サブウーハーの製作(製作編5)

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製作編5

引き続きエンクロージャの組立を進めます。

丸穴の確認

エンクロージャーの組立を進めていますが、エンクロージャーは調整と塗装に手間がかかるため、チャンネルデバイダーの製作よりも先行させています。まずは前回の記事で紹介したターミナルの穴の確認を行います。2つの穴にターミナルボックスを組み込んでみました。

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少し余裕はありますが、いい感じで組み込む事ができました。但し、背面板を水平方向から見ると、ターミナルの頭頂部がボックスから覗いています。

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オリジナルの設計は、ターミナルが小型の物が想定されていましたが、ネットにバナナ端子の差し込みが浅いとのコメントを見つけて敢えて大きなターミナルの物を選択しました。ボックスの設計を変えずにターミナルのみを大きな物に変えた為、このような状態になっています。仕方がないので、後で、背面の四隅に小型のゴム足を付けたいとおもいます。続いて、バッフル板の穴の確認を行います。ウーハーユニットを取り出して装着してみました。

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ターミナルボックス以上に穴径に余裕はありますが、装着には問題ありませんでした。これで穴の確認は完了です。

エンクロージャ組立

エンクロージャは、基本的に木工用ボンドで接着します。どの程度の量が必要かわからないので、業務用(500g)を購入します。普通に販売されているものは、コニシの木工用ボンドで、スタンダードタイプと速乾性タイプの2種類がありました。スタンダードタイプは、接着時間が0~10分で、速乾性タイプは0~5分でした。組立時の位置出しに時間が必要なので、今回はスタンダードタイプを購入しました。

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冬場の組立なので、使用可能温度範囲を確認したところ2℃以上だったので問題はありません。組立は予備のバッフル板の上に4枚の板を立てて、その4枚を接着します。最初に2枚の側面板を立てます。安定が悪いので、直角にカットしたダンボールでアシストしました。

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ダンボールは、セロハンテープで固定しています。対抗する板も同様に立てました。

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この状態で、天面板を接着します。立てた2枚の板の木口に接着材をたっぷり付けて指で延ばして、位置を合わせて天面板を押しつけました。下面板も同様に接着して位置を合わせてクイックバークランプで固定しました。

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圧力をかけると、ボンドがはみ出しますが、濡れタオルで拭き取りました。内側は直角にカットした厚紙ではみ出したボンドを削ぎとりました。内側はこんな感じです。

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接着を待つ間にアシスト用ダンボールを取り外しました。接着時間10分経過しましたが、ボンドは乳白色のままです。1時間程時間をあけて補強材を取り付けます。まずは接着した四隅に20mm幅にカットした補強材を取り付けます。補強材の2つの面にボンドを塗って接合部に取り付けます。取り付け位置は、バッフル面に補強材の頭を合わせました。しっかり角に押しつけた状態で釘で補強材を固定しました。釘を打った面は天下面板です。次は背面板を受けるフランジを取り付けます。補強材と同様に20mm幅でカットしたものを、背面内側に取り付けます。位置は、背面板が丁度エンクロージャ後面にツライチで収まるようにします。補強材と同様にボンドを塗った上で釘で固定しました。

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後で気がつきましたが、写真のフランジ材は間違ったものを取り付けたため、左右に隙間ができています。後で対応を考える事にしてそのまま進めます。4本取り付けて完了です。

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慣れない木工作業で疲れてしまいましたが、大きな問題もなく組立は進められています。次回はバッフル板加工を行います。

 

つづく(製作編6)