安定化電源製作(評価編11)

評価編11 3種類の電源の特性を測定して、結果を比較します。 概要 電源の特性測定は、製作済みのダミー負荷用のジグを使用して行います。測定項目は以下の3点です。それぞれの項目ごとに結果の比較を行い、最後にまとめとして音質の評価結果と特性の比較結…

ポケットオシロDSO203校正(番外編16)

番外編16 ポケットオシロスコープDSO203の校正が必要な事がわかり、電源の評価前に校正を行いました。 オシロスコープ校正 私のオシロスコープはDSO203というオープンソースのポケットオシロです。 購入時にマニュアルの手順に従い校正を行いました。その後…

安定化電源製作(評価編10)

評価編10 3つの電源をチャンネルデバイダに搭載して音質の比較を行います。 3つの電源 音質比較の前に特性の測定を行う事も考えましたが、その結果により先入観をもって音質比較することに成るので先に音質比較を行う事にしました。音質比較を行う3つの電…

安定化電源製作(評価編9)

評価編9 安定化電源の矩形波応答を使って、位相補償用コンデンサ容量を決定します。 安定化電源位相補償 2回に渡り番外編を入れましたので、安定化電源回路のおさらいをします。正負電源回路は素子の極性以外は共通なので、正電圧電源回路のみ再掲載します…

中華製発振器導入(番外編15)

番外編15 中華製発振器を導入しましたので経緯と使い勝手を紹介します。最後に改造もしてしまいました。 発振器 今まで使ってきた発振器は、地味な機器なのでお金をかけたくないと考えて、家内にKENWOODのAD-203Dをオークションで落札してもらったものです。…

自作アンプで年末を聴く2(番外編14)

番外編14 一昨年に引き続き、昨年製作したアンプで年末特番を聴きました。 昨年の製作 昨年(2017年)は、NS-1000Mのマルチアンプ駆動化とA級バランスHPアンプの製作に時間をかけたため、具体的なオーディオ製作記事としては下記の5本となりました。 ・01/0…

安定化電源製作(評価編8)

評価編8 三端子レギュレータ版の電源実装が完了したので、ジグの動作確認を兼ねてお試しでマイナス出力の負荷試験を行います。 -12V出力お試し負荷試験 先日の記事で安定化電源+12V出力のお試し負荷試験を行いました。今回は三端子レギュレータ版電源-12V出…

安定化電源製作(評価編7)

評価編7 比較用に三端子レギュレータを使った安定化電源を製作します。 三端子レギュレータ ヘッドフォンアンプ用の電源で+/-12Vと+/-9Vを左右独立電源として標準基板に実装するために三端子レギュレータを使用しましたが、標準基板を使って+/-12V左右独立…

安定化電源製作(評価編6)

評価編6 ポケットオシロ用プリアンプが完成したので、これを使って安定化電源負荷時の電圧変動がモニタできるか確認してみます。 プリアンプ評価残り 電圧変動モニタの前に、前回の記事で確認が漏れてしまったプリアンプの入力保護機能の動作確認を行います…

安定化電源製作(評価編5)

評価編5 ポケットオシロ用プリアンプの回路定数を決めて、実装を行います。 プリアンプ定数決定 前回の記事で回路を決定しましたが、定数を決定して実装を開始します。 AC入力のカットオフを10Hz以下とするため、手持ちの部品在庫を見ながらCRフィルタをC=0…

安定化電源製作(評価編4)

評価編4 ジグが完成したのでお試しで製作した安定化電源にジグで負荷をかけてみます。 お試し負荷試験準備 負荷試験は使用環境であるチャンネルデバイダに製作した安定化電源を組み込み、トランスから電力供給した状態で確認すべきですが、その前にお試しで…

安定化電源製作(評価編3)

評価編3 +電源用ジグ回路実装が終わったのでジグ回路の通電確認を行います。 ジグ回路おさらい 製作したジグ回路は、評価用電源から任意に一定電流および、発振器からの入力に従った波高値の電流を流すことができます。ジグ自体は+/-12Vの電源が必要です。…

安定化電源製作(評価編2)

評価編2 評価用ジグ回路設計が終わったので部品を選定して組立を行います。 オペアンプの選定 手持ちのオペアンプの在庫を確認したところ4種類ありました。全て8pin dipの2回路入りです。「MUSES8920」「NJM082BD」「NJM4556ADD」「NJM2904D」ですが、型…

安定化電源製作(評価編1)

評価編1 安定化電源基板の実装が終わったので性能の評価を行います。 評価構想 電源に要求される性能はいろいろありますが、今回は出力インピーダンスと周波数特性に着目したいと考えています。出力インピーダンスは、負荷電流を変えて出力電圧を観測します…

安定化電源製作(製作編5)

製作編5 回路2までの動作確認が終わったので引き続き回路3~4の実装を進めます。 回路3実装 回路3は回路1と同じなので、同じように配線します。基板を見ると最初に配線したGNDラインの位置が悪く、回路3用に回路1と同じ実装スペースが確保できてい…

安定化電源製作(製作編4)

