12chアッテネータ2検討(製作編38)

製作編38

フロントパネルアルミ加工を行います。

フロントパネルアルミ加工

改めて加工図を掲載します。

取り付け部品は、モーメンタリスイッチ3個と表示パネル、赤外線受信モジュールと電源スイッチです。初めにA3用紙に印刷した加工図を外形に沿って切り取ります。それをフロントパネルに貼り付けました。

続いて穴のセンターと、角穴の四隅にポンチで印を付けます。まずは穴のセンターに併せてφ2mmのドリルで穴を開けました。角穴の四隅はなにもしません。

次に表示基板取り付け用の穴2カ所をφ2.5のドリルで穴径を広げます。さらにドリルの刃をφ3.2に取り替えて残りの穴径を広げました。さらにドリルの刃をステップドリルに取り替えて電源スイッチとモーメンタリースイッチおよび赤外線受信窓の穴径をφ10mmに拡大しました。電源スイッチの穴径のみさらに拡大してφ16まで広げました。部品の位置決めは、アクリルパネルに任せて、アルミパネルは部品の固定さえできればいいという方針です。モーメンタリースイッチ取り付け穴は、リーマーでφ11まで広げて無事スイッチ取り付けができました。

残り2カ所も同様に穴を拡大し、取り付け確認を行いました。次は電源スイッチ取り付け確認です。アクリルパネル加工時に使った加工図を合わせてみたところ穴位置がかなりずれている事が発覚しました。やれやれ。

やすりで削ってアクリルパネルの穴位置に合わせました。結果、長穴となってしまいましたが、アルミパネルは部品の固定さえできればいいので機能上の問題はありません。加工したアルミパネルにアクリルパネルを被せて部品を取り付けてみました。部品は問題なく取り付けができました。喜び勇んでケースに取り付けてみたところあれれ?・・・。アクリルパネルの両サイドに隙間が・・・。

やってしまいました。アクリルパネルの外形寸法ミスです。外形寸法を単純にアルミパネルの有効寸法としてしまいましたが、幅は有効寸法ではなく実寸法にする必要がありました。これも、ケースさえ予定どおり入手できていれば、アクリルパネル加工前に加工図をケースに被せて事前にミスに気がついたとおもいます。アクリルパネルを加工した土曜の作業が全て無駄になってしまいました。

アルミパネル加工続き

気を取り直して、アルミパネルの加工の続きを行います。表示パネル用の角穴をあけます。穴あけ部分にφ10の穴をあけてそこにハンドニブラを入れて地道にカットしていきます。

アルミと言え、t2mmのカットは手に堪えます。なんとかカットを終えて、カット面をヤスリでならしました。表示パネル固定用にφ2.5の穴をあけていますが、皿ネジ用の加工を行います。φ7.2のドリルビットで手作業で皿加工を行いました。

表示パネルの取り付けは、10mmのスペーサーを使用します。アルミパネルへの固定は2カ所のみですが、残り2カ所はアルミパネルにあてるのみです。

固定用2カ所のスペーサ取り付け部にチップインダクタが実装されていて、ナットとのクリアランスがほとんどありません。本組立時にはプラワッシャを入れて保護したいと思います。表示パネルを取り付けるとこんな感じとなりました。

表側はこんな感じです。

なかなかいい感じです。本来であればここでアクリルパネルを被せて点灯確認をしたいところですが、ミスが悔やまれます。次回は引き続きフロントパネルの加工を進めます。

 

つづく(製作編39)