2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

DACユニットの検討(構想編2)

構想編2 前回の調査でTIのPCM1792Aを採用したデジットキットが良さそうだったので詳細を調べてみます。 DACチップ実力 前回の記事では、入手可能な出来合い基板間でDAC ICのスペック比較を行いましたが、次は現行のUSB_DACに搭載されたチップとの比較を行い…

DACユニットの検討(構想編1)

構想編1 今まで手つかずだったDACユニットを製作するために事前検討を行います。 テーマ選択の背景 前回、Hi-ch用6N6PA級プッシュプルアンプが完成し、予想以上の変化があったのでその後もいろんな楽曲を楽しんでいます。普段はあまり聴かない80年代のJ-Pop…

High-ch用アンプ製作(まとめ編4)

まとめ編4 今回の設計と製作の総まとめを行います。 今回の設計について 製作前1000Mマルチアンプシステムのブロック図 Mid-chとHi-chは同一設計のEL34ppA級アンプを使っていました。 Hi-ch用EL34ppA級アンプ#1周波数特性 前々回の記事の特性比較は、Mid-ch…

High-ch用アンプ製作(まとめ編3)

まとめ編3 Hi-ch用の6N6Pppアンプが完成したので音を聴いてみます。 音聴き1 初めに、このアンプの個性を確認するためにロクハンフルレンジスピーカーを接続して音を聴いてみました。使用したスピーカーはFostexの16cmフルレンジユニットFF165WKを専用のエ…

High-ch用アンプ製作(まとめ編2)

まとめ編2 初段の出力部以外にカットオフ周波数に影響を与えているパラメータがないか念のため検証を行います。 他回路の影響確認 初段出力部のポール以外の影響確認も行いました。 初段のグリッドに発振対策として2.7KΩを入れています。前段のバランス変換…

High-ch用アンプ製作(まとめ編1)

まとめ編1 製作と調整が終わったので周波数特性の測定を行います。 動作確認 周波数特性の測定前に、動作確認を行いました。確認は10cmフルレンジスピーカーに接続して音楽を聴きます。入力は、USBDACのバランス出力をバランスボリュームユニットで受けて、…

High-ch用アンプ製作(製作編17)

製作編17 注文したインダクタが届いたので、発振対策の続きを行います。 発振対策2 前回の記事で発注したインダクタが届きました。 2品種がラジアルリードタイプで、1品種がトロイダルコアタイプです。実装を考えると、1番小型なラジアルリードタイプで対…

High-ch用アンプ製作(製作編16)

製作編16 前回の記事で発覚した、発振対策をおこないます。 終段暫定調整 発振対策に入る前に、終段のバイアス電流を暫定的に調整します。前回確認した発振レベルであれば調整はできそうです。シャーシに取り付けたチップジャックを使って調整しました。 最…

High-ch用アンプ製作(製作編15)

製作編15 出力トランスと入力の配線を行い、配線を完了させます。引き続き通電確認を行います。 出力トランス1次巻き線抵抗測定 前回の記事ではアンプ回路図を掲載しなかったので改めて掲載します。 出力トランス1次巻き線の配線前に1次巻き線の直流抵抗…