製作編2
製作したDCオフセット検出回路の動作確認を行います。
閑話
遅まきながらイラスト生成AIエンジンStable Diffusionを使ってみました。あわよくば、本ブログのイラストに使えないかと考えた為です。使い方は至って簡単で、描きたいイラストの内容を単語で入力するだけで、そのイラストが瞬時に生成されます。初めに「真空管 EL34」と入力してみました。結果は以下のとおりです。
真空管ぽい物が描かれていますが、正直なんだかわからない物です。EL34が一般的に理解されていない単語ではと考えて次は「プレミアムな真空管」と入力してみました。
先ほどよりはマシな感じはしますが、説明がなければこれもなんだかわかりません。そういえば以前に、旧JRCのオーディオ用オペアンプmusesシリーズの評価記事を書いた際に娘に芸能の女神ミューズのテレプシコーラを描いてもらった事を思い出しました。
制作費1,000円としては上出来きです。このイラストに対抗する為に、芸能の女神ミューズに関連する単語をいくつか入力してイラストを生成してみました。結果は本記事のアイキャッチ写真のとおりです。ようやくそれっぽいイラストが生成できました。それでも説明がなければミューズ神とは理解してもらえないと思います。私の単語の与え方が悪いのか、なかなか希望のイラストを生成する事ができませんでしたが、また機会をみてトライしてみたいとおもいます。閑話休題
動作確認の前に
前回通電確認の途中で100kΩの入力抵抗を追加する回路変更を行いました。忘れないうちに回路図を更新しておきます。
この回路は、パワーアンプ出力で駆動される為、抵抗追加による影響はないと考えられます。基板の最終状態を参考に残しておきます。
思いの他、回路実装に苦労し、部品面およびハンダ面ともに被覆ジャンパ線を多用してしまいました。またハンダ面には抵抗をジャンパ実装してしまいました。信頼性上の懸念はなさそうなので、このまま使用します。
動作確認
確認は試作基板の確認時と同様に発振器から正弦波を入力し、出力波形をオシロスコープで観測しました。
最初に20Hz/2Vppの信号を入力しました。
一次LPFで信号は減衰していますが、絶対値回路は正しく動作しています。入力信号を0.1Hz/2Vppに変えてみました。
出力は一次LPFの通過域周波数の為レベルは大きくなったものの、出力保護回路により4.44Vに押さえられています。同様にch2も確認しました。
ch1と同様で特に問題ありませんでした。ch3, ch4も同様の確認を行い、問題のない事を確認しました。ch4の確認では、さらに大きな信号入力された場合を想定して0.1Hz/12Vppの正弦波を入力してみました。
ツェナーダイオードによる出力保護の効きがよくなり、出力レベルは4.64Vに押さえられています。これでDC過大レベル入力時、マイコンポートを壊す事はありません。次回は出力保護回路およびLED点灯回路を実装します。
つづく(製作編3)