DACユニットの検討(設計編3)

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設計編3

回路設計が終わったので、検討用のブレッドボードシャーシの設計の為に主要部品の寸法確認を行います。

主要部品寸法確認

検討用にブレッドボードシャーシに主要部品をスタッドを使って直接取付を行う予定です。デジットキットは基板の外形寸法は明記されていましたが、取り付け寸法が記載されていません。仕方がないので、主要部品の発注を行い現品確認を行う事にしました。本記事のアイキャッチ写真は購入したデジットキットです。左からS/PDIFトランシーバー、DAC、IV変換基板です。

DACキット

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DACキットは、組立説明書、プリント基板、実装用部品で構成されています。プリント基板には、あらかじめフラットパッケージのPCM1792Aが実装されています。実装用部品は、おおまかに部品別にパッケージングされていてパッケージングの間違いを減らす工夫がされています。そこから基板を取り出し、紙の上に置いて取り付け用の穴のセンターにマーキングをして寸法測定を行いました。

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確認結果は以下のとおりです。

外形寸法:56 x 33

取付寸法:48 x 25

S/PDIFトランシーバーキット

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同様に基板を取り出して寸法測定をしました。

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この基板にはフラットパッケージ2個が実装されていました。寸法の確認結果は以下のとおりです。

外形寸法:66 x 39

取付寸法:58.5 x 32

OPAMP_B基板キット

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同様に基板を取り出して寸法を測定します。この基板にはあらかじめ実装された部品はありません。

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寸法の確認結果は以下のとおりですが、組立説明書に記載された外形寸法が間違っていましたので注意が必要です。

外形寸法;51 x 38

取付寸法:43 x 30

パルストランス

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パルストランス実装基板キットは在庫切れだったため、トランス単品を購入してユニバーサル基板へ実装する予定です。実装用の基板は秋月電子で購入します。固定4カ所のD基板を選定しました。

外形寸法:47 x 36

取付寸法:41 x 30

平衡不平衡変換基板

ユニバーサル基板に回路を実装します。2個入りオペアンプが2個実装されるだけなので、私の標準基板を使用します。秋月電子のC基板です。

外形寸法:95 x 72

取付寸法:89 x 66

電源基板

+/-15V用とそれ以外の回路用の2枚構成とします。基板は標準基板を使用するのでサイズは上記の平衡不平衡基板と同じです。

LCDパネル

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LCDパネルもブレッドボードにスタッドで固定するので、同様に寸法測定を行いました。測定結果は以下のとおりです。

外形寸法:80 x 35

取付寸法:75 x 30

arduino UNO

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arduino UNOは、12チャンネルアッテネータのソフト開発の際に使用したデバッグボードをそのまま使用します。ブレッドボードへ固定はせずに、上に載せる事にします。

外形寸法:136 x 102

電源トランス

アナログの+/-15V用にHDB-30(L)を、それ以外の電源用にHDB-12を使用します。共立エレションプのHPに下記の寸法図がありました。

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頭の体操のような取付穴寸法指定ですが、下記と理解しました。

■HDB-30(L)

外形寸法:70 x 70

取付寸法:60 x 60

■HDB-12

外形寸法:65 x 65

取付寸法:55 x 55

これでブレッドボードに取り付ける部品の寸法確認は完了です。次回は今回測定した寸法を使って検討用ブレッドボードの加工図を作成します。

 

つづく(設計編4)