無帰還広帯域真空管アンプ(製作編3)

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製作編3

リアパネルの加工から再開し、シャーシ上面の加工準備を行います。

XLRパネルコネクタ取り付け

XLRパネルコネクタはアマゾンで発注しましたが、中国発送の為、注文後17日経過していますが、まだ到着していません。ノーブランド品のため都度加工寸法の確認が必要ですが、現品がないので確認ができません。幸い再度在庫を確認したところ2個XLRパネルコネクタを発見しました。

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過去に使用した残りなので、図面上の加工寸法は問題ありません。安心して製作ができます。φ10の下穴をφ25に広げますがシャーシパンチを使用します。

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シャーシパンチは力勝負です。いつもの事ながらへとへとになりましたがなんとかパンチを終えました。

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あらら、なんか変です。カット端がだれています。やらかしてしまいました。φ25のカッターにφ30用のウスを使ってしまった事が原因でした。このウスはφ25とφ30が共用になっているため装着ミスが詳細原因です。ラジペン等で矯正しようとしましたが、無理だったのでそのまま使用する事にしました。XLRパネルコネクタを取り付けるとこんな感じです。

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コネクタ脇に隙間がありますが、我慢の限度内です。気を取り直してもう一方の加工を行います。今度は間違えずにウスをセットしました。

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今度はきれいに穴があきました。XLRパネルコネクタを取り付けるとこんな感じです。

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これでリアパネルの加工は完了です。

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シャーシ上面加工準備

前回の真空管アンプ製作の際に、トランスの取り付け寸法を間違えて加工図を作成して痛い目を見たので、今回は加工前に改めて現品の寸法確認を行いました。改めて加工図を掲載します。

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最初に電源トランスとチョークコイルを確認します。

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どちらも問題なさそうです。続いて真空管ソケットを確認します。追加で発注したものもぎりぎり届きました。

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現在海外輸送がコロナの影響で逼迫している為、大幅な到着遅れを心配しましたが、数日の遅れですみました。

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左が在庫分で右は今回購入品です。案の定寸法が異なりました。在庫品はφ18で取り付けられますが、今回購入したものはφ21に変更が必要でした。尚、取り付けネジのピッチの変更は不要です。図面に赤ペンで寸法を記入し、図面の変更は後で行います。

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基板と出力トランスケースは前回使用したもとの同じ物なので確認を省略します。新たに調達した部品は以上です。

シャーシ加工開始

初めに加工図を外形に沿って切り取ります。但し、両サイドはボンネット取り付け用フランジを逃げています。カットした加工図を外形に沿ってシャーシに貼り付ける為にシャーシに合わせてみました。

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なぜかサイズが合っていません。長辺方向が約10mm短くなっています。フロント・リアパネル加工図と同じプリンタで印刷したのに何でだろう?改めて印刷しなおすしかありません。せっかくなので印刷前にソケットのサイズ修正も行いました。修正加工図は以下のとおりです。

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今はA3用紙が使えない為、左右とセンターの3枚に分けて印刷してシャーシに貼り付けました。

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今度はサイズは問題ありませんでした。センター用の加工図面に従ってチョークコイル、電源トランス、電源基板の取り付け穴のセンターにポンチで印を付け、センター加工図を剥がして、それ以外の加工穴のセンターに印をつけました。加工穴センターおよび角穴の頂点にポンチで印をつけました。加工図を剥がすとこんな感じです。

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今回トラブル連発させてしまったので、一旦間をとります。次回は気を引き締めなおしてシャーシの加工を行います。

 

つづく(製作編4)