製作編17
アンプ基板の実装を開始します。
実装方針
今まで、本ブログにて2セットのトランジスタ式モノラルBTLパワーアンプを製作しました。初回は無我夢中で製作し、2回目は経験を積んだタイミングで製作したため、HotとColdのアンプを対称に製作し、左右のヒートシンクを兼ねたサイドパネルに実装しました。
写真奥の2枚の基板と手前と右の基板の部品実装た対称となっています。アンプを組み立てたときに、左右のサイドパネルに実装した基板の電源および入力の端子台がアンプ手前にくるようになっています。
今回は終段トランジスタ実装用基板を同じ仕様で4枚製作済みなので、アンプ基板も全く同じ仕様で実装したいとおもいます。
改めて回路図を掲載します。
この回路図中のドライバ段までを実装します。私のアンプの特徴は、ドライバ段からフィードバックをかけている為、このアンプ基板単体で動作確認ができます。2段目のバイアス調整用のトランジスタは、接続用に3極の端子台を実装し、トランジスタは終段ヒートシンク取り付け用の専用基板に実装します。
実装開始
まずは、電源(3極)と入力信号用端子台(2極)を取り付けます。アンプ組立時に配線がやりやすいように、基板をサイドパネル取り付け時に上側となる位置に取り付けました。基板の実装は、同じ作業の記事を複数書くのを避けるために4枚平行して進めます。
次は電源端子台脇にパスコンを取り付け、+/-の電源ラインを基板の長辺にそって敷線しました。
続いて入力抵抗を入力端子台脇に取り付けました。
次は、初段差動アンプの定電流回路を実装します。使用するトランジスタは選別品の中から黄色の編みかけ品を使用します。
まずはそのトランジスタとベース抵抗を実装しました。
続いて定電流回路の残り、ツェナーダイオードとエミッタ抵抗を取り付けます。
ハンダ面配線は今のところ効率的にできています。次はJFET実装用のソケットの準備をします。6pinのソケットを買っていなかったので、8pinソケットで代用します。実装ミスを防ぐために不要な2pinを引き抜きました。
ラジオペンチで簡単に引き抜く事ができました。この対応の差し間違い以外のメリットとしては、該当2pinのハンダ面が有効利用できます。加工したソケットを基板実装します。実装位置は、入力信号の配線効率を優先して決めました。
次は、オフセット調整用のポテンションメーターを実装します。実装は摺動子が+電源ラインに接続しやすい位置としています。続いて初段の負荷抵抗を今取り付けたポテンションメーターの抵抗の両端に接続しました。
続いて、ブートストラップ回路を実装します。実装部品はトランジスタ2個とツェナーダイオードと抵抗です。トランジスタは選別品の中から青の編みかけ品を使用しました。
これで初段の部品の実装完了しましたが、いい感じに部品が配置できました。いまの所、余計な被覆ジャンパー線も使用せずに済んでいます。次回は2段目以降の実装を行います。
つづく(製作編18)