サブウーハーの製作(製作編25)

製作編25

エンクロージャの塗装を行い、音を聴く準備を行います。

エンクロージャ塗装1回目

前回の記事で耐水ペーパーを使ってエンクロージャー表面を磨いたところまで報告しました。表面に削りカスが貼り付いていますのでエンクロージャを外に持ち出してカスを落とします。最初は刷毛で落としてみました。

落ちますが、あまり効率が良くありませんでした。次はウエスで擦ってみます。毛羽立ちが少なさそうなので、古い下着を切って使ったところ楽にカスを落とす事ができました。

エンクロージャを室内に持ち込み、塗装を行います。塗料はクリアタイプの水性ウエレタンニスです。水性塗料の場合屋内塗装でも大きな問題はありません。購入したものには、塗装時に使えるカップが付属していますので、それに塗料を移して使用します。エンクロジャーは、テーブルにエンクロジャーよりも2回り程度大きなダンボールを敷いて背面板を下にして置きました。作業性考慮して今回は、背面は塗装しない事にします。初めにバッフル面を塗装します。予想よりも多くの塗料が必要でした。

ネジ穴保護用に取り付けたトラスネジの頭の脇に塗料が溜まりますが気にせず進めます。次は周囲の面を塗装します。最初に木口を塗装して続いて板の表面を塗装します。塗装は木目に沿って行い、木目が縦の場合は、下から上に塗っていきました。

今回は木口テープを使用しなかったので、木口は多少多めに塗料を使用しました。面を変える時はテーブルごと回転させて次の面を塗っていきます。

塗装2回目

全ての面を塗り終わり約4時間程放置したところ、塗装面が乾いたので改めてエンクロージャーを外に持ち出してサンドペーパーで磨きました。今回は#240を使用しました。全面を均等に磨きましたが、せっかく塗った塗装を落とす作業なのでモチベーションはいまいち上がりません。

改めてエンクロージャーを室内に持ち込み、2回目の塗装を行います。塗装の要領は1回目と同じですが、塗料は1回目ほど使わずに全面を塗る事ができました。

写真ではあまり違いがわかりませんが、肉眼での見た目は格段に上がっています。少し写真の取り方を変えてみました。

表面の滑らかさが確認できるとおもいます。本日の作業はここまでです。

塗装3回目

翌日塗装が乾いたので、エンクロージャを外に持ち出して改めてサンドペーパーで磨きます。今回は#400を使用しました。手で表面を触り、ざらついている部分のみ磨きました。板の表面は比較的磨く必要は少なかったですが、木口部分は高確率で磨く必要がありました。板の表面を磨いた部分は、手触りは滑らかになるものの、塗面にキズが付くのがわかり、今回もあまりモチベーションの上がる作業ではありませんでした。木口部分は磨くと滑らかになり次の塗装に期待が膨らみます。

3回目も同じ要領で塗装を行いました。

再組立

4時間程放置し、塗装が乾いたので組み立てを行います。まずはゴミ用ポリ袋に入れて保管した吸音材を詰め込みます。前回の入れ方と多少異なりますが気にせずに進めます。

次にウーハーユニットを取り付けます。その前に塗装の保護用に取り付けたトラスネジを全て取り外しました。トラスネジと頭の脇の塗装が乱れていますが、部品取り付けで隠れてしまうので気にせず作業を進めます。ウーハーユニットと取り付けの要領は前回と同じです。配線を間違えずに行い、M6のネジ8本でユニットを取り付けました。

最後に六角支柱を取り付けて、ユニットガード用の焼網を取り付ければ組立は完了です。次回は塗装済みのスーパーウーハーの音を聴いてみます。

 

つづく(製作編26)