終段スイッチング電源検討(設計編6)

設計編6

ケースの加工図面を見直して、リアパネル加工見積もりを行います。

リアパネル加工図見直し

設計編4でリアパネルの加工図を作成しました。

その後、実装部品を入手しましたのでその寸法を反映します。初めにハンドルの寸法反映します。上記加工図では、M6で穴の間隔41mmで作図していました。入手したハンドルは以下のとおりです。

入手したハンドルは、初めてのSUS製で従来使用してきた三価クロメートメッキ製のものに比べて耐腐食性能が期待できます。ネジ寸法はM6で共通ですが、取り付け穴の間隔が51mmに大きくなります。単純に取り付け穴間隔を変更しました。次はスピーカーターミナルの寸法反映します。

写真のとおりネジは楕円形状となっていて回り止め構造をとっているように見えますが、シャーシと絶縁を取る為の樹脂部品が対応していない為にネジの締め付けのみで緩み防止をするしかありません。

シャーシと絶縁を取るための樹脂部品径はφ10mmでした。これも単純に寸法変更しました。次はヒューズホルッダです。取り付け穴は楕円ですが、最小径は11.5mmです。φ11.5で加工依頼をして、後でヤスリで削って対応したいとおもいます。ACインレットとXLRパネルコネクタの寸法は作成済みの加工図どおりでした。上記を反映してリアパネルの加工図をアップデートしました。

見栄えはあまり変わりません。

取り付け部品寸法干渉確認

リアパネル取り付け部品と、他のパネルに取り付ける部品の干渉確認を行います。初めにハンドルの干渉確認を行います。図面だけの確認では考え違いをしそうなので、同シリーズのケースを採用したアンプを見ながら確認を行います。写真はLow-ch用のモノラルBTLアンプです。

このアンプの場合、ハンドルをパネル端から約28mmの位置に取り付けています。

今回はパネル端から34mmの位置なので問題ありません。アンプ基板との干渉は、アンプ基板取り付け位置を、後で調整する事ができるので問題ありません。他部品に関しても、干渉する相手の部品位置を後で見直す事で回避できるのでリアパネルの加工図は現状で問題ないと判断しました。これで加工見積もり依頼の準備は完了です。

加工サービス見積もり依頼

前回はメールのトラブルにより、見積もり依頼してからケース入手までに16日もかかってしまいました。私はメインのメールアドレスとしてniftyを使用しています。過去に見積もりのやりとりメールが迷惑メールホルダに転送される事があり、注意していましたが、前回は注文確定メール受信後の訂正メールが迷惑メールホルダに転送されてしまい、注文処理が遅れた事がLT増の原因です。再発を防止する為に今回は代理店を変更する事にしました。今回はスピーカーターミナルや電源トランスを購入している共立エレショップを使用してみます。従来はタカチのWebページから代理店を指定して見積もり依頼をしますが、今回は共立エレショップのWebページからの見積もり依頼となります。

トップページの左列に専用のボタンが設けられていてやる気が感じられます。写真はそのボタンを押したときのものです。今までとの手順の違いは、最初の見積もり依頼先が異なるだけのようです。

添付の加工図はdxf/dwgまたはpdfでもいいようです。私が使用しているAR CADはdxfへのエクスポート機能があるので、dxfファイルを生成して見積もり依頼をしました。通信欄には念のため「1部品(リアパネル)のみの加工」とコメントを書きました。今回の代理店変更が吉とでるか・・・待ち遠しいです。次回はアンプ基板の実装を開始します。

 

つづく(製作編17)