終段スイッチング電源検討(製作編38)

製作編38

加工済みのボトムシャーシに部品を取り付けて、配線を行います。

部品の取り付け

部品を正規取り付けする前に、各部品の取り付け確認を行います。最初はマイコン基板取り付ける為に、樹脂製の台座にM3のタップ加工をします。

この方法には実績がありますが、失敗が許されないので緊張します。無事4カ所の加工が完了しましたが、1カ所は基板の取り付け穴が基板ポスト脇で、ネジの頭が干渉して使用できませんでした。3カ所固定すれば問題ありません。

次は、リレー基板の取り付け確認を行います。取り付け穴2カ所を現物合わせで開けた為、容易に取り付けできました。

続いて、オフセット検出用の絶対値回路基板の取り付け確認を行います。穴位置がややずれていた為、ボトムシャーの穴を削って六角スペーサーの取り付け位置を修正しました。

次は、配電基板の取り付け確認を行います。絶対値回路基板と同様に穴を削って六角スペーサーの位置を微調整して取り付けを行いました。

取り付けの向きは、スイッチング電源への配線長を考慮して決めました。最後は、スイッチング電源3個を取り付けます。並びは、右からプラスアンプ電源、マイナスアンプ電源、それ以外の電源用です。取り付けはM3ネジ2本なので、容易に取り付ができました。

ボトムシャーシ加工で開けた放熱用の穴はこんな感じです。

個別の部品取り付けの確認ができたので、全部品を取り付けました。

アンプ用+ー電源には、通電確認時に取り付けた電線が付いていますが、これは本配線で使用します。配線の最初は、スイッチング電源のAC入力配線を行います。

AC入力配線は、それぞれの電源から独立に電線を出しています。あとでまとめてAC配線を行います。続いて、アンプ用の+ー電源の配線を行います。電線AWG14を使用している為、配電基板の端子台にぎりぎり挿入できます。

次は、マイコン基板への配線を行うために製作済みのシールド基板をarduinoに装着します。

実装されている端子台は、オフセット信号入力用と電源ランプとリレー制御出力用です。そこへ、オフセット信号配線を行います。配線先は絶対値回路基板で、電線は平行電線を使用しました。

マイコン配線の次は、電源ランプとリレー制御信号配線を行います。配線先はリレー基板で、電線は三つ編みにして使用しました。

続いて、マイコンの電源配線を行います。arduinoへの電源供給方法はいくつかありますが、今回はDCプラグ経由です。電源プラグはセンタープラスでφ2.5のものを使用します。

それに平行を接続して使用しました。

マイコン用の電源は左のスイッチング電源ですが、リレー基板の電源配線とまとめて接続します。

電線接続部は熱収縮チューブで保護しています。次は、スイッチング電源のAC入力配線を行います。3台分の配線をまとめます。

マイコン電源配線と同様に、熱収縮チューブで接続部を保護しました。次は、絶対値回路基板の電源配線を行います。専用の配線先を作らなかったので、配電基板の他接続用の端子台に仮配線しました。

これでボトムシャーシ取り付け部品内で完結する配線は完了です。(本記事アイキャッチ写真を参照)次回は、仮組したケースを被せて、他の配線を行います。

 

つづく(製作編39)