製作編4 正電圧安定化電源回路の実装が完了したので通電確認を行います。 通電準備 通電確認にはトランスの代わりにユニバーサル電源を使用します。供給電圧はトランスの出力電圧AC12Vのピーク値に相当する+/-16.9Vとしました。念のため過電流保護も設定し…

安定化電源製作(製作編3)

製作編3 正電圧安定化電源の回路実装を先行して行います。 正電圧電源回路実装 初めての安定化電源の設計製作なので、念のため正電圧電源回路の実装を先行し、動作確認を行い、問題なければ他回路の実装を行いたいとおもいます。最初にフィードバック用のト…

安定化電源製作(製作編2)

製作編2 トランジスタのhfe測定が終わったので、部品レイアウトを検討して実装を開始します。 部品のレイアウト 私の使用する標準基板(95 x 72mm)に回路を納めるために部品レイアウトの検討を行います。+/-合わせて安定化電源回路が4回路が実装され、さ…

安定化電源製作(製作編1)

製作編1 製作編恒例のトランジスタのhfe測定からスタートし、部品を揃えます。 トランジスタ準備 今回の安定化電源は、ヘッドフォンアンプで使用したトランジスタと同じものを使用します。具体的にはサンケンの2SC3851A/2SA1488Aと東芝の2SC1815GR/2SA1015G…

安定化電源製作(設計編)

設計編 安定化電源回路の動作の理解ができたので、設計を行います。 設計仕様 今回は、チャンネルデバイダー用の電源の載せ替えを前提に設計を行います。図はチャンネルデバイダーの回路図です。 オペアンプを使ったベッセル特性のアクティブフィルターとそ…

安定化電源製作(構想編)

構想編 ディスクリート構成の安定化電源を使ったアンプの音を聴いてみたいとおもい、安定化電源の設計製作を構想します。 電源回路 今までの製作で採用した電源回路は大きく以下のとおり大別できます。 1)全波整流コンデンサ平滑回路 2)ツェナーダイオード+…

A級バランスHPアンプ製作(まとめ編)

まとめ編 やっと完成したので、設計のまとめと音を聴いた印象を紹介します。 設計まとめ HPアンプ回路は当初の設計から下記3点を変更しました。 ・ゲインを約9.2倍(19.3dB)から2倍(6.0dB)に下げた ・終段のアイドリング電流を70mAから60mAに下げた ・出…

A級バランスHPアンプ製作(製作編26)

製作編26 前回発振対策が終わったので、残るハム対策を含めて完成度を上げます。 ハムの状況 バランス出力はまったくハムが聴きとれません。アンバランス出力は聴きとれるレベルのハムが出ています。アンバランス系で気になる点は、ヘッドホン出力でL/Rチャ…

A級バランスHPアンプ製作(製作編25)

製作編25 位相補償コンデンサの容量を調整して発振対策を行いましたが、発振が止められなかったため、状況を整理して改めて対策を検討します。 状況の整理 前回は、いきあたりばったりに対策及び効果確認を行い、泥沼に入ってしまったので状況を整理します。…

A級バランスHPアンプ製作(製作編24)

製作編24 修理の終わったヘッドフォンアンプ基板をシャーシに取り付けて動作確認をします。 再組立 基板をシャーシに取り付けて配線を元通りに接続します。ヘッドフォンを接続せずに電源を入れます。最初に終段のアイドリング電流を確認しました。ターゲット…

A級バランスHPアンプ製作(製作編23)

製作編23 amp4の出力が-9Vに貼り付く原因を今度こそ特定して修理を完了させます。 原因の特定3 シャーシに組み込んだ状態では検討しにくいため、基板単体で確認を行います。 シャーシ取り付け状態の確認と同様に、電圧増幅段のみ電源を入力して症状が同じ事…

A級バランスHPアンプ製作(製作編22)

製作編22 ゲイン変更後の確認で、4チャンネル目のヘッドフォンアンプで不具合が発生したため、原因を特定して修理します。 おさらい ヘッドフォンアンプのゲインが高すぎて、ボリュームの調整範囲が狭いためゲインを9.2倍から2倍に下げました。4チャンネル…

A級バランスHPアンプ製作(製作編21)

製作編21 動作確認で発覚した3つの不具合の原因を特定して対策を行います。 3つの不具合 4回分イベントレポートを入れましたので、思い出すために前回の「A級バランスHPアンプ製作」記事で確認した3つの不具合についておさらいします。 ・バランス出力は…

2017真空管オーディオフェア(番外編13)

番外編13 前回につづいて、2017真空管オーディオフェアのレポートをします。 講演3 「オープンテープからデジタル録音のヒストリィ」のタイトルで加藤しげき先生の講演でした。 企画はラジオ技術を発行しているアイエー出版です。サブタイトルは「フィール…

2017真空管オーディオフェア(番外編12)

番外編12 先週に引き続き、オーディオイベント真空管オーディオフェアに行ってきましたので2回に渡ってレポートします。 真空管オーディオフェア 今年は23回目で10/8と10/9の2日間、秋葉原損保会館で開催されました。主催は真空管オーディオ協会で後援は…