柱)を立てる事にしました。支柱の取り付けには、ウーハーユニットの取り付けに使った鬼目ナットを使います。今回はおもてから見える状態となるので、フランジ付きの鬼目ナットを選択しました。強度を考慮して今回はM6仕様とします。必要な材料をアマゾンで検索しました。

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一般的な金物ですが、結構値がはります。M6の鬼目ナットの下穴はφ8.7~φ9.0との事で、木工用の刃の調達が必要です。近所のビバホームへ、焼網固定用のネジの調達時に購入する事にします。

部品調達

久しぶりにビバホームのネジ売場に来てみると、空の陳列用の棒が目立ちます。日々の仕事では、部品の調達難により生産で綱渡りな状況がここのところ続いていますが、こんなところまでその影響が出ていると改めて驚きました。焼網の固定用には固定面の広さを考慮してトラスネジを選択しました。アマゾンへ発注した鬼目ナットと六角スペーサーも届きました。

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加工

初めに鬼目ナットをバッフル板に取り付けます。下穴の位置は現物合わせで決めました。

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焼網の角の編目のセンター位置に印を付けて、φ9の穴をあけました。

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続いて鬼目ナットをねじ込みます。ねじ込みには六角レンチを使用します。

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表面のシナ材は柔らかいので、容易にフランジがバッフル面とツライチになるようにねじ込む事ができました。ねじ込んだ鬼目ナットに六角スペーサーを取り付けてみました。

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いい感じに取り付ける事ができました。同様に残り3カ所も加工します。

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どきどきしながら、焼網を被せてトラスネジで固定してみました。

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トラスネジは10mmを使いましたが、噛み込みが浅いため後で15mmのネジに交換したいと思います。それなりに仕上がりました。網を叩いてみると、鳴きが聞こえます。原因は焼網の構造にありました。

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焼網のフレーム強度を上げる為に、センターに補強用にフレームが追加されていますが、そのフレームと網が固定されていないために、網を叩くと接触して音が鳴ります。対策としては柔軟性のある接着剤で固定すれば問題なさそうです。一旦焼網を取り外してウーハーユニットを取り付けてみました。

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最後に焼網を取り付けます。

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それなりに仕上がったとおもいます。この状態で改めて音を聴いてみました。心配していた網の鳴きは一切ありません。このままでも問題なさそうです。一応見た目が問題なさそうな接着材は探してみたいとおもいます。次回は余った背面板をつかって背圧が抜ける背面板を作って音を聴いてみます。

 

つづく(製作編22)